都会人もすなるブログといふものを、農家人もしてみむとて、するなり
2024/01/28
 ぽんかん農家として、安全と美味しさが最も大切、と作業を続けてきたつもりですが、周囲の方々から助言をいただいて、今日、初めてブログなるものに挑戦することになりました。なにぶん、コンピュータフォビアを自任する私ですので、見苦しいところを披露してしまうことは間違いありません。以前、異国の地でメールのやり取りを勧められた折に「キッテハドコ二ハルノ?」と質問して爆笑を誘った経験さえ持っております!覚悟してのおつきあいをお願いいたします。

 勧めていただいた方は、日記風に書いている人もいるので、農園の日常の状況などをお知らせすればいいのではないか、とおっしゃるので、先ずは今週の動きから土佐ブログ(京都からUターンしてきた私ですので逆方向ですが)を始めたいと思います。

 1月28日
 昨日、発送用の追熟のできたぽんかんを選び出しながら、貯蔵庫内の
四室を四人がかりで確認しました。個体差がありますので、木箱から一つ一つ美味しそうになったものを選び出します。しかし、中には腐敗するものも出てきます。他の農園よりもかなり多く出ていると思います。昨日捨てただけでもコンテナ四杯分以上でした。もし、一般的に行われている収穫前の防腐剤散布などをしているのであれば防げることでしょうし、化学系農薬を使えば、劇的に表皮のキズも減りますので、カビの付着も少なくなるはずです。木箱一つ一つの中をのぞき込むことはかなりの重労働で、腐敗化を取り除いた後の処理にも時間を取られてしまいます。

 高級柑橘であったぽんかんの価格下落の後、コストカットに努める農園が多くなり、上記のような作業は少なくなりました。木箱貯蔵をやめて、収穫コンテナのまま作業場に積み上げてゆく情景があちこちで見受けられます。それでは、二月中ごろに酢上がり果(果汁が少なくなった果実)が増えるのは無理もないこと。ぽんかんの評価と価格の下落悪循環はどこまで続くのでしょうね?

 さて、恥ずかしながら宣伝です。
 ぽんかんはおいしい柑橘のはず。『ぽんかんルネッサンス』を目指して、この冬二回目の上京をします。場所は、渋谷、青山マルシェで、2月3日(土)、4日(日)です。特に、追熟のできた大きなサイズの味を皆さんに試食してもらおうと計画しています。安全とおいしさの航海です。近くにお住まいの方がいらっしゃったら、お出でくださいませんか?

 ブログってこんな利用の仕方でいいのでしょうか?写真を載せるのですかねえ。これから撮りに行くわけにはいきませんので、おなじみの貯蔵庫の写真を利用します。できるかしらん。(泥縄です)
 数々の失礼、失言は今後もあるかと思いますので、これもご容赦を。
前山美奈子

都会に住んでる私にとり、安心安全の為に頑張って下さっている、作り手側の工夫やご苦労が垣間見れる、貴重な機会になります^ ^。次回も楽しみにしております🍊✨

エリ

コンテナ4杯分もですか!
安心安全な果物を作られるのは、本当に一つ一つご苦労の賜物なのですね♪

届いたポンカンはみずみずしくて
本当に美味しかったです。

またブログ楽しみにしてます😊

こなつ

毎日まるしょうさんのポンカンを食べるのが楽しみで仕方ない私です。青山にいらっしゃるなら買いに行けるかも!

まるしょう農園

 今晩は。今日は、マルシェに持ってゆくレモンを収穫してきました。レモンは四季咲きですが、一般的には春に着けた実を秋に収穫します。
 当地は高知県でも暖かい地域ですので、まだ樹上に置いてあります。大きいものが喜ばれるかと思い、降り出した雨の中、あれこれと選んで収穫してきました。帰宅してから、いくつかの重量を計ってみますと、最も重いもので353gでした。一般的なリスボンレモンですが、露地栽培でも大きく育つものですね。新しい品種の『璃の香(リスボン×小夏)』の平均は300g程度と聞いていますが、535gが最大でした。大きければよい、というものではないでしょうが...。とりあえず、マルシェの看板代わりに展示させてもらいます。

この投稿をした生産者

気になる投稿

2024/05/02
穀雨 
2024/04/16
二世代
2024/03/05
春の足音
一覧に戻る