畑レポート2025 赤城の太ネギ編①
2025/09/29
(2025.09.29記)
今回は、赤城の太ネギのレポートを「3月の種まき」から現在までの流れを紹介します。栽培期間に比例してちょっと長いです。

その前に
今回、赤城の太ネギ・白川の品種の変更を行います。昨年まで栽培していた品種は暑さに弱く生理障害を起こす株が多発していました。そこで、思い切って品種を変更するため、候補となる品種を選抜しています。良い結果が出て欲しいものです。

ではレポートです。
赤城の太ネギは3月に種まきから始まり、収穫まで9カ月~11カ月の期間を要します。

●pic_1 3月中旬種まき
写真はリーキ(西洋ネギ)という作物の種まきです。

今シーズンはシャキッとしてトロッとする「黒檜」を中心に、白川の選抜、そしてこれまで3年テストして品種を選定してきたリーキの販売を考えています。リーキは「ネギ」という名前はつきますが、日本の一般的なネギとはまったく異なります。見た目はもちろん、食味もまったく違います。
リーキのみの販売ではなく、黒檜・白川(仮)・リーキのセットなどになるかも。仕上がり次第ですね。

5月上旬
●pic_2 育苗(黒檜)
●pic_3 育苗(リーキ)
黒檜は苗の時から太さが違いますね。

●pic_4 5月中旬 定植時の黒檜
定植は畑に苗を植えることですね。そしてこの黒檜の逞しさ!

(化学農薬の使用について)
なお、FUJIGOMEでは、今シーズンから化学農薬の使用を控えていますが、ネギだけは、特定の病気を回避する手段が見つからなかったため、その対策として定植前に一度使用しました。
その後、いろいろ調べて、この方法なら使用せずに回避できるかもという手段が見つかったので試しているところです。
農業はトライ&エラーの連続です。面白いところでも、難しいところでもありますね。

●pic_5 定植です
畑に溝を掘ってそこに植え付けました

そして、あの酷暑と乾燥の7・8月に突入。
●pic_6 暑さの乾燥に耐えるネギたち
この時期、暑さと乾燥の影響があり、あちこちの畑で作物が次々と倒れていきました。特に乾燥が苦手なサトイモは散々たる状況。FUJIGOMEのサトイモについても後ほどレポートする予定です。
乾燥に強いネギもさすがに弱っていましたね。
今年は暑さと乾燥の影響なのか、害虫被害もとにかくひどく、もう散々です。

9月下旬現在です
●pic_7 葉にツヤが戻ってきました(黒檜)
●pic_8 リーキ
9月中旬に入り、全体的に生長が活発化してきました。ひと安心です。

長くなりましたが、今回のレポートは以上です。

ご予約を頂いているネギの発送は、12月中旬を予定していますが、場合によっては下旬にずれ込む可能性もあります。
お楽しみに!

次回は根菜類のレポートかな。

この投稿をした生産者

気になる投稿

この生産者の商品

商品一覧へ