GOKURINGO誕生ストーリー 「違いを知っていただきたくて…。」
2021/06/02

☆そもそもの始まりは、「毎年、お中元・お歳暮はこれ!」と決めているお客様に作っていた限定品のジュースでした。

毎年、お中元とお歳暮の時期も終盤の頃、電話がかかってくる客様がいらっしゃいます。

かれこれ20年ほどになりますが、そのお客様は、お中元・お歳暮は当園のリンゴジュースと決めています。

毎年、何軒にも送られるので、「毎年同じものでいいのですか?」と、こちらが心配してしまうのですが、「岡本さんのリンゴジュースがいいと、送った先から言われるの!」と…。

そんな言葉をいただくと、こちらも、「今年もできる限り美味しいジュースでお応えしよう!」と、気合が入ります。

☆本当においしいサンフジのジュースは時期が大切。

12月中旬は、贈答用箱詰めの地方発送のピークでもあり、そのお客様のご注文に、最初の頃は、秋に搾ったフジ以外のジュースで間に合わせていたのですが、あるときから、発送が一段落した間隙を縫って、その客様のお歳暮に間に合うよう、必要な分だけフジのジュースを作るようになりました。

それまでは、フジのジュースは、年が明けて時間に余裕ができてから製造していたのですが、このお客様用に作ってみたことで、大事なことに気がつきました。

樹上完熟したフジの収穫時期は11月下旬から12月初旬にかけてですが、収穫したばかりが最も美味しく、酸味と甘みのバランスが絶妙です。
ですから、完熟したフジのジュースは、フレッシュなうちに、できるだけ年内に搾るのがベストだということに。

フジは、日持ちのいいリンゴですが、それでも収穫後は少しずつ食味が変化していきます。保存法方法によって違いはありますが、時間とともに酸味が抜けていきます。
ですから、年が明けて、1月2月に搾るものと12月に搾るものは味が違います。

☆数に限りがあります。

そのお客様以外にも、徐々にお歳暮用の需要が増えてきて、そのために、期間限定、特別のお客様限定、数量限定で私自身が選果したフジのジュースを作っていました。

コロナの影響で、道の駅などでのジュース販売が伸び悩み、その打開策として、食べチョクに出品するようになりましたが、お客様のダイレクトな反応がとても嬉しく、今年はほかのお客様にも味わってほしいという思いが強くなり、少し頑張って多めに作りました。

ラベルも新しくし、「GOKURINGO」ブランドとして、数量限定で食べチョクでも販売させていただくことにしました。
 
当園のリンゴジュースの一割程度の本数なので数に限りがありますが、一度味わって感想などをいただければ嬉しいです。

この投稿をした生産者

気になる投稿