みやもと山の投稿一覧

年は、早い梅雨入りなのか、、、と不安を募らせていましたが、なんとか天気も持っていてくれてほっとしています。でも6月中旬から雨が続くかな?さて、新しい農法に父と足並み揃えて取り組んでいるのですが、概ねうまくいったような感じです。すこーし草の抑制が追いつかなかった田んぼや球根系の田んぼの草は一度、田面カルチMJにて一回中耕というイネとイネの間の草取りに入りました。(MJなのでマイケルジャクソンと呼んでいます)この農法は、田んぼごとをよく観察して次年度の対策に取り組んでいきます。今までよりも、一枚一枚の田んぼに深く向き合うので、田んぼにもとても愛着が湧きます。合鴨がいないとどうなってしまうかと心配していましたが、本来生息する里山田んぼの生き物の命が湧き、豊かな自然と一体化した田んぼに育って行っているように感じます。ヤゴの羽化が始まりトンボの姿もちらほら、夜にはホタルも舞っている。毎晩、犬の散歩で蛍を見ているから、当たり前のように感じているけど、他の地域には全くいない。農法や里山の管理一つで自然の命がバランスが蘇っていく。近代化で農薬や除草剤で簡単な米作りや農業が普及したけど、実際は後継者不足が問題になっている。だから、私はこの命が湧く農法で、里山農業をちょっと大きくし担い手も育てていけるように成長させたいと夢を描くようになりました。イネの生育もちょうど折り返し地点に来ました、子供からに大人の姿に成長するような時期です。自然の力を借りてイネの成長の手助けに取り組んで行けたらと思います。
もう一つニュースがあり、環境省の関係事業で地域環境資源センターが里山の生き物の調査を日本東西一箇所ずつで行う事に、、、なんと東の調査地、宮本地域が選ばれ調査が始まっています。水源や生き物のDNA情報など解析をするそうで5月に一回6月後半にもう一度来るそうです。西の地域は、コロナの関係で都会から調査員が来るのがネックになってしまい中止に、今年の調査は東日本代表宮本です😊
これからも、自然に寄り添った農業を主軸に里山暮らし楽しんでいきます!そろそろ援農イベントも再開予定ですので、またお知らせいたしますーーー。                みやもと山 齊藤
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今年は、鳥インフルエンザがアイガモの仕入れ先で発生してしまったため、みやもと山の無農薬栽培を支えてきたアイガモがいない。さて、どうしようかと3月から父と話し合っていました。田車という手押しの除草機でやろう、水を深くはって草を発生しにくくしよう、などなど田んぼの準備と同時にいろいろ考えていました。ちょうど父がipadを買ったのもその頃でした。目的は好きなロックの映像を見るためだったのですが、いつの間にやら、私が勉強していた民間稲作研究所のyoutubeを父も閲覧していました。稲葉光圀さんの農法を実践してみようかと思うと言われた日は驚きました。以前から、私が挑戦したかった農法に父と足並み揃えて向かっていけることになったのです。今年は、村で一番最初に田んぼに水をはり、あらかじめ田んぼの草をたくさん生やした後に、村で一番最後に丁寧に代掻きを行いました。いつもより、とろんとした田面はトロトロ層が形成され草が出づらくなるのです。そして、田植え1週間前から、米ぬか、おから、クッキーの製造工程で出る残渣を発酵させた資材に、我が家の米ぬかや大豆などを混ぜ、抑草ペレットを作りました。予定していなかった機械の導入ですが、毎年合鴨農法でも経費はかかっていたので二年分の経費だと思いきり購入。父が田植えの圃場準備を進めている間に、私は新しい機械で草抑え資材の準備を進めました。援農をお願いしている友人たちにも手伝いを頼み田植えも順調に終えることができました。友人たちに感謝です。田植えが終わり、いよいよ田んぼの管理が始まります。入念に準備をし、始まった稲作、初めてのことでドキドキとワクワクを抱いて日々田んぼに向かっています。しかしながら、一つの方法がダメだったとしても、違う方法で作物を育てていける農業ってのは、楽しいもんです。これからの田んぼの変化の様子が楽しみです。そして、アイガモがいない田んぼで育てたら「アイガモ米」ではないなと、ということで新しいネーミングを考えています。まだ、これだってのが思い浮かびませんが、作業をする中見つかるんだろうなと考えているので、名前が決まる日が楽しみです。 
            みやもと山 齊藤

今年は、準備を入念に行ったので、GW中に余暇も取れました!パチパチ!子供の日に義兄とパートナーさんも呼んで、息子のお祝いもしました。久しぶりにたけおごはんへもいきました。美味い!うちの味噌や米を使っていただいています。
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昨年の秋に迷い犬を保護してから、なついているのだけど警戒心が強くリードをつけられないので夜8時頃、二匹の犬を散歩している。寒さと暖かさが入り混じる4月に入ると、動植物が一斉に活動をはじめました。カエルの声、虫の声、花も咲き、新芽が里山の景色を一気に冬から春に変えはじめました。いよいよ水田農家も本格始動です。種まきをしつつ、草刈道具のメンテナンス、当たり前に行っていたが、「お、草刈のサイクルが始まるんだ」と考え、春が始まったんだなあと労働から季節を再確認でした。失敗は成功の素という言葉がありまして、今年はここ数年の失敗から学び成果が出ているように思います。お米の育苗も今のところ順調そのもの、発芽も良かったし、育苗の準備も万全で種まきを迎えられました。播種後、1週間で既にしっかりした苗になり、5月初めの田植えまでに、健康で丈夫な育苗に努められるよう頑張ります。苗半作という言葉もありまして、苗がうまくいったら米作りの半分はうまくいったも同然。植える前ですが、今年の米は美味いんだろうなと期待が膨らんでいます。
今年は、みやもと山の無農薬栽培にも試練が与えられています。今まで草取り仕事に励んでいてくれたアイガモちゃんたちがいないのです。2月におきた鳥インフルエンザは、アイガモの雛の産卵場でも発生してしまいました。地域内の感染拡大防止のため、仕方がないのですが、鳥インフルの発生した孵化場や鶏舎の鳥は処分しなければならなく、アイガモの親鳥たちも、、、なので田植えと同時に放すアイガモが手に入らないんです。でも、みやもと山チーム一丸となって無農薬栽培のお米作りは続いていくのです。田車も2台増やしたので、援農できるよ!という方、いましたら、お手伝いに来ていただけたら幸いです!密にならないよう、少人数で農業イベントも再開予定ですので、ピンポイント、援農イベント受け入れますので、よろしくお願いいたします!
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冬の間に行った大豆仕事も2月に味噌仕込みで一区切りし、3月に入ると、みやもと山の一年のサイクルの中で、一番あつーいシーズンのスタートです。そう田んぼ仕事が始まりました。とは言いつつも、お米を植えるための作業のスタートで、田起こし、畦塗りと、まだまだ地道な準備段階です。ゆっくりとちょうど良い塩梅を機械で探り探り田んぼを起こしていきました。じわりじわり面積が増えていまして、ここのところ仕事のスピードを気にしていたのですが、今年は原点に戻り、じっくりと丁寧に作業することを心がけています。丁寧というテーマに合わせて、機械もよく整備していましたので仕上がりも例年より良い感じです。積み重ねてきた経験と、父含め農村でいまだに現役で働く大先輩おじいさんたちの色々な技をみて、良い米作りにつなげていけたらと思います。色々、準備してトライしているので、田植えが待ち遠しい!!さて、今月の便りは、匝瑳里山保全会の活動で行った生物観察の時、移した写真を載せています。左上の赤い花弁の様な植物はコセンモウゴケと言う食虫植物です。葉っぱがネバネバしていて、止まった虫を逃さずに溶かして栄養にするそうです。右のたんぽぽは恐らく日本の在来品種だそうで、ポイントは花の裏の葉が反り返っていないところだそうです。でも花弁の形がちょっとゴージャスなので西洋タンポポとの雑種の可能性もあるそうです。
そして、冬の間に溝掘りしていた田んぼの水路などには、トウキョウサンショウウオの雄の姿や卵、イモリの姿も見えました。生物観察会を案内してくださった先生曰く、里山の農家たちが田んぼ仕事の中で水路を掘り直したり、木を切ったりと農村を整備する事で、水辺の生物が生息していけるそうです。地域の農業が止まってしまい里山が荒れ出すと溝が埋まり、木がしげり日陰が増えていくと、今いる生物の数は減っていってしまうそうです。里山という命が溢れる地には、農家が農業を続けることで生物との共生に繋がっているんですね。
作業面だけで見ると草かり面積も多いし、冬も整備が多くて大変なのですが、天地、自然の恩恵を受けている農業、丁寧に環境整備を続けていけば自然へ還元もできるんだなと考えさせられた生物観察会となりました。余談ですが、寒い冬の日に、溝掘りしてたので、水路に生き物の姿が見れてほっこり嬉しい気持ちになりました。これからも、よろしく里山の自然たち!
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