旬の美味しさ丸ごと!7月13日は「ふくしま桃の日」、その歴史と品種の魅力
日本の夏を彩る果物といえば、みずみずしい桃。特に福島県は、全国でも有数の桃の産地として知られ、その品質と美味しさには定評があります。そして、来る7月13日は、JAふくしまみらいが定める「ふくしま桃の日」!この特別な日に、福島の桃の魅力を深掘りしてみませんか?
なぜ福島が桃の一大産地なの?
福島県がこれほどまでに桃の栽培に適しているのには、いくつかの理由があります。
盆地特有の気候
福島市や郡山市など、県内の主要な桃産地は盆地に位置しています。盆地は夏は暑く、冬は寒いが特徴で、この昼夜の寒暖差が大きいことが、桃の糖度を高める重要な要素となります。
豊かな水資源
阿武隈川や吾妻山系から流れる清らかな水は、桃の栽培に不可欠な潤沢な水資源を提供します。
長年の栽培の歴史と情熱
桃の生産販売は江戸時代後期からされていましたが、その後明治時代に欧米や中国から桃の品種が輸入・導入され、昭和30~40年に生糸生産のための桑畑が果樹園へ本格的に転換し始めたのをきっかけに桃の名産地へ成長していきました。福島は日本有数の桃産地として、おいしい桃をつくりつづけるための技術の向上・導入にも積極的です。
福島の桃の特徴
福島の桃は、その豊潤な甘さと、とろけるような滑らかな口当たり、そして芳醇な香りが特徴です。特に、盆地特有の大きな寒暖差によって果皮の桃色が濃く、見た目にも美しい桃が育ちます。さらに、他の産地と比べ桃の収穫までの生育期間が長いため、じっくりと栄養を蓄え、甘みが強く、果肉が締まっているのが特徴です。
また、福島県で栽培される桃の品種のほとんどは、「無袋栽培」と呼ばれる、栽培時に袋をかけない方法で育てられます。太陽をできるだけ多く浴びさせることで、赤みが強く、甘さを最大限まで引き出した桃に育つのです。一口食べると口いっぱいに上品な甘さが広がり、夏の贈答品としても大変喜ばれます。
福島の桃の代表的な品種をご紹介!
福島の桃と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。ここでは、代表的な品種をいくつかご紹介します。
あかつき
ほど良いしっかりめな果肉で甘さがあり、ジューシーさも味わえる品種です。
参考
新実農園 商品ページより
まどか
さわやかで上品な甘さとほんのりした酸味が味わえる品種です。果肉の色は白っぽいクリーム色と紅色が混ざり合っているマーブル模様なのが特徴で、食感は硬めで果汁が多く、甘味が強い桃です。
参考
津軽農園 商品ページより
松栗 商品ページより
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川中島白桃
白桃の王道品種といえば川中島白桃と言われるほど代表的な品種の桃です。外観はきめの細かい濃紅色で、果肉はやや硬めで歯ごたえがあります。甘みが強く果汁も豊富でジューシーな味わいです。
参考
アンスリーファーム 商品ページより
ゆうぞら
ゆうぞらは果肉が緻密でややかたく、繊維は少なめで酸味が少なくほどよい甘味があり、果汁を豊富に含んでいてなめらかな食感です。
参考
まるせい果樹園 商品ページより
はつひめ
早生を代表する品種で、その中でも他の品種と比べて実が大きいのが特徴です。すっきりとした甘さと、果汁が多く瑞々しい味わいが魅力の桃です。
参考
農研機構 HPページより
旬の時期にしか味わえない、この贅沢な甘さ。今年はぜひ、ご自宅で、大切な方への贈り物として、福島の桃を選んでみませんか?
福島の桃をチェックして、この夏の最高の味覚を見つけてください!