#2 \ 土佐文旦の準備スタート /
2023/06/08
高知の春の味覚である土佐文旦は先月の5月頃に開花を迎えました。この開花した花に花粉をつけることによって
文旦は実をつけます。つまり5月はまさに文旦スタートの時期なのです!

文旦の授粉には小夏の花粉を使用します。
文旦は自分の花粉での受粉が難しく、他の柑橘の花粉を使うことで効率よく受粉できるんです!
ということで小夏の花粉を使用するためには、小夏の花粉を準備しないといけません。
なので、5月に入るとまずは小夏のツボミを回収しにいきます。
しかし、小夏の開花は文旦より少し早いだけ。
文旦の開花に間に合わせるために、小夏のツボミの回収はマッハで行います!
回収した小夏から機械と手作業で花粉を抽出しますが、一つの蕾からとれる花粉はほんの少し・・・。
今年は6日間で約280kgのツボミを回収し、5.8kgの花粉を抽出しました。
その比率はなんと約1.75%!?
この5.8kgが来年の文旦の元になります。
今回はここまで!
次回は、この花粉を文旦の花につける人工授粉についてご紹介します!

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