薄羽養鶏場の投稿一覧

こんにちは、薄羽養鶏場です。11月10日18：30よりNHK『とちぎ630』（18：30～放送）の中の人気コーナー「とちぎグルメ部」で「益子町の卵」として出演します(*'▽')

NHKですが、NHK宇都宮放送局で栃木県内のみの放送になってしまいますが、視聴可能な方はぜひご覧ください。普段、お目にかかることのない養鶏場の様子や、食べチョク上でご案内させて頂いております卵料理のレシピで出てきた料理が出てきます🍳

暑い日が続きますね😅
ノウギョウシンコウジムショ？さて、馴染みがない単語ですが県庁の農政部の組織の一部で、文字通り農業振興に関わる仕事をする部署です。
本日、鶏糞の処理で当養鶏場にヒアリング等でいらっしゃいました。

一般的なイメージでは、鶏糞は肥料として農家が有機肥料として使っているというイメージが強いですが、昨今は（私の近所の）農家さんでも鶏糞を使うところはそれほど多くないです。化成肥料といって肥料や肥料原料を化学的に加工して作られたものの使用が多いのが現状かと思います。
化成肥料の場合は、育てる野菜に必要な栄養成分がバランス良く設計されており、そのまま畑に入れるだけという手軽さもあり、値段があがってもなお使用されています。

一方で鶏糞などの場合には、そのまま使える野菜もありますが、育てる野菜に不足する栄養分を他の材料（例えば落ち葉、米ぬか、油かすなど）を加えて混ぜて使うなどが必要になるため、手間のかかる肥料というのが実情です。そのため人手不足だったり、タイムパフォーマンス、他の材料を購入して混ぜると、逆に高くついたりなどから敬遠されるようになってしまいました(-_-;)

農業振興事務所は、鶏糞が適切に処理されているか（投棄していないか）や、昨今の化成肥料の上昇に伴い、畜糞の流通経路を作れないかと模索しており、そうした内容で年に1回、聞き取り調査を行うことが多いです。

一挙にいろいろと変えることは難しいですが、少しずつ新しい形の鶏糞の利用に向かっていけると良いですね＾＾

鳥インフルから落ち着くと、次に悩みの種としてやって来るのがこの時期の酷暑。鶏舎の入り口で40℃を超え、鶏🐔たちも口を大きく開けて苦しそうなこの時期。水が止まっていないか、変調がないか、鶏舎の隅から隅まで何度も歩く毎日で、だいたい1日で18000歩くらい歩いてます。

ここ数日、TVなどで養鶏のニュースが放送されたようで（そのニュースを目にすることがなかったのですが）、お客さんから「暑さで卵の産卵数が落ちているの？」「卵の大きさも小さいの？」と尋ねられることも少なくありませんでした。

人も同じですが、暑いと鶏も飼料を食べる量が減り、食が細くなります。すると結果として卵も小さくなったり、産卵も少なくなったりします😅ちなみにデータを取っているので見てみると、産卵率で約1割程度落ちました(-_-;)
食べチョク上で、期間限定で販売させて頂いているちょっと小さめ卵も、なかなかサイズアップしないため、販売期間が長引いてます...

まずは、鶏たちの命を落とさないことを第一に取り組んで参ります。
冬に購入されたときよりも、少しサイズが小さくなってしまいますが、ご了承頂ければと思います。