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厳しい冷え込みの中で、じわじわと育つ冬のサラダリーフ。

こちらは、つちかなサラダの定番キャスト
**レッドマスタード（赤からし菜）**です。

夏の葉物のような、みずみずしさや柔らかさとは少し違い、
冬のリーフたちは、ゆっくり、じっくり。
寒さに耐えながらエネルギーを蓄え、味わいをぎゅっと凝縮して育ちます。

だからこそ、ひと口で感じる
強い甘みとほのかな辛み、奥行きのある香り。

つちかなサラダは、少しずつ種類を混ぜて1袋に。
全部を一度に使ってもいいし、
今日はこの葉、明日はあの葉、と用途に分けて楽しむのもおすすめです。

レッドマスタードは、
レストランではハンバーグの上に、ちょこんと添えられることも多い葉。

料理に立体感を出し、
ひと皿をきりっと引き締めてくれます。

この日のハンバーグの下には、
ニンニク風味の寒縮みほうれん草ソースが。

ジュワーとにじみ出る肉汁とほうれん草ソースが絡み合って、
シェフの技が光る一品でした。

赤からし菜の彩りと、冬ほうれん草の甘み。
冬ならではの組み合わせです。

特別なことをしなくても、
少しの工夫で、食卓はちゃんと「ごちそう」になる。

クリスマスの夜を、
おしゃれに、そして美味しく。
野菜で、料理を着飾ってみませんか。

冬の野菜は、
時間をかけて、ゆっくり育ちます。

その分、
甘みが増し、
ほんのりとした苦味が
味の輪郭をつくる。

噛むほどに、
冬らしい深さを感じる味です。

さんきちのサラダが
「えぐみが少ない」と
言われることがありますが、
特別な品種を使っているわけではありません。

大きく違うのは、
窒素肥料を使っていないこと。

窒素肥料は
野菜を早く大きく育てますが、
多すぎると
苦味やえぐみとして
感じられることもあります。

さんきちでは、
無施肥を選び、
植物のストレスや
ホルモンのバランス、
水の管理を大切にしています。

ただ、
えぐみや辛さ、アクが
悪いわけではありません。

野菜は季節ごとに
味が変わり、
その時にしかない
バランスを持っています。

人はその野菜を食べながら、
自然と季節のリズムに
身体を合わせているのかもしれません。

甘みも、苦味も、
その季節のものとして
楽しんでもらえたら嬉しいです。

寒くなってくると、
「サラダはちょっと冷たいかな」
そんなふうに感じる日が増えてきます。

身体を温めたい気持ちと、
それでも野菜はちゃんと食べたいという気持ち。
この二つの間で、毎日の献立に迷うことはありませんか。

そんな季節にこそ、
つちかなサラダを“温かい一品”として楽しめるレシピを
届けたいと思いました。

以前、時短レシピの女王・おおもとのりこさんに、
つちかなサラダを使ったチヂミのレシピを考案していただきました。

今年の冬は、本当に寒いですね。
たまにはこんなレシピで、
フライパンを囲みながら、
野菜をもりもり楽しんでみてはいかがでしょうか。