#3 \ 土佐文旦の人工授粉本番 /
2023/07/03
前回は土佐文旦の人工授粉準備編でしたが、今回は人工授粉本番編です!
夏小夏から抽出した花粉5.8kgを文旦の花につけていきます!

夏小夏から回収した5.8kgの花粉はそのままでは使えません。
セキショウシというピンク色の増量剤と1:1で混ぜ合わせて使用します。

花粉の準備ができればいよいよ園地で授粉作業です!
花粉をカップにいれて、お手製のボンボンで柱頭の先端にポンっとつけます。
なんと作業はこれだけなんです!
とはいえ、やみくもに花粉をつけているわけではなくて、ちゃんとコツがあります。
そのコツは、花の集まりから、一つの花にだけ花粉をつけることです!
こうすることで、選抜された質の高い文旦ができるほか、後から不必要な果実を間引く「摘果」作業の負担を減らすこともできます。
作業は日を分けて同じ園地を何度も何度も回ります。
同じところを何度もする意味あるの?と思われるかもしれませんが、一回の授粉では開花のズレで本来は授粉させたい良い花を見逃す恐れがあります。
また、一度付けた花も雨などで落ちてしまっている場合があります。
手間と時間はかかりますが、根気強く花に花粉をつけていきます。
ちなみに今回は全75園地を3回ほど回って花粉をつけました!

おかけで、いま園地には文旦のベビーがたくさんついています。
人工授粉は無事成功です!
収穫は年明け!それまでしっかり育てて皆様においしい文旦を届けます!
どうぞお楽しみに!!
ひろりん

夏小夏の花粉を文旦に受粉って素人からしたらなんで文旦じゃないの?とビックリ(゚∀゚)知らないことたくさんありますね。
一つ一つ手作業で受粉して手間をかけたからこそ美味しい立派な文旦が出来るんですね。家族一同、首を長くして待っています。もう大串さんの文旦しか食べれません。

おおぐし農園

ひろりん様
コメントありがとうございます!
文旦づくりに、ほかの柑橘の力が必要だなんて、私も最初は驚きました!
色んなことがどれだけ効率化しても、一番大切な基本は現場での手作業ですね!
美味しいものをお届けできるよう、がんばります!
引き続きよろしくお願いいたします!!

この投稿をした生産者

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