土に触れること
2023/01/16
鶏も人間も同じだろうなと思うのは、土の上を歩いたり触ったりすることの大切さでしょうか。

今は雪に覆われている新潟の草地も夏は背の高い雑草が勢いよく育ちます。
最近では御多分に洩れず手間を省くために除草剤で枯らしてしまう風景をよく見ます。

それはもちろん「土に触れる」ことにはならないで、むしろ微生物や昆虫の住処をなくしてしまうことにもなると考えています。

新型コロナも鳥インフルエンザも、見方を変えると土に触れない人間が理屈だけでやってきたことが大問題を引き起こしてるんじゃないかと思ったりするんですよね。

自然からの恵みというものはどんな環境から生み出されるものなのか。
今日も鶏たちと向き合いながらどんな春を迎えようかと相談しています。^ ^

写真は2羽のルーキー。
どちらもお母さん鶏が育てた烏骨鶏です。

そうそう。お母さんが育てた鶏ってもしかしたら珍しいかもしれませんね。

自然界で木の上に巣を作って卵をあたためて雛が生まれてくる映像をご覧になったことがあるでしょうか。
卵をあたためている過程で、二つあるうちの一つを母鶏が巣から投げ落としてしまうのをご存知でしょうか。

私どもは鶏を自然に健康に育ててきて、メスが抱卵をしてお母さんになる姿も見てきました。その中で、確かに「抱かない卵」というものがあるんです。
それがきっと木の上の巣から捨ててしまう、何かしら問題のある卵なんじゃないかと思っています。

効率重視の養鶏場では、孵卵場などの業者で機械で生まれてきたひよこばかりをよーいどん!で更新する。もちろん効率化も大事なのはわかるんですが、その中に「捨てられるはずだった卵」から強制的に孵されたひよこってどれぐらいいるんだろうかと考えてしまうことがあります。

もちろん人工的に生かせてあげることも、延命することも悪いことではないかもしれませんが、何か違和感を感じてしまうんですよね。

様々なデータをとってきたので、いろいろわかってきたこともあるんですが、サップグリーン農場としては、不自然なものではないもしかして太陽とか土のにおいがするぐらいの大自然卵をお届けしたいと思っています。

この投稿をした生産者

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