寺本果樹園の投稿一覧

お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
久しぶりに元気な状態でお休みを過ごしました!と言っても朝はご注文分のイチゴなどをやってたので、半日ほぼ仕事みたいな…。


さて、今日は「農業には夢がある」についてお話しさせてください。


【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、販売中です🍓

実は、寺本果樹園のイチオシのイチゴなんです!厳しい寒さと腰まで積もる豪雪を乗り越えたイチゴは、おいしさと香りがギュッと詰まって格別な味です✨

邑南町のお店や畑で、またオンラインでもお買い求めいただけます!


【農業には「夢」がある】
今日はお休みということもあって、ぼんやりしたお話をさせてください。

ぼんやりとですが、僕は「農業って夢があるよなぁ」と思っています。

「夢」といっても、タワマンに住んでフェラーリ乗り回すような大金持ちになるとか、テレビに出てキャーキャー言われるスーパースターになるとか、そういう派手な夢ではありません。

僕が思う農業の夢、それはもっと泥臭くて、でも何にも代えがたいものです。

それは、
「自分で作ったものを、自分の手でお渡しして、直接『おいしかったよ!』と言ってもらえること、直接感謝してもらえること」
です。

「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれません。

誰かに感謝される仕事なんて、他にもたくさんあります。

でも、「0から100まで全部自分で背負って、その結果として感謝される」という経験は、中々できることじゃないと思ってます。


【「ありがとう」の重み】
僕たち農家が受け取るお客さんからの「ありがとう」には、数えきれないほどの苦悩と努力が詰まってます。

「どんな肥料をあげれば甘くなるかな…」
「カビが出ないようにどんな作業をすればいいかな…」
「どうやって寺本果樹園を知ってもらおうか…」
「どうやったら買ってもらえるか、写真はこれでいいか…」

そして何より、
『どうやったらお客さんに喜んでもらえるか』

これを1から全部、自分で考えて、悩んで、実行して。
失敗して落ち込んで、また考えて。

その長い長いトンネルを抜けた先にある、お客さんからの
「おいしかったよ!」
「寺本さんのイチゴ最高だったよ!」
という言葉。

これはもう、格別なんです。
嫌なことがあっても、「でもさっき喜んでもらえたしな」と元気になるほどです✨


【「ありがとう」が繋がる】
そして、その「ありがとう」は、僕たちとお客さんの間だけで終わりません。

「この前実家に送ったら、『おいしかったよ!』って電話が来たよ。ありがとう!」
こんな言葉をいただくこともあります。

僕が作ったイチゴが、お客さんを笑顔にして、さらにお客さんの大切な人まで笑顔にして、その報告がまた僕のところに帰ってくる。

感謝と幸せが波及していくんです。
こんなに嬉しいことってありますか?😭

農業は、大金持ちにはなれないかもしれない。
スーパースターにもなれないかもしれない。

でも、「人としての幸せ」を一番享受できる仕事だと僕は思ってます。

誰かを想って作り、誰かに喜ばれ、自分も満たされる。
農業には、そんな「幸せ」という夢がギッシリ詰まってます。

だから僕は、いろいろ大変なこともあるけど、この仕事をやめられないんだと思います🧑‍🌾


というわけで、「農業には夢がある」というお話でした!


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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

こんな綺麗なことを書いてますが、裏では「春までに売り切らないとヤバい!」とか「経費が…!」とか、現実的な数字と毎日戦ってます😂

でも、そんな不安な時こそ、みなさんからいただくコメントや「おいしい」の声が、本当に、本当に力になるんです。

もちろん、“感謝があればそれだけで素敵な仕事”なんて綺麗事をいうつもりはありません。お金や生活のことも考えて、経営的に持続可能性を考えて、生き続けなければなりません。

それでも「幸せ」を夢見て。
でもやっぱり足元はしっかり現実を見て。

これからも泥臭く、みなさんに「おいしい!」と言ってもらえるイチゴを作り続けます!

いつも支えてくださって、本当にありがとうございます!!


というわけで、『やっぱり「ありがとう」が1番の原動力』という僕の感想でした!
寒くなってきましたが、みなさんご自愛ください。


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お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
凍えるほど寒い中、今日も畑に向かいます。毎日同じことの繰り返しのようですが、今日もイチゴがお客さんに届いてるので嬉しい限りです😆


さて、今日は「今は順調。でも未来への大きな不安が消えない消えない。」についてお話しさせてください。


【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、ご予約受付中です🍓

実は、寺本果樹園のイチオシのイチゴなんです!厳しい寒さと腰まで積もる豪雪を乗り越えたイチゴは、おいしさと香りがギュッと詰まって格別な味です✨

邑南町のお店や畑で、またオンラインでもお買い求めいただけます!


【毎日10kgが完売!ありがとうございます😭】
現在イチゴの収穫シーズン真っ只中です!
ありがたいことに、今年は本当にお客さまにご好評いただいてます。

ほぼ毎日10kg近く(パック数でいうと60〜70パック!)を収穫しているんですが、売れ残りに悩むどころか、逆に足りないくらい順調に売れています。

本当に、寺本果樹園を好きでいてくださる皆さんのおかげです。
いつもありがとうございます!!🙇‍♂️


【先週のピンチ】
「順調です!」なんて言ってますが、実は先週は地獄でした。
「全然売れない…どうしよう…」と頭を抱えてました。

理由はシンプル。僕がインフルエンザでダウンしたからです😷

寺本果樹園は、
・姉ちゃん:職人(栽培のプロ中のプロ)
・僕:何でも屋(売る・喋る・ぼちぼち栽培もする)
という役割分担なんですが、売る担当の僕が倒れたことで、販売がストップしかけました。
(姉ちゃんも僕の後にインフルになるというおまけ付き…)

復帰後、必死に売り場の見直しや拡大を図ってなんとか持ち直しました。
偉そうに「立て直した!」とか言ってますが、結局は姉ちゃんがずっとイチゴに手をかけてくれてたおかげだし、待っててくれたお客さんが買い支えてくれたおかげです。

感謝しかありません。


【それでも消えない「春」への不安】
今は順調です。指名のご注文も毎日いただけてます。

でも、僕の中には「巨大な不安」がずっとあります。

それは、
「今のペースじゃ全然足りない。冬のうちに稼ぎ切らないとヤバい」
という焦りです。

詳しく説明させてください。

寺本果樹園のイチゴ(品種:かおり野)と、雪国・邑南町の特性上、
「冬はめちゃくちゃおいしいけど、春(暖かくなると)は味がガクッと落ちる」
という特徴があります。

冬はじっくり熟すので甘みも香りも最高なんですが、春は気温が上がって急激に熟してしまうため、味が乗らないまま赤くなっちゃうんです。

この落差が、うちのイチゴは特に激しい。

さらに、春は本業(?)であるシャインマスカットの準備で、目が回るほど忙しくなります🍇😵‍💫

だから僕の理想は、
「最高においしい冬の間に、イチゴの売上を稼ぎ切ってシーズンを終えたい」
なんです。

おいしくない春のイチゴを、忙しい中、無理して売りたくない。

お客さんに自信を持って「おいしいよ!」と言える冬のうちに、勝負を決めたいんです。


【ギフト戦略への挑戦】
でも、今の「順調なペース」では、冬だけで目標金額に届きません。

かといって、収穫量はこれ以上増やせないし(設備投資が必要)、イチゴの値段をイタズラに上げたらお客さんは離れてしまいます。

そこで今、僕が必死に考えているのが「ギフト商品の強化」です🎁

お歳暮や冬の贈り物として、高単価でも満足していただける商品を届ける。
そして、経営者の方や企業さんなど、「ギフトをたくさん贈る方」と繋がって、まとまった案件をいただく。

これしかないと思って、今必死に営業したり、商品の見せ方を変えたりして奮闘しています。

…が、正直に言うと、まだ全然うまくいってません💦
ギフト案件、獲得できてません!!

このままだと、春も死ぬ気で(しかも味に納得いかないまま)イチゴを売り続けなきゃいけなくなります。それは避けたい…。

「おいしいと評判の、冬のイチゴのまま終わりたい」

その理想と現実の狭間で、毎日毎日不安と戦いながら、コツコツ動いています。
不安だけど、やるしかない。

毎日毎日、コツコツコツコツ、一歩ずつ一歩ずつ。
冬のイチゴは間違いなく最高だから、これを届けるためにあがきます🔥


というわけで、「今は順調。でも未来への大きな不安が消えない消えない。」というお話でした!


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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

「春はいちご狩り」という手もあるかな〜?とぼんやり考えてます。

春のイチゴは味が落ちると言っても、採れたてをその場で食べるなら十分おいしいし、何より「体験」としての価値は高いですからね。
(出荷するには品質保持が難しいけど、その場ならOK!みたいな)

でも、それをするにも準備が必要だし、やっぱりまずは「冬のギフト」をなんとかしたい!

もしこのブログを読んでくださってる方で、「会社のお歳暮、どこにしよっかな〜」とか「お世話になったあの人に何か贈りたいな」という方がおられましたら…

寺本果樹園のイチゴ、めちゃくちゃおすすめですよ!!
経営者の方、企業の担当者様、何卒よろしくお願いいたします🙇‍♂️

僕が直接、最高級のイチゴをお届け(発送)します!!

営業は苦手だけど、おいしいイチゴのためなら恥も外聞も捨てて頑張ります💪


というわけで、『冬のギフト、待ってます!!』という僕の感想でした!
急に寒くなりましたので、みなさん本当にご自愛ください。


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お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
今日、ついに邑南町で初雪が降りました☃️これからもしっかり冷える予報なので、イチゴにとっては「甘くなるチャンス」到来です🍓


さて、今日は「“シャインマスカット並みに甘いイチゴ”という快挙でも、道のりはまだまだ険しい。」についてお話しさせてください。


【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、ご予約受付中です🍓

実は、寺本果樹園のイチオシのイチゴなんです!厳しい寒さと腰まで積もる豪雪を乗り越えたイチゴは、おいしさと香りがギュッと詰まって格別な味です✨

邑南町のお店や畑で、またオンラインでもお買い求めいただけます!

オンラインでのお届けは、現在【12/8前後】になる見込みです📦
お待たせして申し訳ありませんが、最高においしい状態でお届けしますので、もう少々お待ちください。


【快挙!糖度17度のイチゴ爆誕🍓】
寒くなってきたので、「イチゴの味がのってきたかな〜?」と思い、試しに糖度を測ってみました。

すると、表示された数字に目を疑いました。

『17.4度』
思わず声が出ちゃいました笑

これ、どれくらいすごいかと言うと、農業の論文やデータを見てみると、12月収穫のイチゴの平均糖度は大体【11〜12度】くらいと言われています。

もっと寒くなって甘みがのる1月でも【14度】くらい。

なのに、まだ12月入ったばかりで【17度】…。

ちなみに、あの甘〜いシャインマスカットの出荷基準が「18度から」です。

つまり、「ほぼシャインマスカット並みに甘いイチゴ」ができちゃいました✨

実際に食べてみましたが、うまかったです。めちゃくちゃ甘かったです。

これは快挙です!!
やったぞ!!


【でも、素直に喜べない理由】
と、手放しで喜びたいところなんですが…実はそうもいかなくて💦

畑全体(ハウス3棟分)で測ってみると、**「糖度のばらつき」**が大きすぎることが判明しました。

寺本果樹園にはイチゴハウスがA・B・Cと3棟あるんですが、それぞれの成績はこんな感じ。

・ハウスA(1番早く植えた):16度〜17度台
・ハウスB(2番目に植えた):12度前後
・ハウスC(最後に植えた):13度前後

Max17.4度に対して、Min11.1度。
その差、6度以上。

論文のデータ(11〜12度)と比べればBもCも決して悪くはないんです。普通においしいんです。

でも、Aが凄すぎるせいで、「うーん、この差はなんだ??」と頭を抱えています😓

「まだ収穫が始まったばかりだから味が若いのかな?」とも思ったんですが、それなら最後に植えたハウスCが一番低くなるはず。

なのに、真ん中のハウスBが一番低い…。
正直、理由はわかりません🤷‍♂️


【見えない「畑の特性」と、これからの対策】
一番可能性が高いのは、「畑の特性」かなと思います。

同じように見えても、地面の保水性が違ったり、湿度の籠り方が違ったり、光の当たり方が微妙に違ったり。

農業の世界では「この畑の野菜はおいしいけど、こっちはイマイチ」みたいなことが普通にあります。

理由を断定するのは難しいですが、わからないからと言って放置はしません!

とりあえず、やれることをやります💪
・水やりを少し減らして、味を凝縮させる
・収穫タイミングをギリギリまで遅らせて、完熟させる
・肥料のあげる量を微調整する

今日が計測1日目なので、明日からも継続的に測って観測していこうと思います📝

とはいえ、やっぱり「糖度17度」が出たのは事実!
ポテンシャルは凄まじいものを持ってます🔥

今のままでも十分おいしいですが、この寒波を味方につけて、ハウスBもCも全部「シャインマスカット級」に引き上げられるよう頑張ります!!


というわけで、「“シャインマスカット並みに甘いイチゴ”という快挙でも、道のりはまだまだ険しい。」というお話でした!


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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

ハウスAは「天才肌」、ハウスBは「晩成型(これから伸びるタイプ)」、ハウスCは「安定型」…みたいに、ハウスごとに個性があるのかもしれません😂

同じ苗、同じ肥料、同じ人間が管理してるのに、ここまで違うって本当に農業は面白い(そして難しい)ですね。

ハウスBの子たちも、決してダメな子じゃないんです。

これからの寒さで、じっくりじっくり甘さを蓄えて、最後にはAを追い抜くような「大逆転」を見せてくれるかもしれません。

「なんで甘くないんだ!」と怒るんじゃなくて、「どうやったらもっと甘くなれるかな?」と対話しながら、それぞれのハウスに合わせてお世話していこうと思います。

目指せ、全棟アベレージ15度超え!!


というわけで、『ハウスにも個性がある』という僕の感想でした!

急に寒くなりましたので、みなさん本当にご自愛ください。


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お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
ここ数年、姉弟ともに変に体調崩していなかったのが密かな自慢でしたが、見事に2人とも流行りのインフルエンザをやらかしました😂コロナの時も2人仲良く一網打尽だったので、大人しくしときます🤒といいつつ、現場を止めるわけにはいかないので現場に戻ります。


さて、今日は「イチゴを「元気」にしすぎたら、逆に「病気」にしてしまった…。」についてお話しさせてください。


【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、ご予約受付中です🍓

実は、寺本果樹園のイチオシのイチゴなんです!厳しい寒さと腰まで積もる豪雪を乗り越えたイチゴは、おいしさと香りがギュッと詰まって格別な味です✨
邑南町のお店や畑で、またオンラインでもお買い求めいただけます!

オンラインでのお届けは、現在【12/8前後】になる見込みです📦
お待たせして申し訳ありませんが、最高においしい状態でお届けしますので、もう
少々お待ちください。


【今年のイチゴは絶好調!…のはずが?】
現在、寺本果樹園ではイチゴの収穫が始まっています🍓

今年のイチゴは、去年の反省(苗作り失敗など)をしっかり活かしたおかげで、今のところすこぶる順調です!!

去年同時期と比べても収穫量はUPしてるし、何よりイチゴの株が元気で大きい!
「よしよし、今年は勝ったな😎」とニヤニヤしておりました。

ですが、調子に乗るとすぐに足元をすくわれるのが農業。
実は、去年にはなかったミスを今年してしまいました。

それは…『カビ』の大発生です。

専門用語でいうと「灰色かび病(はいいろかびびょう)」というやつです。

早い話、この病気が広がると、イチゴの実がカビに感染して腐ってしまいます。
しかもそれだけじゃなく、葉っぱや茎にも感染して、放置してるとイチゴの株そのものが腐って死んでしまうという、めちゃくちゃ怖い病気なんです…!


【10年前のトラウマ】
実はこの「灰色かび病」、寺本果樹園にとってはただの病気じゃなくて『トラウマ』なんです。

寺本果樹園が一番初めにイチゴ栽培に挑戦したのは、今から約10年前のこと。
その時、この灰色かび病が大流行してしまって、なんとイチゴの株が全滅してしまいました。

どうすることもできず、腐っていくイチゴを見て、一度そこでイチゴ栽培を諦めてしまった…という過去があります。
(そこから数年後、リベンジして今に至るわけですが!)

その「悪夢」が、順調に見えた今年、また顔を出しました。
背筋が凍りました🥶


【原因は、「欲」と「焦り」】
なんでこんなことになったのか。

原因はいろいろありますが、一番の原因ははっきりしてます。
『イチゴに肥料をあげすぎて、元気にしすぎちゃったこと』です。

「え? 元気なのはいいことじゃないの?」と思いますよね。僕もそう思ってました。

でも、肥料が多すぎるとイチゴの株が巨大化して、葉っぱがワッサワサに茂ります。
すると、株元が密林みたいになって風通しが悪くなり、湿気が溜まって…カビにとって最高の環境ができあがっちゃったんです😇

さらに、肥料たっぷりでぬくぬく育ったイチゴは、「あ、肥料あるから頑張らなくてもいいや〜」と軟弱に育ってしまい、病気に対する抵抗力も弱くなってしまいました。
いわゆる「メタボでひ弱なイチゴ」にしちゃったわけです。


【先輩農家の教えは正しかった】
実は、イチゴ農家の先輩たちの間では、こんな教えがあります。

「たくさん肥料あげて大きくしすぎても意味ないよ。特に年内はコンパクトに育ててあげて。」

これ、よく言われてたんです。

でも正直、僕はこの意味があんまりわかってませんでした。
逆に、「寺本果樹園としては、特においしくなる冬(11月〜3月)にたくさん収穫したい!!」という欲がありました。

だから、
「コンパクト? いやいや、早く大きくなって!ジャンジャン収穫させて!!」
と焦って、肥料をドカンとあげてしまいました。

その結果が、カビ大発生です😭

カビにかかったイチゴの実や花は、他のイチゴに移らないように全部取り除かないといけません。

つまり、収穫量を増やそうとして肥料をやったのに、結局カビて捨てなきゃいけなくて、イチゴが減ってしまったんです。

しかも、「カビたイチゴを探して撤去する」という余計な作業まで増えてしまって…。
本当に、なにひとついいことありませんでした。

「急がば回れ」「過ぎたるは及ばざるが如し」。
長年農家さんが積み上げてきた技術や教えには、ちゃんと理由があったんだなぁと、痛い目を見てやっと身に沁みました。

これからは欲をかかず、肥料をあげすぎず、コンパクトに筋肉質なイチゴを育てようと誓いました🫡


【現在は…】
ご安心ください!
早期に発見して、カビた葉っぱや実を取り除き、環境を整えたおかげで、今はカビはかなり落ち着きました👍

危機を乗り越えたイチゴたちは、今元気においしい実をつけてくれています!
ぜひ安心して食べてやってください🍓


というわけで、「イチゴを「元気」にしすぎたら、逆に「病気」にしてしまった…。」というお話でした!


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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

今回の件で、「早く結果を出したい!」という焦りはロクな結果にならないなと痛感しました😂

「冬の間にたくさん売りたい!」という経営的な焦り(下心?)が、イチゴにとっては大迷惑だったわけです。

人間も一緒かもしれませんね。

栄養ドリンク飲みまくって無理やり元気にして仕事しても、結局体調崩して寝込んだら、トータルの仕事量は減っちゃう…みたいな。

つい先日僕も風邪をひいて、「でも仕事があるから!」と無理をしたところ、結局治るのに10日もかかっちゃったみたいな笑

「腹八分目」とか「コンパクトに」っていうのは、地味に見えるけど、長く健康に走り続けるための『最強の知恵』なのかもしれません。

10年前の全滅の時とは違って、今回はちゃんとリカバリーできたので、そこは成長したってことで!
(ポジティブに捉えないとやってられない🤣)

失敗を糧に、筋肉ムキムキのイチゴ作り頑張ります💪


というわけで、『メタボより細マッチョを目指そう』という僕の感想でした!
寒くなってきましたが、みなさんご自愛ください。


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島根県 邑智郡邑南町中野小原迫900

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