西川農藝の投稿一覧

天気予報によれば今週はかなり暖かくなるとのことでとてもありがたいことです。
しかしながら、そんな予報のあとには必ずスギ花粉が飛散する時期です。花粉症の人は対策しましょうと続きます。

花粉症などのアレルギー対策にはえごま油が有効と言われています。実際、ネットで「えごま油、花粉症」で検索するとたくさんヒットします。

主要成分であるオメガ3脂肪酸に加えてえごま油に含まれる微量成分のロズマリン酸にも体内の炎症を抑える働きがあり、Wの力でアレルギー対策に有効と述べられていることが多いようです。

ここからは花粉症ではありませんが、同じアレルギーという共通項を持つ元喘息持ちの個人的体験談です。

10年ほど前アレルギー性の喘息と診断され、月一の通院と薬を服用していました。
時折やってくる喘息の発作は本当に辛く、コロナで呼吸困難になっている海外の人達の映像などを見た時も決して他人事には思えませんでした。

しかし、ここ7〜8年は辛い喘息の発作もなく、病院通いも薬の服用もしていません。
ではその間に何か対策したかというと特にはありません。

ただ、自分自身のアレルギー性喘息の対策として意図することもなく、自分自身がえごまを栽培するようになり、そして、えごま油を搾るようになり、毎日欠かさずスプーン1杯のえごま油を摂取するようになったこと、くらいしか理由が見当たりません。

10年ほど前は東京でのデスクワークから故郷の鳥取にUターンし農業を開始した頃で環境が激変した時期でした。
というと、恐らく鳥取に戻って農業を始めたことが喘息が治った理由ではないかと思われるのではないでしょうか。

しかしそうとも言えません。何故なら、東京にいた頃、時折強い咳に悩まされることはありましたが、喘息の症状が出るのは夜中ということもありお医者さんの診断は受けていませんでした。

鳥取に戻り、東京にいた頃に経験した以上のキツイ発作が続き、このまま放置するのは良くないと思い病院に行ったところアレルギー性の喘息であるとの診断を受けました。そして、病院に通院し、薬を服用するようになりました。

Uターン後の最初の年は県立の農業大学校に通っていましたし、2年目からえごまの栽培を始めましたが、油になるのは収穫した秋以降です。つまり、最初の2年はえごま油とは接点はありませんでした。

その後、えごま油を毎日スプーン1杯摂取するようになり、発作もなくなり、担当医からももう通院も薬も必要ないとのお言葉をいただき現在に至ります。

こんな体験が個人的にあるので、えごま油はアレルギーを原因とする花粉症に有効であるという説には一定の確信のようなものがあります。

花粉症でお悩みの方は一度えごま油をお試しいただくのも良いかと思います。

ご参考までに。
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例年、春一番の農作業として行なっているプラソイラ作業を本格的に寒くなる前の今の時期にやってみました!

プラソイラは50cmくらいの深さまで土に大きな亀裂を入れて耕盤層を破砕することで排水性を向上させて作物の根張りをよくするための大事な作業。

なぜ、春ではなくて今年は今の時期にやってみようと思ったかと言いますと、棘があって作業の障害になったり蔓を伸ばしてごまやえごまに絡まってくる厄介の地下茎で増殖する草を退治するため。地上部を刈っても刈っても越冬して次の年にはまた出てきます。

西川農藝の畑はもともとは耕作放棄地が多いですが、耕作放棄地は農薬や肥料は抜けて生態系は豊かになっているので自然栽培を実践する上では理想的ではあります。しかしながら、良いことだらけではなくて、人の手がしばらく入っていないのでこんな厄介な草がいつの間にか根付いていたりもします。

こんな厄介な草を退治する方法として、地下茎を寒さにあてるという方法があることは知ってはいたのですが、地下茎のある深さまで寒さをあてると土に悪い影響が出るのではないかとなかなか実行出来なかった経緯があります。退治法として除草剤は当然ありえませんし、実際のところ強力な除草剤でも効果もイマイチという話も聞きます。

しかし、改めてよく調べてみると「寒起こし(寒晒し)」といって土を起こして寒さにあてる農業技術があることが分かりました。恥ずかしながら「寒起こし」について知りませんでした。土を寒さにあてることで土の理想的な状態である団粒化が進むなど色々と効果効能があるようです。

つまり、冬本番前のプラソイラ作業には以下の3つの良い効果が期待できそうなのでやってみることにしました。
① 耕盤破砕による排水性向上がもたらす広く深い根張り
② 地下茎で増殖する厄介な草の退治
③ 土の団粒化などの寒起こしの効果

もしかしたら、思ったほど効果がない、もしくは場合によってはネガティブな影響が強く出る可能性もあります。

でも、やってみなきゃ分からないのでやってみました。

来年どんな土にどんな変化が出てくるのか、厄介な草は減っているのか楽しみです!

とりあえず、厄介な草を退治するには寒ければ寒いほど効果があると思うので一発強烈な寒波がきてほしいもんです。

冬は寒くなるという自然の摂理を栽培に活かす最大限活かすザ・自然栽培‼️
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この投稿をした生産者

鳥取県 倉吉市

西川農藝