徳島県西部に位置する「にし阿波」地域は国連食糧農業機関(FAO)が提唱する世界農業遺産に登録されております。その中でも急峻な山間部の地形を活かした農法は傾斜地農耕システムとして約400年持続的に継承されております。
基本は循環型農法として山に生えている萱を刈り取り圃場に敷きつめることにより化学肥料のみに頼ることなく肥沃な土壌を作り上げることができます。
また、萱が土壌を覆うことで降雨時の泥はね抑制、土砂の流出防止、微生物の醸成により農薬・消毒が自然界の営みで賄えるメリットも安心、安全のポイントです。
すべて露地栽培でにし阿波の気候条件を最大限に利用した栽培を心がけております。
田口農園は四国山脈(剣山系)の標高約400mに位置します。夏は南国四国の燦燦と降り注ぐ太陽光を浴び、朝夕の温度差により朝露が水分となり瑞々しい野菜が育ちます。平地と比べても日中の温度差が3-4℃涼しく温暖化による影響も緩和されます。
地元のカフェやレストラン、食堂に毎朝採れたて野菜を直納しその日のランチとして取り扱って頂いております。新鮮野菜は何ものにも代えがたい贅沢食材です。(シェフの手腕もピカイチです・・・)