寺本果樹園の投稿一覧

お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
ここ最近雪が降ったりとガッツリ寒かったですが、今週はなぜか暖かくなりそうです☀️最近の気温は1桁だったのに、いきなり最高気温17度とか。なんかあった??


さて、今日は「道なき道の『おいしいイチゴ道』」についてお話しさせてください。


【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、ご予約受付中です🍓

実は、寺本果樹園のイチオシのイチゴなんです!厳しい寒さと腰まで積もる豪雪を乗り越えたイチゴは、おいしさと香りがギュッと詰まって格別な味です✨

邑南町のお店や畑で、またオンラインでもお買い求めいただけます!


【「おいしい」は当たり前じゃない】
寺本果樹園には、目標…というより、「理念」や「使命」に近いものがあります。

それはシンプルに、「おいしいものを作る」ということ。
おいしいブドウやおいしいイチゴとか🍓🍇

「食べ物を作っている以上、おいしくないものをお客さんに届けるわけにはいかない」
僕は本気でそう思っているからです。

でも…農業の「現実」はちょっと違います。

残酷な話をすると、「おいしくなくても、たくさん作ったほうが儲かる」のが今の農業の構造です。

一般的に農作物は、市場の原理で価格が決まります。「味」よりも「量」や「見た目の綺麗さ」が優先され、出荷量が増えれば安くなるし、減れば高くなる。

だから、お金や経営のことだけを考えれば、
「味はぼちぼちでも、とにかく大量に作って大量に出荷する」
これが正解なんです。

でも……それって、ちょっとお客さんに失礼じゃない?
僕はそう思ってしまうんです。

だから僕は、あえて茨の道を選んで、「量」よりも「おいしさ」を一番にこだわって栽培しています。


【「おいしい」を作るための教科書がない】
でも、これが本当に大変なんです。

販売の大変さはいつも話してるので割愛しますが、「栽培」もマジで大変!!

何が大変って、「何をどうすればいいのか、参考資料がどこにもない」んです。

普通、野菜や果物を育てるときは「栽培暦(さいばいごよみ)」というマニュアルみたいなものがあります。

農林水産省のデータや、各地域のJAさんが作った「その地域に合った育て方」が書かれた虎の巻です。

うちのシャインマスカットも、「島根県シャインマスカット栽培暦」をめちゃくちゃ参考にしてます。寺本果樹園はこの暦で育ったと言っても過言じゃない💪

でも、イチゴにはそれがない!!

正確に言うと、ネットで検索すれば一般的な育て方は出てくるし、うちの品種「かおり野」のマニュアルもあります。
(JAさんの栽培暦は門外不出の秘伝の書なので入手は難しい!笑)

でも、それらのマニュアルに書かれているのは、
「収穫量を向上させる(たくさん採る)ための栽培方法」なんです。

僕が知りたい「おいしいイチゴを作る(味に特化する)ための栽培方法」なんて、どこにも書いてないんです。

じゃあどうする?


【道なき道を歩く恐怖】
だから僕は、マニュアルがないままイチゴを作らなきゃいけません。

基本的な技術はもちろん先輩農家さんや本から学びますが、そこから先、
「どうやったらもっと甘くなる?」
「どうやったら香りが強くなる?」
という、『寺本果樹園のおいしいイチゴ栽培暦』は、僕たちが自分たちで作るしかないんです。

これがどんだけヤバいことか💦

例えるなら、「地図もコンパスもないのに、知らない土地を歩かなきゃいけない」ようなものです。しかも目的地(正解)もよくわからない。

まさに「道なき道」です。

知らない世界の知らない道を歩いてるから、当然たくさん転びます。

10年前にイチゴを全滅させたこともあるし、「おいしくない」とお叱りをいただいたこともあります。

そのたびに「やっぱり普通のやり方に戻したほうがいいのかな…」と信念が曲がりそうになります。

「本当は舗装された安全な道を歩きたいし、地図を見ながら安心して進みたいな〜」と、ビビりな僕が今日も唸ってます笑


【それでも歩き続ける理由】
それでも僕は、この「道なき道」を歩き続けます。
あーでもない、こーでもないと試行錯誤して、泥だらけになって。

なんでそんなことするのか?

それはやっぱり、お客さんからの「おいしいね!」という言葉がマジで嬉しいからです。

その一言を聞くと、地図のない不安も、失敗の恐怖も、全部吹き飛びます。
「あぁ、こっちの道であってたんだ」と安心できるんです。

いつか、僕たちの手で『寺本果樹園のおいしいイチゴ栽培暦』を完成させたいなと思ってます。

今のところ、まだちゃんと言語化はできてないけど、お客さんから「おいしい」と言っていただけてるので、方向は間違ってないはず!

今日もコンパスなしで、イチゴと向き合ってきます🧭🍓


というわけで、「【地図のない旅】『おいしい』を作りたいだけなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう。」についてお話しさせてください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

「効率」とか「コスパ」とか、そういう言葉が流行る世の中で、僕がやってることは真逆かもしれません。

「味にこだわる」なんて、数値化できないし、自己満足かもしれない。

周りの人からは「そんなことより収量上げろよ」って笑われるかもしれない。
(ちなみに実際言われたことあります😂)

でも、僕は自分に正直な「職人」でありたいです。
そして、それを綺麗事で終わらせない「商人」でもありたいです。

不器用だし、遠回りばっかりしてますが、これが僕の生き方なんだろうなと諦めてます笑😁

体系化されたマニュアルはないけど、僕の頭と体(と失敗の経験)、そして寺本果樹園には少しずつデータが蓄積されてます。

それがいつか、誰かの役に立つ「地図」になればいいなぁ。
今日も不安だけど、一歩ずつ進みます!


というわけで、『迷子になりながら進んでます』という僕の感想でした!
寒くなってきましたが、みなさんご自愛ください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここまで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかった!という方は、ぜひ「いいね」を👍
コメントいただけますと、すごく嬉しいしめちゃくちゃやる気が出ます💪
フォローもぜひお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました👩‍🌾🧑‍🌾
コメント(2)
お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
12月も後半戦。気づけばクリスマス直前🎄昔の僕は「クリスマスケーキ楽しみ🍰」と思ってましたが、今の僕は発送伝票とスケジュールのことでパンク寸前です🤯


さて、今日は「『うれしい悲鳴』を『本当の悲鳴』に変えてはならない」とお話しさせてください。


【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、ご予約受付中です🍓

…と言いたいところなのですが、現在、あまりにもたくさんのご注文をいただき、新規のご注文受付を一時ストップさせていただいております🙇‍♂️

クリスマスシーズンを目前にストップしてしまい、本当に申し訳ありません💦
再開の目処が立ち次第、またお知らせします!

(※お届けをお待ちのお客様、最高においしい状態でお届けしますので、もう少々お待ちください!)


【「予約なし」からのスタート】
まず、心からの感謝を伝えさせてください。
本当に、本当にありがとうございます!!

実は、去年のこの時期は「地獄」でした。

あらかじめ予約を受け付けていたのに、いざ本番になったらイチゴが全然無くて、泣く泣くお断りの連絡をさせていただく…という大失敗をしました。

その反省から、今年は「12月の予約は事前に取らない」と決めました。
12月が近づいて、「これなら絶対いける!」と確信してから、ようやく販売を開始しました。

つまり、「予約注文」という「売上の担保」がゼロの状態からのスタートでした。
めちゃくちゃ怖かったです。

にも関わらず!
蓋を開けてみれば、イチゴが足りなくなるくらいのご注文をいただきました。

「販路が決まってないから売れ残るかも…」なんて不安は杞憂でした。

これって当たり前のことじゃありません。みなさんが支えてくださっているおかげです。本当に実感しました😭


【「うれしい悲鳴」と「本当の悲鳴」】
さて、こうやって注文が殺到することを世間では「うれしい悲鳴」なんて言いますよね。

でも僕、今回の経験で思いました。

「ここの判断を見誤ると、『うれしい悲鳴』じゃなくて『本当の悲鳴』になるな」と。

判断というのは、「引き際(注文ストップのタイミング)」のことです。

注文が来るからといって、考えなしにバンバン受けていると、イチゴが足りなくなります。
特にお客さんの期待を裏切ることになります。

寺本果樹園は「日時指定可能」にしているので、特定の日(クリスマスや年末年始)に注文が集中します。

もしキャパを超えて受けちゃったら…パンクします。というか、今回パンクしかけました😱

逆に、ビビって早くストップしすぎると、せっかくあるイチゴが売れ残ってしまい、機会損失(売上の減少)になります。

「チキンレース」をしたいわけじゃないですが、売上は生活に関わるのでそこはシビアに見極めないといけません。

この「引き際」の判断が本当に難しい!!

今回は、ギリギリのところで「今だ!」と引きました。多分ベストタイミングだったと思います。


【なぜ農家の負担になる「日時指定」を受けるのか?】
ここで同業の農家さんなら思うかもしれません。

「日時指定なんてやめて、予約リスト順に『でき次第発送』にすればいいじゃん!」と。

実際、その方が合理的です。
機会損失もなくなるし、「〇〇日待ち」という希少性も出るし、何より農家のストレスが激減します。

それでも、僕が「日時指定可能」にこだわる理由。
それは、“お客さんの「不安」と「熱量」”のためです。

①「いつ届くかわからない不安」は「不満」に変わる
これ、去年のシャインマスカットで痛いほど学びました。

「シーズン中随時発送」として300件近い予約を受けた結果、後半のお客様から「いつ届くの!?」という不安の声をいただきました。

Amazonで「1〜7日で配送」ってなってて、明日届かなかったら「遅いな…」って思いませんか?僕は思います(笑)。

「いつ届くかわからない」という不安は、「いつになったら届くの」という不満に変わります。農家の皆様、ご参考ください。
(もちろんお客さん全てじゃないです!「農業は天気のものだから、いつでも待ってますよ〜」と仰って下さるお客さんもおられます。ご理解ご配慮いただきありがとうございます😭)

②「注文時の熱量」と「届いた時の熱量」のギャップ
これは僕の仮説なんですが…
注文ボタンを押した瞬間(お金を払った時)が、お客さんの“感情の熱量(楽しみ!)」”が一番高いときです。

そこから「いつ届くかわからない」まま2週間、3週間と経つと、熱量はどんどん冷めていきます。

そして忘れた頃に届いても、
「ん?なんの荷物だっけ? …あー、そういえば頼んでたな」
くらいのテンションになっちゃうんじゃないかと。

本音を言うと、「そうなると、寺本果樹園のファンにはなってくれないだろうな」と思うんです。

だから寺本果樹園は、あえてリスクを取って、自分の首を絞めてでも「日時指定可能」にしています。

「クリスマスに食べたい!」「誕生日に欲しい!」という、熱量が一番高いタイミングで届けたいから。

③お客さんに「日時指定できる農家さん少ないから助かる〜」と言われたから。
そのまんまです。
お客さんに喜んでいただけたからやる。
シンプルにそれだけ。

その分、「引き際」を見誤ると「本当の悲鳴(お客さんを裏切る地獄)」になるので、毎日胃がキリキリしてますが…😂

なんとか今回は無事に乗り切れそうです!
ご注文いただいたみなさん、楽しみにしていてくださいね🍓


というわけで、「『うれしい悲鳴』を『本当の悲鳴』に変えてはならない」というお話でした!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

「日時指定」って、農家にとっては本当に諸刃の剣です⚔️

天気予報とにらめっこしながら、「この日は雪だから収穫量が減るかも…でも注文が…」と毎日パズルをしてます。

でも、指定した日に届いて「クリスマスケーキに乗せました!」「誕生日に間に合いました!」って写真が送られてくると、「あぁ、頑張ってよかったな」って報われるんですよね。

効率や合理性も大事だけど、やっぱり僕はお客さんのことを考えたい。
しかも非効率で非合理の方がなんかかっこよくない?笑

それが「寺本果樹園らしさ」かなと思ってます。

ちょっと甘ちゃんな考えかもしれませんが、ちょっとしたこだわりです✌️


というわけで、『かっこいい方がいい!』という僕の感想でした!
寒くなってきましたが、みなさんご自愛ください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここまで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかった!という方は、ぜひ「いいね」を👍
コメントいただけますと、すごく嬉しいしめちゃくちゃやる気が出ます💪
フォローもぜひお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました👩‍🌾🧑‍🌾
コメント(2)
コメント(0)
お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
インフルエンザから完全復活!ここ1ヶ月風邪やらインフルやらで体調悪くて最悪だった片面、気づいたこともありました。健康一番!!健康最高!!


さて、今日は「去年のイチゴと、今年のイチゴの比較。結論:大成功」についてお話しさせてください。


【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、ご予約受付中です🍓

実は、寺本果樹園のイチオシのイチゴなんです!厳しい寒さと腰まで積もる豪雪を乗り越えたイチゴは、おいしさと香りがギュッと詰まって格別な味です✨

邑南町のお店や畑で、またオンラインでもお買い求めいただけます!


【去年は地獄、今年はイケイケ!!】
今日はお休み明けということもあって、イチゴの収穫量が過去一となりました。
その数なんと【27kg!!】

寺本果樹園のイチゴパックにして“180パック”分も収穫できてしまいました😂
たくさん収穫できて嬉しい反面、「これ全部売れるんか…?」と嬉しい悲鳴が上がりました笑

たくさん収穫できてわー!っとなったと同時に、ふと去年の今頃を思い出していました。

去年は本当に辛かった…。

真夏の酷暑と僕の栽培技術不足で全てのイチゴの花を落とさざるを得ず、クリスマスも年末も、収穫がほぼゼロでした。

本格的に収穫できるようになったのは、年が明けて「1月末」から。一番需要がある時期に、指をくわえて見ているしかありませんでした。

でも、今年は違います!

11月中旬頃から収穫が始まり、今はかなりイケイケで収穫できています🍓✨

おかげさまで、クリスマスや年末にもしっかりお届けできそうです!
(※ただ、ありがたいことにクリスマスシーズンのご予約がいっぱいになってしまったため、現在【クリスマス時期のお届けの新規受付は停止】しております🙇‍♂️申し訳ありません!)


【ご注文の数も、景色も変わった】
収穫時期だけじゃなく、販売の景色もガラッと変わりました。

実は、去年はあんまりご注文いただけなくて、少なかった収穫量でもほぼ地元で細々と捌けるくらいでした。

それが今年は、本当にたくさんの方からご注文をいただいています!

予想を上回るほどの収穫量があるんですが、それを捌き切れるくらいのご注文の嵐。
地元でも、「寺本さんのイチゴ置いてよ!」と言っていただける場所が増えて、売り場がグッと広がりました。

本当にありがたいです😭


【ついに完成!悲願の「ギフトイチゴ」🎁】
そして何より、今年一番嬉しかったこと。

それは、ついに「納得のいくギフトイチゴ」ができたことです!

イチゴ栽培を始めて4年目。
去年も一昨年も「ギフトやりたいな〜」と構想はあったんです。でも、思うような梱包材が見つからなかったり、何よりイチゴがなさすぎてそれどころじゃなかったり…。

今年は違います。

いろんなギフトカタログを見て、梱包材のカタログを取り寄せて、サンプルを組み立てて。
「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤を繰り返して。
ついに、「これだ!!」と思えるギフトが完成しました✨

自分の作ったイチゴが、よそ行きの綺麗な箱に収まっている姿を見た時、「ついにこの時が来た…。」とワクワクが止まりませんでした✨

やっとここまで来たかと…。


【ネガティブな僕を支える「成長」の実感】
正直に言うと、僕はかなりネガティブな性分です😅

すぐに「売れなかったらどうしよう」「病気が出たらどうしよう」と、悪いことばかり考えて不安になります。

だけど、こうやって振り返ってみて、
『これまではできなかったけど、成長してできるようになったこと』
がはっきりと見えると、「あぁ、僕も頑張ったんだな」と自分を認めてあげられます。

この「成長の実感」が、僕のネガティブな心を支える一番の武器です。
これがあるから、不安感に押しつぶされることなく、今日もハウスに向かうことができます。

まだまだ力不足で、やらないといけないことばかりです。
目標までの道のりは、果てしなく長いです。

でも、去年より今年、今年より来年。

ちっちゃな前進をコツコツ積み重ねて、もっともっと良い農家になっていこうと思います!


というわけで、「去年のイチゴと、今年のイチゴの比較。結論:大成功」というお話でした!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

ギフト商品が完成したのは本当に嬉しいんですが、今度は「ギフト案件の獲得」が課題となっています💦

栽培することや商品を作ること、いわば「クリエイティブ」はとても楽しい作業です。

反面、作ったものをしっかりお届けして、お代金をいただいて、生活と共に持続していくこと、つまり「販売」(ひいては全て合わせた「経営」)はとても大変です。

考えて作って完成して「やったー🎉」がゴールではなく、「じゃあ完成したこの商品をどうやって売っていこう?続けていこう?終わらせないようにしよう?」というスタートを切ったにすぎません。

ここからが本当に大変なところ。

正直な話をすると、現在のギフト案件獲得は『0件』です。
これまでのイチゴはたくさんご注文いただけますが、特別なギフトイチゴは全然です😂

さて…次の成長の壁は『ギフト案件の獲得』だな!!頑張ります💪

もし、
「お歳暮として、特別なイチゴを贈りたい🍓」
「お世話になってあの人に贈るいいものないかなぁ?」
という方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください!!

特別なイチゴ、あります😎🍓


というわけで、『次の壁』という僕の感想でした!
寒くなってきましたが、みなさんご自愛ください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここまで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかった!という方は、ぜひ「いいね」を👍
コメントいただけますと、すごく嬉しいしめちゃくちゃやる気が出ます💪
フォローもぜひお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました👩‍🌾🧑‍🌾
コメント(0)
お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
久しぶりに元気な状態でお休みを過ごしました!と言っても朝はご注文分のイチゴなどをやってたので、半日ほぼ仕事みたいな…。


さて、今日は「農業には夢がある」についてお話しさせてください。


【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、販売中です🍓

実は、寺本果樹園のイチオシのイチゴなんです!厳しい寒さと腰まで積もる豪雪を乗り越えたイチゴは、おいしさと香りがギュッと詰まって格別な味です✨

邑南町のお店や畑で、またオンラインでもお買い求めいただけます!


【農業には「夢」がある】
今日はお休みということもあって、ぼんやりしたお話をさせてください。

ぼんやりとですが、僕は「農業って夢があるよなぁ」と思っています。

「夢」といっても、タワマンに住んでフェラーリ乗り回すような大金持ちになるとか、テレビに出てキャーキャー言われるスーパースターになるとか、そういう派手な夢ではありません。

僕が思う農業の夢、それはもっと泥臭くて、でも何にも代えがたいものです。

それは、
「自分で作ったものを、自分の手でお渡しして、直接『おいしかったよ!』と言ってもらえること、直接感謝してもらえること」
です。

「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれません。

誰かに感謝される仕事なんて、他にもたくさんあります。

でも、「0から100まで全部自分で背負って、その結果として感謝される」という経験は、中々できることじゃないと思ってます。


【「ありがとう」の重み】
僕たち農家が受け取るお客さんからの「ありがとう」には、数えきれないほどの苦悩と努力が詰まってます。

「どんな肥料をあげれば甘くなるかな…」
「カビが出ないようにどんな作業をすればいいかな…」
「どうやって寺本果樹園を知ってもらおうか…」
「どうやったら買ってもらえるか、写真はこれでいいか…」

そして何より、
『どうやったらお客さんに喜んでもらえるか』

これを1から全部、自分で考えて、悩んで、実行して。
失敗して落ち込んで、また考えて。

その長い長いトンネルを抜けた先にある、お客さんからの
「おいしかったよ!」
「寺本さんのイチゴ最高だったよ!」
という言葉。

これはもう、格別なんです。
嫌なことがあっても、「でもさっき喜んでもらえたしな」と元気になるほどです✨


【「ありがとう」が繋がる】
そして、その「ありがとう」は、僕たちとお客さんの間だけで終わりません。

「この前実家に送ったら、『おいしかったよ!』って電話が来たよ。ありがとう!」
こんな言葉をいただくこともあります。

僕が作ったイチゴが、お客さんを笑顔にして、さらにお客さんの大切な人まで笑顔にして、その報告がまた僕のところに帰ってくる。

感謝と幸せが波及していくんです。
こんなに嬉しいことってありますか?😭

農業は、大金持ちにはなれないかもしれない。
スーパースターにもなれないかもしれない。

でも、「人としての幸せ」を一番享受できる仕事だと僕は思ってます。

誰かを想って作り、誰かに喜ばれ、自分も満たされる。
農業には、そんな「幸せ」という夢がギッシリ詰まってます。

だから僕は、いろいろ大変なこともあるけど、この仕事をやめられないんだと思います🧑‍🌾


というわけで、「農業には夢がある」というお話でした!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

こんな綺麗なことを書いてますが、裏では「春までに売り切らないとヤバい!」とか「経費が…!」とか、現実的な数字と毎日戦ってます😂

でも、そんな不安な時こそ、みなさんからいただくコメントや「おいしい」の声が、本当に、本当に力になるんです。

もちろん、“感謝があればそれだけで素敵な仕事”なんて綺麗事をいうつもりはありません。お金や生活のことも考えて、経営的に持続可能性を考えて、生き続けなければなりません。

それでも「幸せ」を夢見て。
でもやっぱり足元はしっかり現実を見て。

これからも泥臭く、みなさんに「おいしい!」と言ってもらえるイチゴを作り続けます!

いつも支えてくださって、本当にありがとうございます!!


というわけで、『やっぱり「ありがとう」が1番の原動力』という僕の感想でした!
寒くなってきましたが、みなさんご自愛ください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここまで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかった!という方は、ぜひ「いいね」を👍
コメントいただけますと、すごく嬉しいしめちゃくちゃやる気が出ます💪
フォローもぜひお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました👩‍🌾🧑‍🌾
コメント(0)

この投稿をした生産者

島根県 邑智郡邑南町中野小原迫900

寺本果樹園

この生産者の商品

商品一覧へ