寺本果樹園の投稿一覧

お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
冬になると、寒くて睡眠の質が落ちてる気がします…。こんな寒い地域でどうしたらいいんだ🤔


さて、今回は「直人、新しい武器が欲しい」というお話をさせてください。


【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、再販いたしました🍓

クリスマスから年末年始……たくさんのご注文をいただいており一旦ストップしておりましたが、この度ご注文受付を再開いたします!日時指定OKです!

ですが、ご注文パンク対策としまして『1日あたりのご注文件数を制限しつつご注文を承りたい』と考えております。
以下の日付はすでに予約枠完売となってしまいましたので、避けてご注文いただけますと幸いです。(すでに多くのご注文をいただいております💦)

『現在、予約枠完売した日(お届け日)はこちら👇』
1/6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23

そして、また、「もしかしたらパンクしそうかも…」となりましたら、またストップするかもです🙇‍♂️申し訳ありません💦


【表向きの理由と、裏側の理由】
前回は「姉ちゃんがビッグな農業(規模拡大)をしたい」という、未来へのデカい野望をお話ししました。今日は、僕、直人のお話です。

寺本果樹園が、JAや市場への出荷メインから、今の「お客さんへの直売スタイル」に切り替えた理由。

表向きには、いつもこう言っています。
「お客さんに一番おいしい状態(完熟・鮮度)を届けたいから」
「農業でちゃんと生活できる利益を確保したいから(経営改善)」
「自分たちが望む、顔の見える農業をしたいから」

これは嘘じゃありません。本心です。
でも、実はこれだけじゃなかったんです。

その裏側には、寺本直人個人の強烈な『エゴ』がありました。
それは、「僕にしかできないことをしたい」という、ある種の執着です。

これだけ聞くと、「若さゆえの欲望?」と思われるかもしれません。
でも、僕が販売方法や経営方針を大きく変えた当時、僕はそんなキラキラした理由ではなく、もっと追い詰められた状況にいました。


【野菜農家の挫折】
時計の針を少し戻します。
僕が25歳の時の話です(今は29歳です)。

当時の寺本果樹園は、
・姉ちゃん:果物(シャインマスカット)
・僕:野菜(トマト、ブロッコリー、キャベツ、ほうれん草など…)
というふうに、『果物+野菜』の複合農園でした。

結論から言います。

果物はしっかり儲かっていて、野菜は全く儲かっていませんでした。

残酷なほど数字は正直でした。
果物の売上は野菜の2倍以上あるのに、経費は野菜の半分以下。
つまり、果物は文字通り『金のなる木』で、野菜は手間と経費ばかりかかって利益が出ない。

厳密には、僕と姉ちゃんの財布(経理)は別だったので、僕が姉ちゃんのお金を食い潰していたわけではありません。

でも、繁忙期には姉ちゃんに野菜を手伝ってもらっていました。
つまり、「稼げる姉ちゃんの時間」を「稼げない野菜」に使わせてしまっていた。実質的に、僕は農園の足を引っ張っていたんです。

農業を始めた時から、なんとなくこの構造は見えていました。

でも、「いや、僕がもっと頑張れば追いつける!」「野菜だってやり方次第で儲かるはずだ!」と自分に言い聞かせて、見ないふりをしていました。

しかし25歳の時、ついに決断の時が来ました。

経営的・合理的な判断のもと、
「野菜は一旦お休みして、果物に集中しよう」
ということになったんです。

僕は野菜農家を辞め(一旦お休み!)、寺本果樹園のバイト(的なポジション)」になりました。


【アイデンティティの崩壊】
ここからが本題です。

なぜ、栽培品目を野菜から果物へシフトするだけなのに、「販売スタイル」まで変える必要があったのか?

理由はすごくシンプルで、すごくつまらないことです。

「このまま果物農家になると、僕のこれまでの人生が全て無駄になっちゃうと思ったから」

僕は、5歳の時から農業に触れて育ちました。
9歳の時からトマト栽培のお手伝いを始めて、中学〜高校生の時はそれをアルバイトにしてお小遣いを稼ぎ、高校〜大学では野菜について専門的に学びました。
そして20歳で就農して、25歳まで野菜農家として生きてきました。

つまり、20年間、僕は「野菜」と共に生きてきたんです。

それが、「経営判断」という一言でゼロになる。

野菜を全部やめて、姉ちゃんのメインである果物農家になるということは、これまで僕が積み上げてきた20年が全部ガラガラと崩れ落ちるような感覚でした。

「これまでの僕の人生、全部意味なかったのかな…」
本気でそう思いました。若いですね(笑)。

頭ではわかってるんです。
「これは野菜を辞めるわけじゃなくて一旦お休み。まずはしっかりお金になってる果物に集中して、基盤を作ろう」

それは正しい。正論です。
でも、心は全く納得していませんでした。


【「僕じゃなくてもいい」という恐怖】
さらに、僕にはブドウ栽培の知識が全くありませんでした。
栽培の主導権は完全に姉ちゃんにあります。

「直人、これやっといて」
「はい」
「次はあれやって」
「はい」

姉ちゃんの指示で動くだけの毎日。

ふと、思いました。

「これ、僕である必要なくない? アルバイトの人でもよくない?」
「このままだと、僕、いらなくない??」

野菜農家というアイデンティティを失い、さらに仕事でも「誰でもできる作業」をするだけの人になる。

マジで、心が死ぬと思いました。

このままじゃ、僕は「寺本直人」として生きていけない。
だから、僕は僕を守るために。
僕のちっぽけなプライドとエゴを守るために。

「僕にしかできないことをしよう。姉ちゃんにはできないことをしよう」
そう決意しました。

姉ちゃんは「栽培の天才」です。いいものを作る力は凄まじい。
でも、当時の姉ちゃんは「市場出荷(JAに出す)」がメインで、「自分で売る」ことはしていませんでした。

だからこそ僕は、栽培する品目を変えるだけでなく、「販売スタイル」をガラッと変えることにしました。

市場を通さず、自分でお客さんを見つけて、自分で売る。

産直市への出荷、オンライン販売、SNSでの発信、ブログの運営。

これなら、姉ちゃんの指示待ちじゃなくて、僕が主導権を持って動ける。

僕だけの価値が生まれる。

そうやって、『僕だけの武器』を作ろうとしました。
僕の心を死なせないために。

本当に、動機が不純ですよね😂
マジで若かったなぁと思います!!


【エゴから始まった挑戦の、その先へ】
それから何やかんやありました。

「市場に出した方が楽なのに、なんでそんな面倒なことをするんだ」と周りから変な目で見られたり、怒られたり、止められたり。

でも、応援してくれる人もいて、なんとか今の「直売スタイルの農業」で生活ができるようになりました。

経営的な合理性と、僕のエゴという、あまり褒められたもんじゃない理由で始めた直売スタイル。
でも、続けていくうちに、僕の中で変化が起きました。

お客さんから直接「おいしい!」という声が届く。
「寺本さんのブログ読んでるよ!」と言ってもらえる。

「お客さんに喜んでもらいたい」
「本当に美味しいものを届けたい」
という綺麗な思いが、今の僕のエンジンの大部分を占めています。

これは本当です。


【それでも、僕はまだ「武器」が欲しい!】
ですが!
2026年の今、僕はまだ懲りずに思っています。

「僕だけの武器が欲しい!!」

もちろん、昔のような「自分を守るためのエゴ」ではありません。
これからの「寺本果樹園が次のステージに行くための攻めの武器」です。

・どうやったら、もっと多くのお客さんに知ってもらえるか?
・どうやったら、農業の常識を覆せるか?
・どうやったら、もっと喜んでもらえるか?

そのためには、今の知識や経験だけじゃ足りません。

『D2C』
『リストマーケティング』
『物語』
『商品の文脈』
『人検索』
『プロセスエコノミー』

こういった新しい武器はたくさんあるし、その武器を手に入れたい。

特訓はしてるものの、全然身につかず、結果も出なくて悔しい毎日です。でも、それが楽しくもあります😆


【未来の仲間のために】
そして、僕が武器を欲しがる理由はもう一つあります。

僕が身につけた武器を使って、寺本果樹園を成長させるだけじゃなくて、
「周りの農家さんや、これから農業を目指す学生・研修生さんにも共有したい」
と思っています。

「その状況だったら、〇〇っていう売り方があるよ〜」
「市場出荷だったら⬜︎⬜︎、直売だったら△△っていう選択肢もあるよ」
「あ〜、そういう時って辛いよね。でも××っていう考え方があってね…」

僕が培ってきた武器で、周りに貢献できたら最高にかっこいいじゃん!!

最初は「自分の心を守るため」に欲しかった武器。
今は、「寺本果樹園のため」「お客さんのため」、そして「仲間のため」に欲しい武器。

動機は変わりましたが、やることは変わりません。

今日も勉強、今日も特訓です!
2026年、寺本直人はもっともっと強くなります。
やるぞー🔥


というわけで、「直人、新しい武器が欲しい」というお話でした!
寒波がまた来るそうなので、みなさん本当にご自愛ください。


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ここまで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかった!という方は、ぜひ「いいね」を👍
コメントいただけますと、すごく嬉しいしめちゃくちゃやる気が出ます💪
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最後まで読んでいただきありがとうございました👩‍🌾🧑‍🌾
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お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
過去イチ忙しい年末を過ごしております💦イチゴが爆売れしております😂普段は都会に出てるけど、年末は帰省して騒がしく・楽しくなるお家に、『寺本果樹園のイチゴ』としてご一緒できるのが、本当に嬉しいです🍓



さて、今日は「【申し訳ありません】配送事故の対策」についてお話しさせて下さい。



【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、ご予約受付中です🍓

…と言いたいところなのですが、現在、あまりにもたくさんのご注文をいただき、新規のご注文受付を一時ストップさせていただいております🙇‍♂️

クリスマスシーズンを目前にストップしてしまい、本当に申し訳ありません💦
再開の目処が立ち次第、またお知らせします!

(※お届けをお待ちのお客様、最高においしい状態でお届けしますので、もう少々お待ちください!)


【お客様からの1通のご連絡】
先日、オンラインショップでイチゴをご購入いただいたお客様から、1通のご連絡をいただきました。

「イチゴ、とても美味しかったです!…ただ、少し白っぽく?なった状態で届きました。」

添付されていた写真を見て、僕は血の気が引きました。

そこには、真っ赤でおいしそうなイチゴの表面の一部が、白っぽく変色し、少し凹んで柔らかくなっている様子が写っていました。

腐っているわけではありません。カビが生えているわけでもありません。
これは、農家用語で**「オセ(押し)」**と呼ばれる状態です。
イチゴがパックの底や隣のイチゴと接触し、配送中の揺れや荷重がかかり続けることで、その接触面が白く変色してしまう現象です。

味自体は大きく変わらないことも多いですが、見た目は悪くなりますし、何より食感がグズっとしてしまいます。

「一番おいしい状態で食べてほしい」

そう思って、朝早くから収穫し、一粒一粒丁寧に選別して箱詰めしたイチゴが、お客様の手元に届く頃には傷ついてしまっていた。

お客様は、決して安くないお代金を支払い、ご到着を今か今かと待ってくださっていたはずです。

それを、寺本果樹園の力不足で曇らせてしまった。
本当に、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。


【「大丈夫」だと思っていた慢心】
実は、去年も同じようなご意見をいただいたことがありました。

その時も「これではいけない」と猛反省し、梱包資材を見直したり、詰め方を工夫したりして改善を図ったつもりでした。

「これでもう大丈夫だ」
「今年の梱包なら、トラックの揺れにも耐えられるはずだ」

心のどこかで、そう思っていたのだと思います。

でも、現実は違いました。
僕の「大丈夫」は、ただの慢心でした。
今回のご連絡を受けて、「他のイチゴはどうだだったのか?」と他のお客様にも状況を確認してみました。

すると、一部のお客様から
「実は、何個か白くなっていました…」
「そういえば白くなっていたけど、全然きにしないよー!」
というお声をいただきました。

おそらくですが、僕たちに気を遣って言わずにいてくださったのかなと思いました。

その優しさに触れて、余計に胸が締め付けられました。
言わずに飲み込ませてしまった「残念な気持ち」が、どれだけあったんだろう。
本当に申し訳ありませんでした。


【なぜ「オセ」が起きるのか?】
言い訳をするつもりはありませんが、これからの対策のために原因を突き詰めて考えました。

寺本果樹園のイチゴ「かおり野」は、果肉が柔らかく、ジューシーなのが特徴です。
さらに、僕たちは「一番おいしい状態」で食べていただきたいので、スーパーに並ぶものよりもギリギリまで畑で熟させます。

いわゆる「完熟収穫」です。
完熟したイチゴは、糖度が高く香りも強いですが、その分、衝撃に対して非常にデリケートになります。

これが、トラックの長距離輸送の振動にさらされます。

高速道路の継ぎ目、山道のカーブ、荷物の積み下ろしの衝撃。
パックの中でイチゴがほんの数ミリ動くだけで、あるいは自重がかかるだけで、柔らかい果肉にはダメージが蓄積されていきます。

「完熟のおいしさ」と「輸送への耐久性」。
この二つは、ある意味で相反する要素です。

でも、僕たちはそのどちらも諦めたくありません。

「通販だから、少し硬めの(未熟な)イチゴを送ろう」
とはしたくないんです。それは寺本果樹園のイチゴじゃないから。
だからこそ、梱包でカバーするしかない。

今回の失敗を受けて、僕たちは梱包方法を抜本的に見直し、3つの新しい対策を導入することにしました。


【改善策①:イチゴを守る「ふかふかベッド」】
まず一つ目の対策は、「パックの底にクッション材を敷く」ことです。

これまでは、プラスチックのパックに直接イチゴを詰めていました。
パックに入れることで、イチゴがあっちこっちに動いて傷んでしまうことはありませんが、パックは硬い素材です。トラックの揺れでイチゴがパックに打ち付けられると、どうしても衝撃が伝わります。

そこで、イチゴを詰める前に、パックにクッション材を敷くことにしました。

これにより、イチゴは硬いプラスチックではなく、ふかふかのベッドの上に寝かされることになります。

下からの突き上げや振動を、このクッションが吸収してくれます。

資材代はかかりますし、手間も増えますが、そんなことを言っている場合ではありません。
イチゴが傷つくリスクを少しでも減らせるなら、迷わず導入です。


【改善策②:段ボール底の「くしゃくしゃ新聞紙」作戦】
二つ目の対策は、「段ボールの底に、新聞紙を2枚くしゃくしゃにして敷き詰める」ことです。

元々、段ボールの底には新聞紙を1枚、平らに折って敷いていました。
正直「1枚・平置き」では衝撃吸収力はほぼありませんでした。

そこで思い出したのが、秋の「シャインマスカット」の時のことです。

実はシャインマスカットの発送でも、「底が硬くて、当たっている粒がつぶれちゃっている」といったご意見をいただいたことがありました。

その時に実践したのが、この「新聞紙2枚くしゃくしゃ作戦」でした。

新聞紙をわざと「くしゃくしゃ」にして、空気を含ませた状態で段ボールの底に敷き詰めます。
すると、新聞紙のシワがバネ(スプリング)のような役割を果たし、段ボール全体が「サスペンション」を持った構造になるんです。

見た目は少しアナログで、「新聞紙かよ」と思われるかもしれませんが、衝撃吸収のために導入しました。
トラックのガタン!という大きな衝撃を、この「くしゃくしゃ」が分散してくれます。

シャインマスカットで導入したこの手法を、イチゴにもそのまま採用することにしました。

「綺麗に敷く」よりも「守るためにくしゃくしゃにする」。
見た目より実利を取りました。


【改善策③:「この荷物は特別だ」と伝えるシール】
三つ目の対策は、「注意書きシールの強化」です。

これまでも、送り状の横に「イチゴ在中」といったシールは貼っていました。
でも、それだけでは不十分でした。

ここで、お客さんからご助言を頂きました。

その方は、ご自身でジュエリー(宝石)を扱っておられる方で、その方がこう教えてくれたんです。

「うちは発送するとき『ガラスケースが入っています』っていうシールを貼るんですよ。そうすると、ドライバーさんが『おっ、これは割ったらヤバいぞ』って思って、丁寧に扱ってくれるんです」

なるほど!!と思いました。

運送会社のドライバーさんは、毎日何百、何千という荷物を扱っています。
時間との戦いですし、正直なところ、いちいち全ての荷物を「お姫様扱い」なんてしていられません。

どうしても、扱いが雑になってしまう瞬間はあるはずです(現に、僕が集荷に来たドライバーさんに荷物を渡した時、ちょっと「ポンッ」と投げられるように置かれてヒヤッとしたことがあります💦)。

そんな忙しいドライバーさんの目に留まり、「おっ、これは気をつけなきゃ」と一瞬でも思ってもらうにはどうすればいいか。

そこで、従来のシールに加えて、「割れ物注意」「天地無用」「取扱注意」といった目立つシールを、今まで以上に目立つように、数も増やして貼ることにしました。

「中身は宝石(イチゴ)です。割れます。慎重にお願いします!」
というメッセージを、段ボールの外側から全力でアピールします。

物理的な防御(クッション・新聞紙)だけでなく、人の心理に訴えかける防御です。


【最後に】
以上の3点。
①パック内クッション
②段ボール底のくしゃくしゃ新聞紙
③注意書きシールの強化

これらを、今回のご指摘を受けてすぐに実行に移しました。

もちろん、これで「100%絶対に大丈夫」とは言い切れないかもしれません。
輸送というのは、僕たちの手を離れた瞬間にブラックボックスに入ってしまうものだからです。

でも、「仕方ない」で済ませたくありません。

お客様が箱を開けた瞬間、ガッカリする顔なんて絶対に見たくありません。
もし、これらの対策をしてもなお、配送事故が起きてしまった場合は、どうか遠慮なくご連絡ください。

何度でも、何度でも改善します。

新しい資材を探し、梱包方法を変え、運送会社さんと話し合い、解決策を探し続けます。

この度は、せっかくのイチゴを万全の状態でお届けできず、本当に申し訳ありませんでした。

そして、貴重なご意見をくださったお客様、本当にありがとうございました。
皆様の声が、寺本果樹園を成長させてくれます。

失敗を隠さず、正直に、そして泥臭く改善を積み重ねていく。

それが僕のやり方です。
どうかこれからも、厳しい目で見守っていただければ幸いです。


というわけで、「【お詫びと改善】届いたイチゴが傷んでいた…。『オセ』という配送事故と、それを防ぐために僕たちが講じた3つの対策について」というお話でした。


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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

正直な話、「イチゴの配送がこんなに難しいとは…」と再認識させられました。

実はこの件以外にも、「年末の渋滞でお届け日時にイチゴが届かなかった」というお話もいただきました。
イチゴは繊細なので、出荷から丸2日経ってしまうと品質がガタンと落ちます💦

梱包について…運送会社のドライバーさんに気づいてもらうためには…お届け日時も詰めきるか…配送エラーをなくすためには…
考えることが多すぎて、いっぱいいっぱいになってしまいました。

今回の件で、夜中に考えて考えて考えすぎてしまって、「もう全部やめちゃおっかな!!!!」と自暴自棄になった夜がありました😂

でも実際に悲しい思いをされたのは、寺本果樹園を信頼してくださったお客さんで、そのお客さんの思いを無視するのは絶対にダメだなと思いました。

「僕の傷は置いといて、まずはお客さんに誠実に。」
失敗を隠して「おいしいですよ!」とだけ宣伝するのは、僕の性分に合いません。

失敗も含めて「寺本果樹園」という農家のリアルだと思っています💪

配送の「ラストワンマイル」。
僕がどれだけ畑で愛情を注いでも、最後の配送でお客様の手に渡るまで、責任は持てない…なんてことはありません。

届いて、箱を開けて、口に入れて「おいしい!」となる瞬間までが、僕の仕事です。

ドライバーさんを責めるつもりはありません。ドライバーさんがいなければ、全国の寺本果樹園を好きでいてくださってるお客さんに届きません。
だからこそ、「運びやすい」「丁寧に扱いたくなる」荷姿を作るのも、寺本果樹園の責任です。

くしゃくしゃの新聞紙、見た目はちょっと不格好かもしれませんが、
「これが必死に考えたサスペンションか(笑)」
と笑って受け取っていただければ嬉しいです😆


というわけで、『“失敗は成功の母”にするのも仕事』という僕の感想でした!
本当に寒くなりましたので、みなさん暖かくしてご自愛ください。
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お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
お正月休みが明けたと同時に、「あれやればよかった!」がワラワラと溢れ出てきてます。次のまとまったお休みは11月。ブドウが終わってからだね😇


さて、今日は「姉ちゃん、ビッグな農業をしたい」についてお話しさせてください。


【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、ご注文受付再開しました🍓

実は、寺本果樹園のイチオシのイチゴなんです!厳しい寒さと腰まで積もる豪雪を乗り越えたイチゴは、おいしさと香りがギュッと詰まって格別な味です✨

邑南町のお店や畑で、またオンラインでもお買い求めいただけます!


【寺本果樹園の新たな“目標”】
先に言っておくと、寺本果樹園には新しい目標が3つあります。(②は僕のワガママだけど笑)
① 姉ちゃん、ビッグな農業をしたい
② 直人、新しい武器が欲しい
③ 寺本果樹園、農業を諦めてしまう人を救えるくらい強くなりたい

この3つです。

これらは「2026年の抱負」というよりは、「また数年かけてじっくり達成したい人生の目標」に近いものです。

今年一年で全部できるとは到底思えないので、腰を据えて確実にやっていきます。

で、今日全部話そうと思ったんですが、1つ目の「姉ちゃんの野望」だけで熱くなりすぎて長くなってしまったので、今日は①についてだけガッツリ語らせてください!

② 直人、新しい武器が欲しい
③ 寺本果樹園、農業を諦めてしまう人を救えるくらい強くなりたい
については、次回と次次回にお話しします!


【姉ちゃんが口にした「ビッグな農業」】
ある日の雑談中、姉ちゃんが突然とんでもないことを言い出しました。
「アメリカのビッグな農業すごくない?邑南町の農地を、全部寺本果樹園にしようで😆👍」

耳を疑いました。
面白すぎるって。

もちろん、「なんかおもろくね?」的なノリの軽い雑談ではありました。
本気で明日から町を乗っ取るぞ!という話ではありません笑

でも、姉ちゃんの口から「規模拡大(ビッグな農業)」に意欲的な言葉が出たことは、僕にとっては天地がひっくり返るくらいの「超大ニュース」であり、震えるほど嬉しいことでした。


【なぜ僕たちは「小さく」始めたのか】
なぜ僕がこんなに驚いているのか。
それは、僕たちが今の直売スタイルを始めた「原点」に理由があります。

数年前、僕たちが小規模に直売スタイルで農業をするときに決めたことがありました。

「僕たちが大面積で大規模な農業をするのは、身の丈に合ってないし、何よりリスクが大きくて怖い」
「だから、身の丈にあったリスクの少ない『小規模な農業』をしよう」
これがスタートラインでした。

大規模にするということは、人を雇わなきゃいけない(人件費)。
でっかいトラクターや設備を買わなきゃいけない(設備投資)。
そのために数千万円、数億円の借金を背負わなきゃいけない(融資)。

大規模に展開しても勝算がなければ、未来も見えないという理由もありましたが、当時の僕たちには、そのプレッシャーに耐えられるメンタルがありませんでした。
「失敗したら終わりだ…」と震えていました。

だから、極力小さく、最小のリスクで、小規模ながら工夫して戦う「ゲリラ戦」を選んだんです。


【「安定」のその先へ】
あれから数年。
必死に頑張ったおかげで、今は100点満点とは言えませんが、飯が食えるくらいには経営が安定しました。

すると、人間って不思議なもので、欲が出てくるんですよね。
「今やってることの延長だけじゃなくて、ちょっと違うこともやってみたいな」
と、僕の中で少しずつ思い始めていました。

さらに、今回のイチゴ販売での出来事も大きかったです。
ありがたいことに、たくさんのお客様からご注文をいただけるのに、イチゴの量が足りなくてストップせざるを得ない…。

直売農家にとって一番難しい「集客」ができているのに、売るものがない。
この「機会損失」が、悔しくてたまらなかったんです。

「お客さんは待ってくれているのに…もったいない!」と歯痒い思いをしていました。

そんな状況の中で、僕自身も
「そろそろ、面積増やすのもありか…?🤔」
と、こっそり考えていたんです。


【同じ方向を見ている】
そんなタイミングでの、姉ちゃんの「ビッグな農業しようぜ👍」発言です。

驚きと同時に、心の底から嬉しさが込み上げてきました。
元々二人とも「怖いからちっちゃくやろう」と決めてスタートした仲です。

もし僕だけが勝手に「大きくしよう!」と言い出して、姉ちゃんを置いてけぼりにして無理やり引っ張る形になったら、それは絶対に違うと思っていました。

姉ちゃんの負担が増えるだけだし、二人の足並みが揃わなければ、農業は絶対にうまくいきません。

それが、蓋を開けてみれば、
『僕も姉ちゃんも、実は同じ方向を見ていた』
ということがわかったんです。

これは本当にすごいことです!!

姉ちゃんがやる気になってくれているなら、僕も全力で乗っかるだけです✌️

よっしゃ、ビッグな農業、やってみるか!!🔥


【でも現実は甘くない】
…と、勢いよく言ってみましたが、もちろんすぐにはできません💦
現実は数字で見ると残酷です。

姉ちゃんが言っていた「アメリカの農業」の面積をざーっくり調べて計算してみました。

アメリカの農家一人当たりの平均耕地面積は、約**105ha(ヘクタール)**だそうです。

一方、現在の寺本果樹園の面積は、僕と姉ちゃん二人合わせて0.5haです。

105 ÷ 0.5 = 210倍。
あと210倍頑張らないと、アメリカにはなれません笑
邑南町全部を畑にするには、僕たちの寿命がいくつあっても足りません😂

あまりにも無茶すぎる野望なので、まずは現実的な範囲から、少しずつ、少しずつ規模を広げていこうと思います。
体を壊したら元も子もないですからね!


というわけで、「姉ちゃん、ビッグな農業をしたい」というお話でした!


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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

普段は姉ちゃんの方が「職人気質」で堅実、僕の方が「夢見がち」で無鉄砲…という役割分担なんですが、姉ちゃんの方もだいぶイケイケになってきましたね😂

でも、そのくらいのデカい夢を持っていた方が、仕事は楽しいのかもしれません。

「210倍」という数字を見たら笑っちゃいましたが、0.5haが1haになるだけでも「2倍」の成長です。
そう考えたら、なんだかワクワクしてきませんか?

姉ちゃんという最強の相棒と一緒に、これからは少し「攻め」の姿勢で農業を楽しんでいこうと思います。

まずは、目の前の0.5haを最高の状態にするところから!
まだまだ腕を磨くぜ💪


というわけで、『攻めの姿勢の寺本果樹園』という僕の感想でした!
寒波が続いていますので、みなさん本当にご自愛ください。
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この投稿をした生産者

島根県 邑智郡邑南町

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