農薬、肥料、除草剤不使用
SORANOSITAは農薬・肥料・除草剤を使いません。
近年、肥料による河川や湖沼の富栄養化、また地下水の汚染問題は深刻社会問題です。肥料の4割は土壌に吸収されることなく河川から海に流れます。散布される農薬は大気と地上の間を何度も行き来して極域まで長距離を移動すると言われています。私たちの命の源である海や大気汚染が日々進行しています。
SORANOSITAが農業を営む高知県は太平洋に広く門を開ける形で海と大変密接な環境にあります。私自身も日常的に海からの豊かな恵みをいただいています。
一般栽培の生姜は年間30回の農薬散布が許されています。
生姜の栽培期間は4月から11月の7ヶ月間ですので、週に1回程度の農薬を散布していることになります。減農薬栽培の場合は15回以下の散布ですので、2週間に1回程度の散布となります。防護マスクを着用して散布される農薬は人体に安全なものではありません。全国の生姜作付け面積は香川県と同じくらいの面積ですので、香川県全域に週に1回から2回程度の農薬が散布されていると想像すると、農薬の怖さが多少変わっていただけるかと思います。
この数字は生姜だけの数字です。他の農作物を合わせたら相当な農薬が日本国内で撒かれていル事になります。
私は農薬悪を伝えたいのではなく、農薬に依存していることを知り、未来を考える必要があることを伝えたいのです。化学肥料に関しても窒素肥料以外は100パーセント輸入に頼っています。全国生産量の99.5パーセントが化学肥料栽培でその肥料は100パーセント輸入と言うことですから、ここから考えますと日本国内の自給率は0パーセントとの見方もあると考えています。
河川や湖沼の富栄養化から水が汚染され、彩豊かな食卓を担っている化学肥料がほぼ輸入である現状、更にはこれらの化学肥料は確実に枯渇していることを考えると、今私達が未来のために何にチャレンジすべきかが見えて来ると思うのです。
私は一生産者として、また一消費者として、自分が住む地球を汚さない生産及び消費行動を慎んで行いたいと思っています。そして、願わくば、多くの皆さんにもエシカルな消費行動を行なってもらいたいと願っています。