サップグリーン農場の投稿一覧

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鶏も人間も同じだろうなと思うのは、土の上を歩いたり触ったりすることの大切さでしょうか。

今は雪に覆われている新潟の草地も夏は背の高い雑草が勢いよく育ちます。
最近では御多分に洩れず手間を省くために除草剤で枯らしてしまう風景をよく見ます。

それはもちろん「土に触れる」ことにはならないで、むしろ微生物や昆虫の住処をなくしてしまうことにもなると考えています。

新型コロナも鳥インフルエンザも、見方を変えると土に触れない人間が理屈だけでやってきたことが大問題を引き起こしてるんじゃないかと思ったりするんですよね。

自然からの恵みというものはどんな環境から生み出されるものなのか。
今日も鶏たちと向き合いながらどんな春を迎えようかと相談しています。^ ^

写真は2羽のルーキー。
どちらもお母さん鶏が育てた烏骨鶏です。

そうそう。お母さんが育てた鶏ってもしかしたら珍しいかもしれませんね。

自然界で木の上に巣を作って卵をあたためて雛が生まれてくる映像をご覧になったことがあるでしょうか。
卵をあたためている過程で、二つあるうちの一つを母鶏が巣から投げ落としてしまうのをご存知でしょうか。

私どもは鶏を自然に健康に育ててきて、メスが抱卵をしてお母さんになる姿も見てきました。その中で、確かに「抱かない卵」というものがあるんです。
それがきっと木の上の巣から捨ててしまう、何かしら問題のある卵なんじゃないかと思っています。

効率重視の養鶏場では、孵卵場などの業者で機械で生まれてきたひよこばかりをよーいどん!で更新する。もちろん効率化も大事なのはわかるんですが、その中に「捨てられるはずだった卵」から強制的に孵されたひよこってどれぐらいいるんだろうかと考えてしまうことがあります。

もちろん人工的に生かせてあげることも、延命することも悪いことではないかもしれませんが、何か違和感を感じてしまうんですよね。

様々なデータをとってきたので、いろいろわかってきたこともあるんですが、サップグリーン農場としては、不自然なものではないもしかして太陽とか土のにおいがするぐらいの大自然卵をお届けしたいと思っています。
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皆さん、こんにちは!
こちらのブログには、久しぶりの投稿になってしまいました。

私どもが暮らしている有数の豪雪地帯、新潟県十日町市もいよいよ越冬シーズンに突入しました。
もちろんまだ12月上旬。初雪は降りましたが、すぐに溶けましたので豪雪といわれる状況ではないです。

日本で販売されている鶏卵は、ご存知のように窓のない巨大な鶏舎で蜜飼いの中、生産する卵が主流なんでしょう。そうでなく鶏をのびのび自由にさせるといわれている平飼いや放し飼いなら安心できる。と思われる方が多いですよね。
私どもは基本的にチキントラクターという移動式の鶏舎で、鶏たちはシーズン中24時間、ずっと山の中や畑、もちろん農薬などの害がない草地で過ごします。毎日、新鮮なサラダを食べてミミズなど虫から動物性たんぱく質をとります。

私たちの仕事の一番は「自然観察」なのかなぁと思っています。
例えば、今年はヘビが少なかったんです。ヘビなんて少ない方がいいでしょうし、言葉で読むとおかしいかもしれませんが、これまで感じてきた「自然」に異変があると思いながら夏を過ごしていたんです。
もちろん鶏がヘビからタンパク質を摂ることもありますし、それが自然なことで、鶏ごときと思ってると彼らの秩序を見ると、その「自然」を守るしかないんですよね。
もし山や草地の土壌にミミズがいなくなったら。もちろんミミズだけではないですが、近隣の農薬や除草剤の影響をどの程度、受けることになるかなど、いろいろしっかり観察してないと見逃すこともあると思っています。

そして、さらに豪雪、、、。
当地の雪は、とにかく重く何でも破壊してしまうイメージです。
もちろんチキントラクターもそんな場所に置いておくわけにもいきませんし、豪雪で何メートルもの雪に埋もれるのでそこに踏み込むこともできなくなりますので、鶏たちは越冬スタイルの仕様ということになります。

具体的にいうと屋根の下で「平飼い」となるわけですが、自然の中を場所を変えて過ごしてきた鶏たちですから、やっぱりストレスは大きいのがわかります。

そこでサップグリーン農場の農場主がどんな対処をしてるのか、どんなふうに接しているのか。YouTubeひよこやチャンネルもぜひチェックしていただきたいと思います。

今シーズンは先月から卵の生産としては烏骨鶏がメインとなっていますが、同じ部屋に温厚ででっかい姉妹も同居していますので、今日は白い子と茶色の子の姉妹をご紹介いたします。
こんなに大きいのにまだ生まれて半年。小さい烏骨鶏の方がお姉さんなんですよ。

そして、さらに別格のでっかいのが同居しております。
ひよこやチャンネルをぜひ、チェックしてくださいね。^ ^
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皆さま、暑中お見舞い申し上げます。
冷たい飲み物やかき氷、それに夏野菜がやたらおいしく感じる季節でもあります。おいしくしっかり栄養をとって、この夏を乗り越えていただきたいと思っています。

さて、
私どもサップグリーン農場でも鶏たちは、毎日暑さと戦っています。
日陰に入ったらほんの少しの空気が流れる場所にみんなが集まってたりします。

暑熱が原因とされる鶏の熱中症も重度なものは死亡に至ります。
暑くなると大きく口を開けてハァハァ呼吸をしたり、脇を開けて放熱をして体温調節をするんですが、エサを食べなくなったり、水をがぶ飲みしたりすると熱中症の初期症状と言われています。

養鶏場など畜産の現場では本当に皆さん苦労されてるんだろうと思うんですが、とにかく日本も欧米諸国のアニマルウェルフェアが主流になることを望んでいます。
家畜や家禽そのものが、自由に行きたい場所で涼を取ることができるのも当たり前のことであってほしいと思います。

私たちは今現在、国内有数の豪雪地帯である新潟県十日町市に住んでいます。
その雪が及ぼすさまざまなものへの影響などを考えて数年内に大きく拠点を移すことを考えています。
もちろん鶏たちをのびのびと過ごさせてやれる場所を選ぶことになりますが、それまでの間、羽数を減らしたりするので極端に鶏卵の生産数が少なくなることをご了承ください。

サップグリーン農場も次のステージを検討しております。
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この投稿をした生産者