渋皮煮は手間がかかる料理ですが、丁寧に下処理をすることで、艶やかで美味しい仕上がりになります。
材料
* 栗：1kg
* 砂糖：栗の重さの50～60%
* 重曹：大さじ1（下処理用）
* 醤油：小さじ1（隠し味、なくても可）
作り方
1. 下処理（渋皮を傷つけないように）
* 栗を流水で洗い、1～2日ほど水につけておきます。これで鬼皮が柔らかくなり、むきやすくなります。
* 栗の底（座）の部分から包丁を入れ、鬼皮をむきます。渋皮を傷つけないよう、慎重にむいてください。
* むき終わった栗をたっぷりの水に入れ、重曹を加えて火にかけます。沸騰したら火を弱め、10～15分ほど煮ます。
* 火からおろして冷まし、栗を傷つけないようにそっと流水で洗います。表面についた筋や毛のようなものを、竹串などで丁寧に取り除きます。
* この工程（煮る→洗う）を、水の濁りがなくなるまで2〜3回繰り返します。
2. 煮る
* 鍋に下処理を終えた栗を入れ、ひたひたになるくらいの水を加えます。
* 火にかけて沸騰したら、栗の重さの半量の砂糖を加え、弱火で20分ほど煮ます。
* 残り半量の砂糖を2～3回に分けて加え、煮崩れないようにゆっくりと煮詰めます。
* 栗が柔らかくなったら、火を止めます。煮汁につけたまま冷ますと、味が染み込みます。
3. 仕上げ
* 完全に冷めたら、清潔な保存容器に移します。煮汁も一緒に入れましょう。
* 冷蔵庫で保存し、1週間程度で食べきるのがおすすめです。
ポイント
* 渋皮をむく際は、包丁の他に専用の栗むき器やピーラーを使うと便利です。
* 煮ている最中に栗が空気に触れると酸化して黒くなることがあるので、キッチンペーパーなどで落とし蓋をすると良いでしょう。
* ブランデーやラム酒を少量加えると、香りがよくなり、大人向けの味になります。
手間はかかりますが、出来上がりの美味しさは格別です。ぜひ、ご自宅で挑戦してみてください。