NaturalEggLabの投稿一覧

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梅雨が明けて、空の色が少しずつ変わってきました。
重たかった空気が抜け、光はまっすぐに地面を照らしはじめています。

鶏たちは、そんな変化にも静かに順応しながら、日々を過ごしています。
でも、私たちにとって嬉しい「夏の始まり」は、
彼らにとっては少し過酷な季節でもあります。

強い日差し、湿度、気温の変化、
どれも小さな身体にとっては、決して軽いものではありません。

だからこそ、私たちはなるべくそばで見守りながら、
無理をさせず、それぞれの命がその子らしいリズムでいられるように整えていきます。

卵の数が減ってもかまいません。
大切なのは、どれだけ産むかではなく、
その命がその命らしく、健やかに生きていること。

一羽ずつの声や呼吸に、そっと耳を澄ませながら、
その子に合った歩幅で、歩いていけるように。

自然の中で生きるというのは、
ときに厳しくもあり、でも確かに、豊かなものです。

夏が始まります。
小さな命たちと共に、
ひとつひとつの歩幅で、今年の夏を歩いていきたいと思います。

そんなふうに、命のままに生きる鶏たちと向き合いながら、
ナチュラルエッグラボは、今日も“自然に寄り添う養鶏”を続けています。

命をいただくということの意味を、日々教えてくれる彼女らとともに、
これからも、変わらぬ歩幅で歩んでいきます。

皆さまいつもありがとうございます。

NaturalEggLab
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しとしとと降り続く雨に、梅雨の深まりを感じる頃となりました。

畑の緑はいよいよ艶を増し、空は重たく雲に覆われています。

そんな中でも、鶏たちは変わらず力強く、時には大きな声で鳴きながら、

今日も私たちに貴重な卵を届けてくれています。

梅雨も深まり雨が続き、湿度も高いこの時期は、体調を崩しやすくなるため、

鶏たちの健康管理には一層の注意が必要です。

いのちを預かるということは、当たり前の毎日を、

当たり前と思わずに手をかけることなのだと、

改めて感じています。
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さて、TAMAGOMANIAから、新しい商品が生まれました。


**「放牧卵のやさしいお菓子箱」**です。


平戸の自然の中でのびのび育った鶏たちが産んだ卵をたっぷり使い、

ひとつひとつ丁寧に焼き上げた焼き菓子たち。

まるで物語の詰まった小箱のように、手にとって開けたとき、

ふっと気持ちがほどけるような存在になれたらと願っています。


TAMAGOMANIAは、「たまごと、まっすぐに。」

そんな想いから生まれた、小さなスイーツブランドです。

平戸の自然の中で育った鶏たちの卵。

その力強くてやさしい味わいを、できるだけそのままに。

余計な飾りはせず、素材と静かな情熱で形にしています。

口にしたとき、ふっと心がほどけるような。

そんなお菓子を、今日もひとつずつ丁寧に。

食べものを通じて、心の中にも小さな灯りを届けられるような

そんなものづくりを目指しています。

皆様のほっとしたお時間に、そっと寄り添うことが出来れば幸いです。

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昨年から続く野生動物の被害で、

多くの鶏たちの命を失わせてしまいました。

養鶏を続ける意味を見失いそうになり、長く絶望にありました。



しかし——



初心を忘れてはいません。



なぜ、鶏たちと向き合い、卵を届けようと思ったのか。

それは、ただ「おいしい卵」を届けたいのではありません。


自然の中で自由に生きる鶏たちの命が、

どれほど健やかで、どれほど尊いものか。

そのぬくもりや物語を、卵を通して感じていただくことが出来たなら...

ひとつの卵が、誰かの暮らしの中で

やさしさやぬくもりを生むように。

そんな願いを胸に、日々向き合ってきました。


もう一度立ち上がろうと思えたのは、

この鶏たちの暮らしと、卵に込めた想いが、ずっと自分の中で生きているからです。

毎日顔を合わせる鶏たちの目を見ると、生きる力がみなぎっています。

届けたいのは、卵という“食べもの”を超えた、

いのちの証そのもの。

そして、自然の中で静かに育まれた時間です。


たくさんの壁がありながらも、

ここまで来ることができたのは、

支えてくださる皆さまのおかげです。


改めて、心より感謝申し上げます。


そしてこれからも、あきらめずに、

自然とともに、鶏たちとともに、

丁寧に、まっすぐに歩んでいきます。

皆様、いつも本当にありがとうございます。


NaturalEggLab 山野暖尭
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日本でケージフリー飼養(平飼い(地面の上で養))されている鶏の割合はどのくらいだと思いますか?

日本では公式なデータはありませんが、大体1%~多くても2、3%であると言われています。

飼養されている鶏の総数はあっても、日本の採卵養鶏場は基本的にケージ飼い(金網でできたかごの中で飼養)であるため、どの様な飼養をされているかの割合までを公式には公開されていません。

然しら総数や様々なデータを見ると、
1%少ししか平飼いされている鶏はいません。

そして、より自由度が高く自然に近い放牧となると、正確ではありませんが、0.1%以下になります。
下手すると更に少ないかもしれません。

0.1%以下。
こちらの様な暮らしをしている鶏は、現状、極々わずかです。

卵を増やしたいのではなく、こうして、より自然に近い形で生きる鶏たちを少しでも増やしたい。

たくさんの卵を作るのではなく、この自然の営みの中でもたらしてくれる卵で、たくさんの笑顔を作りたい。

その思いで始めた放牧養鶏。
それは現在に至るまで、そしてこれからも、変わりません。

綺麗事のようですが、実際にそれをやるということ。
我が事として、覚悟を持ち取り組んでいます。

少しでも多くの鶏たちに、
生きている間を楽しんでもらえる空間を作り、提供して参ります。

美味しいの先に、笑顔がありますように。

鶏にも自然にも。

いつもありがとうございます。

-平戸平飼い放牧卵itadaki-

pastureraisedeggs #freerangeeggs

#放牧卵#平飼い卵#平飼い放牧卵#長崎
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この投稿をした生産者

長崎県 平戸市田平町

NaturalEggLab