令和7年 瀬戸内海の牡蠣大量死 被害支援プログラム
現在、瀬戸内海を中心に牡蠣がへい死(※)してしまう甚大な被害がもたらされています。
まだ被害の全容が見えてこない中ではありますが、牡蠣の8割が死んでしまったり、今年度分の牡蠣の販売ができなくなってしまった、という生産者も出てきています。
食べチョクでは、被害を受けた生産者の支援プログラムを開始しました。ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
※「へい死」⋯ 動物が原因不明の突然死を遂げてしまうこと
生産者の被害状況について(2025年10月31日 現在)
被害を受けた生産者から寄せられた声とともに、現在の状況について一部をご紹介いたします。
HIROSHIMA Oystersさん(広島県 三原市)

HIROSHIMA Oystersさんから寄せられた声
「2025年10月に出荷予定だった生鮮牡蠣の約5割分が生育不良、または牡蠣自体が死んでしまっている状態です。
例年と比較しても今年は特にひどく、周りの生産者も同じような状況と聞いています。」
広島かき生産者応援隊さん(広島県 呉市)

広島かき生産者応援隊さんから寄せられた声
「海水温が高過ぎた影響で海中のプランクトンが急激に増えたり減ったりし、それをエサにしている牡蠣はお腹を壊し、下痢をしているようなイメージです。
そのため、牡蠣の身がやせ細り水っぽくなってしまっている状態で、本来出荷すべき生鮮牡蠣の約8割程度が死滅しています。
直近5年も生育不良やへい死が多く厳しい状況でしたが、今年は特にひどく、死活問題になっています。」
中野水産さん(広島県 呉市)

中野水産さんから寄せられた声
「今シーズン出荷分のいかだ、来シーズン出荷予定分のいかだの牡蠣がへい死してしまいました。海水温の上昇によるものなのか、牡蠣に悪いものが流れていたのかなど、原因は不明です。
そのため、年内売上の7割以上減少する見込みです。」
佐久間海産商会さん(広島県 廿日市市)

佐久間海産商会さんから寄せられた声
「この現象が始まってから1週間ほど経ったところになります。(※2025年10月末現在)
陸上に揚げてみて正確な個数がわかりますが、4割〜5割くらいは死んでしまっている状況です。」
栄勝丸さん(岡山県 備前市)

栄勝丸さんから寄せられた声
「2025年9月までは問題ありませんでした。
一般的に牡蠣は8月頃までに産卵しますが、今年は海水温が下がらなかったこともあり9月中旬頃まで産卵が続いてしまっていました。ただ、このことが関連しているかどうかは原因がはっきりとわかっていません。
現在は、大きくなった牡蠣も死んでおり、販売できる牡蠣がない状態です。」
シェフの貝どころさん

シェフの貝どころさんから寄せられた声
「昨秋養殖開始した種苗のうち、今秋出荷を予定していた牡蠣の約9割が死滅している。」
支援プログラム内容
【1】特集ページの開設
被害を受けた生産者を支援する特集ページを新設します。
※掲載にあたり、被害状況を食べチョク運営事務局にて確認しております。
【2】応援チケットの販売
販売する商品が無い生産者の支援を目的に、1口500円・5,000円の応援チケットを販売しています(商品の発送はございません)。
食べチョクがいただく手数料は無料で、決済手数料を除く全額が生産者に支払われます。

【3】1購入につき300円を生産者に寄付
被害を受けた生産者の商品を対象に、1購入につき300円を食べチョクが生産者へ寄付します。
※商品ページ内の「※運営からのお知らせ※」に「300円寄付対象商品」と記載のあるものが対象です。
応援チケットと寄付対象商品
現在サポートを行っている支援プログラム
今回の支援プログラムに限らず、気候変動による収穫量減少や、台風や地震などの自然災害で被害を受けた生産者、物価高騰などの影響で経営環境が急激に悪化した生産者に対するサポートを行っています。

ホタテ・ナマコ食べて応援 プログラム

鳥獣被害に遭った生産者さんの農林水産物を「食べて応援」

引き続き、最新の情報を収集し、食べチョクとして可能な限りサポートできるよう努めてまいります。
皆様のご支援、何卒宜しくお願いいたします。
食べチョク代表 秋元里奈、スタッフ一同