寺本果樹園の投稿一覧

お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
途端に寒くなってきましたが、みなさんの地域はいかがですか?僕が住んでる邑南町は、ついに1桁気温に突入しました。来週は3℃の予報です🥶


さて、今日は「『シャインマスカットが1番うまいのは、おそらく収穫して3日後』という仮説」についてお話しさせてください。


【お知らせ①】
『生産者に聞く島根の魅力。しまねからのごちそう便ー実は果物もすごいんです!島根のフルーツを味わうー』
こちらのトークイベントにゲストとして参加します!!

東京でやりますので首都圏の方々や関東圏の方々、ぜひぜひ遊びにきてください✨めっちゃアツく語る予定です🔥
詳しくは、『タイトルをコピペ→検索で1番上のサイト』をチェックしてみて下さい!!


【野菜も果物も、味の決め手は『鮮度』】
現在寺本果樹園ではシャインマスカットの収穫しており、残りは【100房】くらいで佳境を迎えております。
6000房あったシャインマスカットも、残りちょっと…油断せず頑張ります!!

そんなシャインマスカットですが、寺本果樹園では基本的に『直売』という販売スタイルをとっております。

これは、読んで字の如く『直で売る』(直接売る)=お客さんに直接売るということで、一般的な販売スタイルとはちょっと違います。
(ここでの一般的な販売スタイルとは『市場流通』(=市場出荷や、JAさんを通しての市場出荷)とします。)

ちなみに、寺本果樹園は元々『市場流通』の販売スタイルでした。
ですが色々考えて、3年ほど前から『直売』へとスタイルチェンジをしました。


理由は色々とあるのですが、大きな理由の一つに『鮮度』がありました。

やっぱり野菜や果物など農産物は、基本的に新鮮であればあるほどおいしいと思ってます。
ですが、市場流通などの一般的な販売ではどうしてもお客さんに届くまでに時間がかかって、鮮度が少し落ちてしまいます。

具体的には、
直売:農家→お客さん
市場:農家→(JAや集荷業者)→市場→卸→バイヤー(スーパーの人)→お客さん
こんな感じで、どうしても時間がかかってしまいます。

もちろんこのシステムは日本中に食べ物が不足することなく行き届く最高のシステムで、このおかげで僕たちは食べ物に困ることなく生活できてるのですが、『鮮度』という面ではやっぱり少し落ちちゃうかなと思います。

寺本果樹園では、『おいしさ』を重要視して農業してますので、『おいしさ』に密接に関係してる『鮮度』を無視するわけにはいかないと思い、販売方法を『直売』へとスタイルチェンジしました。


【『「採れたて新鮮!」←1番おいしい』と思ってたけど…】
農産物のおいしさに鮮度が深く関わってるのは間違い無いです。

ですが、ここ数年「採れたて新鮮!」が1番おいしいというのは、ちょっと違う気がしてきました。
僕の感覚のお話なので、話半分できいてください。

モノによっては、「採ってから次の日の方がおいしいな」と思うことがあります。
1番そう思うモノがトマトです🍅

採れたてのトマトは、酸味が強すぎて味が尖ってるように感じて少し食べにくいです。
収穫して1日置いたトマトは、この酸味がおとなしくなってて食べやすいです。

イチゴも同じで、採れたては少し酸味を感じて(モノによっては酸味が強くて)、1日置くと酸味がおとなしくなってより甘味を感じます。

どちらも僕の感覚でしか無いので正解かどうかは怪しいですが、トマトに関しては30年トマトを作り続けている父も同じことを言ってました。

ですが、多分ほうれん草とかキャベツとかは違う気がします。
果菜類(果実を食べる野菜)は1日置くほうがいい気がしますが、葉菜類(葉っぱをべ食べる野菜)はシナシナになっちゃうので採ってからすぐ食べる方がいい気がします。


【シャインマスカットが1番うまいのは、おそらく収穫して3日後】
仮説として聞いてください。
『シャインマスカットが1番うまいのは、おそらく収穫して3日後』です。

そう思ったエピソードが1つありまして。

寺本果樹園では、糖度チェックと併せてよく食味調査もします。
粒を一つ食べてみておいしいかどうかをチェックします。

すると、「これ糖度は高いのに、なんかおいしくないな…」と思うことがあります。

「なんかおいしくない」の具体的な内容として、
・香りが弱い
・味がぼやけている
・味が薄い
などがあります。

「これじゃ出荷できないな」と思って、とりあえず端の方に避けてシャインマスカットの作業の続きに入ります。

端の方に避けたシャインマスカットを次の日食べてみると、なぜかとてもおいしく感じました。

香りに関してはよくわからないですが、甘味に関してはガツンとくる甘さになってました。

果実の水分がとんだのか、収穫して樹から切り離されたことで果実内の物質の組成が変わったのか。
何かはわかりませんが、とにかく甘くておいしくなりました。

そして、これは房によってばらつきが大きいので断定は難しいですが、多分収穫して3日後が1番おいしいっぽいです。

モノによって次の日とか2日後とかありますが、「なにこれ!味がない!」と思ったシャインマスカットを1・2・3日後と食べ比べしてみたら、3日後が1番おいしくなってました。

おそらくこれ以上置くと、シャインマスカットのパリッとした食感が損なわれるので、3日ぐらいが丁度いいような気がします。

この仮説は正しいのか…。
みなさんもよかったら試してみてください😆


というわけで、「シャインマスカットが1番うまいのは、おそらく収穫して3日後」というお話でした!

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お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
なんでもないはずなのに、「よっこいしょ」と言うことが増えてきました。もう若くないです。


さて、今日は「叶った夢を諦めた話と、諦めた夢がもう一度叶いそうな話。」についてお話しさせてください。


【お知らせ①】
ちょっと本題の前にお知らせさせて下さい。

現在シャインマスカットの収穫の真っ只中!!もちろん販売もしております👍
10月のシャインマスカットは、しっかりと熟してよりおいしくなってますので、ぜひ食べて見て下さい✨


【お知らせ②】
『生産者に聞く島根の魅力。しまねからのごちそう便ー実は果物もすごいんです!島根のフルーツを味わうー』
こちらのトークイベントにゲストとして参加します!!

東京でやりますので首都圏の方々や関東圏の方々、ぜひぜひ遊びにきてください✨めっちゃアツく語る予定です🔥
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【寺本直人は果樹農家じゃない】
現在寺本果樹園ではシャインマスカットを栽培しており、ぼちぼち畑の残弾も無くなってきて、10月いっぱいゆっくりやって終わるかなーと言ったところです。

シャインマスカットが終わったらひと段落…と見せかけてイチゴの準備が着々と進んでおります🍓

おそらくイチゴは11月半ばには収穫できそうな感じで、収穫のための段取りや畑と調整場の準備をしとかないといけません。
来週には最低気温が2桁を切るので、そのためのイチゴハウス改造もしないといけません。

シャインマスカット終わってもまだまだやるぞ🍓🍓🍓


という感じで果物栽培をやっておりますが、それは実は姉の話。
『寺本果樹園』の代表は寺本秋穂で、弟の寺本直人は、実はただのバイトです。

寺本直人の屋号は『寺本野菜園』で、本業は野菜農家です。
けど訳あって野菜はほぼほぼやっておらず、姉ちゃんの手伝いをやってます。


【野菜農家になるのはちっちゃい時からの夢だった】
元々僕は野菜農家でした。

どれくらい野菜農家だったかというと、
・大玉トマト 3000株
・ブロッコリー 20000株
・広島菜(漬物用白菜てきなやつ) 3000株
・ホウレンソウ 20000株くらい
をやってました。

ほかにも、キャベツを7000株やったり、白ネギを60000本やったり、サニーレタスやナスをやったこともあります。

野菜農家になる前は、農業高校と農業大学校(島根県は農林大学校)で野菜について座学・実習共に専門的に学んでました。
高校の時には、意見発表大会や検定競技大会という農業について語ったり知識を競う大会に出たりしました。大学の時にも意見発表大会に参加したり、農大の卒論が良い感じだったので島根県の代表になったりしました。(これは自営就農の準備が忙しかったので辞退しました。)
農大ではトマト栽培を手にして、卒論もトマトの研究をしてました。

学生で農業について勉強する前は、農家である両親の手伝いをしてました。
小学3年生の時からトマトの手伝いを始めて、5年生の時には夏休み毎日トマトの収穫や箱詰めのお手伝いして2万円もらい、高校生の時には朝5時からトマトやナスの収穫の手伝いをして学校に行く前まで畑作業をしてました。

小学3年生でお手伝いを始める前は、5歳の時に畑で姉ちゃんと鬼ごっこをしてたのを覚えてます。
夏の日のネギ畑で、雪が降る冬の日のハウスで。ある時は田んぼの畦に座って父がトラクターしてるとこをずっと見てました。

こんな感じで、物心ついた時からずーっと農業一色の人生です。
人によっては、「俺は農家なんか継がないからな!!」という方もおられます。けど僕は、自然と「僕も将来は農家になるんだろうなー」と思って農家になりました。

何か強い初期衝動があったわけではありませんが、自然と農家になる!と思ってました。けどこの想いが薄れたことはなかったです。

そして月日が経って、寺本直人は20歳の時、晴れて野菜農家になりました。


【野菜農家をやめると決めた25歳】
20歳から農家になり、5年ほどは野菜栽培をしていました。

今もしっかり儲かっているとは程遠くなんとか生活できてるといったくらいですが、
野菜栽培をしていたときはもっと悲惨でした。

売り上げは500万円ほどで、肥料やら出荷ダンボールやら経費を引いたら利益は100万残るかどうかでした。

自分1人では生産量が限られる中、野菜の市場単価は悪く、『安いけど大量生産』『少量生産だけど高単価』どちらの戦い方もできず、八方塞がりでした。

そうやって悪戦苦闘してる中、隣で果樹栽培をしている姉は売り上げ800万円ほどで、経費を引いた利益は400万円くらいでした。

仕事してる時間は同じくらいか、野菜の方が多いくらいでした。
果樹は野菜ほど時間かからず、売り上げは倍近くて、経費は半分くらい。

どっからどう考えても姉の果樹栽培の方が優秀でしょ。
「すぐにでも野菜やめて僕も果樹をするべき!!」

合理的に考えれば当たり前ですが、僕は悔しくて悔しくてたまらなくて、「野菜は悪くない。野菜栽培のポテンシャルを引き出せない僕が悪い。負けないぞ!頑張るぞ!」と5年目が終わる時まで頑張ってました。

ですが、頑張っても頑張っても結果は出ず、農業関係者からは「今よりブロッコリーを15000株増やさないとだめだね」といったようなことを言われ、「直人くんもブドウ栽培をしよう」と言われ、「自分だったらもう農業やめるね」とも言われました。

そんなことやあんなことが色々とあって、25歳のとき僕は野菜農家をやめました。
農家になって5年、農家を目指して20年、僕は野菜農家をやめました。
野菜農家をやめて果樹農家になりました。


【「君のためを思って言ってるんだよ」風に諭したり「なんだ直人野菜やめたんだ」みたいな冗談言ってたけど、20年間積み上げてきたものを捨てる痛みをお前ら分かってんのか】
25歳の時にこれまで積み上げてきたもの全部捨てて果樹農家兼姉のお手伝いになりました。

文字にしてたった42文字。たった2行の文章で終わる話です。
ですが、時間にすると実に20年間です。

5歳の時から農業に触れて、小学3年生から農業の手伝いをして、高校と大学で農業を勉強して、晴れて20歳の時になって野菜農家になって。
それを全部捨てて僕は果樹農家になったんです。

葛藤や苦しみが無いわけないじゃん!!
ここまで本気になって野菜栽培に取り組んできてようやく野菜農家になったのに合理的判断だけでスパッとやめられるわけないじゃん!!

なのに「君が今からどうやったらなんとかなるか考えてるんだよ」とかあたかも諭してる風な話で優越感たっぷりの顔で頭上から話してきたり、それでいざ野菜やめて果樹始めたら「直人もう野菜やめたんだ」とか冗談混じりに言ってきたり。

全部うるせー!!

みたいなことが色々とあって、歯軋りしながら諦めるように野菜農家をやめて果樹農家になりました。
今では果樹も楽しいなと思いながら農家やってます。

ですが「野菜農家をやめる」と決心した時、実は考えてたことがありました。
野菜農家を『やめる』のではなく、『休む』ことにしよう。そう考えてました。

「今はまだ時じゃない。野菜栽培ではうまく行かなかったけど、果樹をやって技術や経験、資金や人脈とか実力をつけてからまた野菜栽培をしよう。僕は野菜農家を『やめた』んじゃなくて、野菜農家を『休んで』るんだ。」

そう考えて、20年積み上げてきたものを捨てて果樹農家の道を進みながら、いつか時が来るのを待ちずっと牙を磨くことにしました。


【思ったよりも早く時が来そう。諦めた夢がもう一度叶うかもしれない。】
そんな中、思ったよりもはるかに早く時がきました。
新しい道の駅、「道の駅邑南の里」です。

先日の記事でもお話ししましたが、邑南町では新しい道の駅がオープンし、毎日繁盛しております。

繁盛の反面、「モノがない」という課題も抱えております。

『自分でしっかり価格を決められる「道の駅邑南の里」で、とても繁盛してよくモノが売れる状態で、でもモノが少なくて道の駅も困ってる。』

時はきました。
野菜栽培の生き残る道が見えてきました。

「道の駅邑南の里」めがけて野菜栽培すれば、しっかり売り上げも立ちそうです。しかも、「道の駅邑南の里」もとにかく出荷してほしいとのこと。

まさかこんなに早く野菜農家に戻れそうな時が来るなんて思っていませんでした。
あと10年はかかると思ってました。

もちろん今のブドウやイチゴや大玉トマトやメロンがある中で、すぐに野菜農家に戻れるわけではありません。
両立するために人手を募ったり、どういった野菜を栽培するのか計画もしっかりしないといけません。

ですが、「一度諦めた野菜農家を、もう一度やれるかもしれない」という希望は、今の僕には十分過ぎるほどです。

道のりはまだ遠く、歩みは一歩ずつゆっくりですが、絶対にもう一度夢を叶えます。
絶対やってやるぞ💪🔥✨


というわけで、「叶った夢を諦めた話と、諦めた夢がもう一度叶いそうな話。」というお話でした!

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お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
ブドウが少しずつ落ち着いてきて、また天気も過ごしやすくなってきたので、プライベート時間がちょっとずつ充実してきました。久しぶりに筋トレできてスッキリしました💪


さて、今日は「地元に新しくできた道の駅、「道の駅邑南の里」、寺本果樹園もお手伝いしたい!」についてお話しさせてください。


【お知らせ①】
ちょっと本題の前にお知らせさせて下さい。

現在シャインマスカットの収穫の真っ只中!!もちろん販売もしております👍
10月のシャインマスカットは、しっかりと熟してよりおいしくなってますので、ぜひ食べて見て下さい✨

ご購入できる場所はブログ1番下に記載しております!絶対チェックして!!


【お知らせ②】
『生産者に聞く島根の魅力。しまねからのごちそう便ー実は果物もすごいんです!島根のフルーツを味わうー』
こちらのトークイベントにゲストとして参加します!!

東京でやりますので首都圏の方々や関東圏の方々、ぜひぜひ遊びにきてください✨めっちゃアツく語る予定です🔥
詳しくは、『タイトルをコピペ→検索で1番上のサイト』をチェックしてみて下さい!!


【「道の駅邑南の里」がイケイケ】
ひとつ前の記事でもお話ししましたが、邑南町に新しくできた「道の駅邑南の里」がイケイケでやばいです。

オープンから2ヶ月経ちますが、客足が全く衰えることなく連日お客さんで繁盛してます✨

スタッフの方から何度も「今日は過去一大変だった…」と聞いてます。お客さんの数なのか売り上げなのか、過去一を何回も更新してるらしく、いち邑南町民としても盛り上がってるのはとても嬉しく思います😊

そんな「道の駅邑南の里」は、もちろん農家的にもとても助かっております。

お客さんがたくさん来てくださるということは、その分農家が作った野菜や果物や地域の特産品が売れるということ。
寺本果樹園もその恩恵を大いに受けており、シャインマスカットが爆売れしております🍇✨

寺本果樹園も連日過去一を更新しており、ニヤニヤが止まらなくなっております🥴


【全国の道の駅が抱えている課題】
とは言ったものの、やはり課題は抱えているそうです。

僕は農家であって道の駅運営者ではないので、道の駅が抱えている課題を把握できているわけではないですが、農家から見ても明らかにわかる課題があります。

それは、『品薄問題』です。

道の駅は普通のお店とは違って、『農家の人が自分とこの農産物を持ち寄って商品にしている』という、少し特殊な構造になっています。

道の駅だから当たり前っちゃ当たり前ですが、おそらく運営者側からすれば不安要素がかなり大きいとこだと思います。

普通のお店であれば、
・棚が空けばそこに商品を置く。
・置く商品が無くなれば仕入れをする。
というった具合に、基本的に商品がなくなることはなく、棚が空くことは少ないかと思います。
(ちなみに、僕は高校時代スーパーのバイトで青果部門のバックヤードをやっており、時間があれば棚を確認して、少なくなっていれば商品を出すように指導をされてました。)

しかし道の駅では、
・農家が持ち寄り棚に商品を置く。
・農家が来なければ、棚が空いたまま。
という具合に、棚の空き具合は農家依存になってるかと思います。

実際には道の駅も仕入れをしておりますが、あまり道の駅が仕入れ品に頼ってると「道の駅なのに地元産の野菜がないとは何事だ!!」とお客さんも農家も思ってしまうそうです。

そうやって棚がガラガラになってしまうと『もの悲しさ』が道の駅に漂います。
この『もの悲しさ』はお客さんもガッツリ感じとって、お客さんの満足度低下、ひいては道の駅の売り上げに大きく影響してしまいます。

そしてこの課題は、全国の道の駅が直面しているそうです。


【道の駅運営者ではなく、道の駅出荷者である寺本果樹園ができること】
こういった課題以外にも、農家には見えない多くの課題を道の駅は抱えていると思います。

正直な話、僕は運営者ではないので課題があったとしても直接何かをできることはありません。

ですが、農家として寺本果樹園として『お手伝い』できることはあります。
【農家としてしっかり農産物を作って、道の駅に出荷すること】です。

シャインマスカットをしっかり作って出荷する。
イチゴをしっかり作って出荷する。
大玉トマトもメロンもしっかり作って出荷する。

農家としての職務を全うして、道の駅に貢献できるのであればしっかりと果たしたいと思います。

もちろん至らないところはたくさんあります。
主に、出荷時期に穴ができてしまうとか。

シャインマスカットは9〜10月。
イチゴは11〜5月。
大玉トマトは6〜7月。
メロンは7〜8月。
こう見ると1〜12月まであって穴がないように見えますが、6〜8月はシャインマスカットの準備で多くは作れません。また、11〜3月の冬場はイチゴの収穫量が十分ではなく多くは作れません。何より、品目数が少なすぎます。

そこで姉と相談しているのが、「野菜栽培をしよう」ということ🥦🥬🥒🍆
いろんな野菜を栽培することで、道の駅の棚を豊かにしようという作戦。

キャベツ、ブロッコリー、大根、白菜、長ネギ、にんじん、ほうれん草、小松菜、水菜………。
パッと思いつくだけでもこんなにあります。

一つ一つが少なくても良いので、品目数を増やすことで道の駅の棚の見た目が少しでもよくなったら良いなって思います。

野菜栽培するにしても課題は山積みですが、まぁなんとかします💪
いきなり100%フルスロットルは無理でも、できる範囲からちっちゃく始めていきたいと思います✌️

とにかく!!
「道の駅邑南の里」に、寺本果樹園もお手伝いしたい!!そのためにも、ちょっとずつ野菜栽培頑張ります💪


というわけで、「地元に新しくできた道の駅、「道の駅邑南の里」」というお話でした!

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お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
仕事お休みにしてても、なんだかんだ畑に行ってる農家の鑑こと僕です。けど一日中家でYouTube見てることもあります。


さて、今日は「アクシデント発生。この300房どうするん??」についてお話しさせてください。


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【よくあるアクシデント発生】
現在寺本果樹園のシャインマスカットは佳境を迎えており、畑に残ってる房は【およそ700房】くらいとなりました。

「10月いっぱいかけてゆっくり売ろっかなぁ」と考えていたところ、この3連休で残弾がぶっ飛びそうな雰囲気もあるので、うまいこと調整しつつ10月いっぱいまでシャインマスカットを楽しんでいただきたいと思います!

さて、実はつい先日、ちょっとしたアクシデントがありました。
『予定していた出荷先に出荷できなくなった』という、よくあるやつです。

詳しくは、「この日とこの日に出荷しようねー」という話だったのですが、時期やトラックなどの関係で予定してた日の出荷がストップになりました。
これはよくあることだし仕方がない話なので、「オッケー👌」とお返事しました😆

ただ、その出荷に合わせてすでに300房ほど収穫していたので、この300房はどうにかしないといけない状況でした。

「オッケー👌😆」といいつつ、内心「どうしよっかなー」と思ってました笑


【シャインマスカットの直売の調子がすこぶる良い!】
けど心配してた気持ちは50%くらいで、残り50%は「まぁなんとかなるな」と思ってました。

というのも、出荷の知らせがあったのは3連休前だったので、全部直売で捌けると確信してました。
当てずっぽうの「なんとかなる」ではなく、戦略的に「なんとかなる」と思ってました👍

けどやっぱり怖かったので、インスタで「助けてー!!」とSOSを出しました…!

そしていざ3連休入ってみたら、もう直売の調子がすこぶる良いこと!!ついつい笑みが溢れちゃうくらい😆
なんなら、三連休入る前の金曜日からすごかった!

300房を3連休で捌ききる予定だったのが、1日で捌けちゃって追加収穫したくらいですわ💪

それもこれも、買ってくださったみなさんのおかげです。
「インスタ見たよ!助けに来た🦸」とヒーローの如く来てくださったお客さんもおられました。

本当にみなさんありがとうございました。
みなさんのおかげで、なんとかなりました!


【特に道の駅がすごかった!!】
その中でも特に、邑南町に新しくできた道の駅がすごかった!

元々邑南町にある「道の駅みずほ」という名前の道の駅は結構有名で、地元の人だけでなく広島の方を筆頭に県外からもよくお客さんが来て下さる場所でした。
(ちなみに「みずほ」とは、邑南町合併前の「瑞穂町」から名前をとってます)

その道の駅みずほが、8月に「道の駅邑南の里」としてリニューアルオープンしました。

改装工事ではなく新築として新しい建物となったこともあり、見た目はすごくなったし内装もめっちゃいい感じだし売り場も広くなったしで、なんかすごいことになりました!

お客さんもより一層来ていただいて、「道の駅邑南の里」は毎日繁盛しております✨ありがとうございます!

そんな「道の駅邑南の里」の3連休は、もう凄まじいこと凄まじいこと!!

お客さんめっちゃ来てて、出荷がもう大変で棚に置くのも一苦労でした笑
スタッフの方もヘトヘトになってて、聞いたらレストランのお米が1日で15升無くなったそうです。

そのくらいお客さんが来てくださってるので、シャインマスカットも過去一売れました!!
ありがたやありがたや…。


【お客さんに感謝!!!】
畑の直売所がなかったら、リニューアルオープンした「道の駅邑南の里」がなかったら、今ごろてんやわんやでした。

もし状況がよくなかったら、オンラインでも「助けて!」っていうのを考えてました。

それでもなんとかならない最悪の場合、300房のシャインマスカットを廃棄の可能性もありました。

廃棄することなく捌き切れたのは、間違いなくお客さんの助けがあったからなので、本当にありがとうございました!!

おそらく【直接お客さんと交流して関係を築く】ということをしてなければ、こんなに上手くなんとかならなかったです。

今回なんとかなったのは、間違いなくお客さんの助けがあったからです。

みなさん本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!!

シャインマスカットも佳境に入ってきましたが、最後までよろしくお願いします👩‍🌾🧑‍🌾


というわけで、「アクシデント発生。この300房どうするん??」というお話でした!

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飲み会の夜更かしがガッツリ影響して、昨日は18時に寝てしまいました😇


さて、今日は「シャインマスカットの日焼けを恐れない方が得策かも」についてお話しさせてください。


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【シャインマスカットの去年の反省点と今年の反省点】
畑に残ってるシャインマスカットを計算してみたら、ざっくり【残り900房】でした。

「10月いっぱいかけてゆっくりやれば、残ることなく売れそうだなー」と、とりあえず一安心できました。
それでも何があるのかわからないので、引き続き油断せず頑張っていこうと思います。

さて、まだ完全にシャインマスカットのシーズンは終わってないですのが、2025年のシャインマスカットの良かったとこ悪かったとこが見えてきました。
まとめ切るには時間がかかりすぎるので、『大きく改善すべき点』のみお話ししたいと思います。

2025年シャインマスカットの1番改善すべき点は、やはり『日焼け対策』でした。ここ最近の記事でも取り上げてますね☀️

ちなみに2024年シャインマスカットの1番改善すべき点も『日焼け対策』でした。

ただ、同じ日焼け対策だとしても性質は真逆で、
2024年→日焼け対策が甘すぎて畑全体が日焼けしてしまった。モノによっては出荷不可
2025年→日焼け対策をしすぎて熟すのが遅れてしまった。味に関しては、日焼けより悪くなったと思う(甘さはあったが香りが弱い)
といった具合です。
見事にお互い上手いこと噛み合わずミスった感じで面白いですね🤣


【日焼け対策としての袋がけは最悪だった】
特に今年やっちまった!と思ったのは、『透明袋以外での袋がけは、あんまりおいしくない』といったものでした。

夏くらいの記事でもお話ししましたが、寺本果樹園では①透明②緑③青の袋を使って袋がけをしてます。

①透明は日焼けしやすいけど熟しやすく、②緑は逆、③は緑袋の性質をより強くした感じです。

     日焼け対策  熟しやすさ
①透明袋   × ◎
②緑袋    ⚪︎ △
③青袋    ◎ ×

こんな感じです。

ですが誤算が一つ。
緑袋も青袋も、『時間が経てばおいしくなる』と思ってました。

実際はかなり微妙で、陽がよく当たってちょっと日焼けしたモノはおいしかったのですが、そうで無いものはかなり微妙な味でした。

たまーにあんまり日焼けしてなくてめっちゃおいしいシャインマスカットもあったのですが、数えるほどしかなかったです。

恥ずかしい話なのであんまりしたく無いですが、糖度も17度しかいってないやつもありました。
(そういうのは地元で訳あり品にするか、僕たちが食べてなんとかしました!)

今年の経験から、「透明袋以外の袋はちょっと微妙かも」と姉ちゃんと話してます。


【やっぱり大事なのは『お客さんの望むものを再考する』こと。】
結局この話になりますね。

おそらく寺本果樹園のシャインマスカットを好きでいてくださるお客さんは、「おいしいから」買ってくださるんだと思います。「綺麗だから買う」というお客さんは少ないんじゃないかなぁ?

そうなると、【見た目は綺麗になるけど、糖度18度以下になる恐れのある緑袋を使うのはどうなのか?】と考えなければなりません。

しかも、『たとえ日焼けしてしまってもそれを望んでくださるお客さんがいる』ということもわかりました。

となると、「実はあんまり日焼けを恐れなくてもいいっぽい??」と仮説があがりました。

日焼けを恐れておいしさを犠牲にしてしまっては、寺本果樹園のやりたい農業とはかけ離れてしまうので、ここはしっかり考えるべき!!

もちろん目指す姿は、『求めるべきは『芸術品のような美しさと、感動するようなおいしさ』だけどね💪



というわけで、「シャインマスカットの日焼けを恐れない方が得策かも」というお話でした!

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この投稿をした生産者

島根県 邑智郡邑南町中野小原迫900

寺本果樹園

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