寺本果樹園の投稿一覧

お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾ありがとうございます!
三が日最終日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?とはいいつつ、明日から土日休みのボーナスタイム突入でまだまだお正月といったところでしょうか?寺本果樹園は、明日から仕事始まりです。毎日お正月ほしいぃ〜


さて、今日は「トマトの役割を新しく作らないと未来はなさそう」についてお話しさせてください。


2023年の振り返りその②です!
トマト編🍅

結構ヤバめなタイトルにしてます。
けどそのくらい深刻…。

結論からいうと、「やめる1歩手前」です…。

まずは詳しく説明する前に、「寺本直人とトマト」について軽くお話しさせてください。

このトマトの管轄(作業とか管理とか!)は弟である僕の仕事です。シャインマスカットは主に姉、イチゴは2人です。

このトマトは結構歴史があって、僕が幼い頃から触れてる作物です。いちばん古い記憶で小学校3年生の時、9歳の時です。

そのくらいの時からトマト農家である両親を手伝ってて、農業大学校でも専門的にトマトを学び、農家になってからもずっとトマトを栽培しています。

こんなことは金輪際言いませんが、トマトが結んでくれた恋もありました。父さん姉ちゃん絶対に見んなよ。あと誰も父さん姉ちゃんに言うなよ。

それと、『もう一生会えない友達』が
「これからもおいしいトマトを作り続けてね」
と言ってくれました。

個人的に、そのくらいトマトには「歴史」と「想い」があります。
ごめんけど食べるのはそんなに好きじゃないけど🍅


そんなトマトですが、正直めちゃくちゃキツいです。
経営が。

早い話、かける手間に対して儲からないです。

40度にも上るハウスの中、必死になって収穫したトマトの値段は
「1個40円」でした。農家の手元に残るのは20円くらい?

この戦いを続けてたら死ぬと思いました。
戦い方を変えないと、、、


だからと言って、いい手があるかというとそうでもない💦

手間がかかる→作る量を増やせない
↪︎こうなると単価を上げるしかない
でもシャインマスカットやイチゴみたいに、単価をあげても納得はされにくい。

『量』でも『単価』でも勝負を仕掛けられなくて八方塞がり☠️

このままじゃトマトをやめないといけない。
現に、トマトの作る量はMAXのときの2割くらいまで減らしました。2025年はさらに減らす予定です。

おそらく、「食べ物のトマトとして売る」という道は(僕には)なさそう。新しいトマトの意味、とりわけ『役割』を見つけないとやばそうです。

地元の方からも「おいしい!」と言われるトマト。
「続けてほしい」と言う声もあるトマト。
何より、寺本直人の「歴史」と「想い」の詰まったトマト。

やめたくないなぁ。


、、、一応「これなら未来あるんじゃないか…?」という手は思い付いてます。
この話は「今年の抱負」で🍅

というわけで、「トマトの役割を新しく作らないと未来はなさそう」というお話しでした!


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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。


トマトマジでやめたくないね。もうめちゃくちゃ本気だし、意地よ意地。

今日の記事の補足にもなりますが、僕は農業のお手伝いをするようになったのは9歳くらいですが、農業に触れたのは5歳からです。

今年で28歳になりますが、すでに農家暦は20年超えてます。

その大半が野菜栽培で、特にトマトでした。

お手伝いもトマト、勉強したのもトマト、専門もトマト。

ずーっと野菜栽培・トマトの人生です。
ここまできたら、野菜栽培やトマトに対するプライドが芽生えます。

3年前に野菜栽培から果物栽培に切り替えたときも、トマトだけは残してました。最後のプライドですよね。

そんな最後のプライドまでなくなってしまったら、僕はどうなるのでしょうか?
本気で考えてます。

もうこれは野菜栽培うんぬんトマトうんぬんの話を超えてます。
これは、『僕が生き延びれるかどうか』の話です。

以前の記事で、「本当にやりたいのは野菜栽培」みたいな話をちょろっとしましたが、実際はこんな感じで死活問題だったりします。

ほんとに死ぬわけじゃないけど、無傷じゃ済まないだろうなと思ってます。

あと愚痴になっちゃうけど、軽々しく「野菜やめたね〜!」とか「もう野菜やめたもんな!」とか言うなよ。まじで
あと「優しさ」とかいう便利な言葉で「野菜は経営できないからやめた方がいい」とか言うなよ。生きていける道がないか考えるんだろ。マジでみてろよ

というわけで、『やめたくない』という僕の感想でした!
最近寒いので、みなさんご自愛ください。

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お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾ありがとうございます!
最近インスタにアップする用の動画を撮影するのにハマってます。YouTubeにあるような「職人紹介」系の動画が個人的にツボで、それをイメージしてやってます。が、やっぱりプロはすごい!僕の動画は赤ちゃんレベルなので、ゆっくりレベルアップしていこうと思います👶


さて、今日は「2024年の振り返り」についてお話しさせてください。


昨日のブログでお話した通り、しっかり2024年の振り返りをしたいと思います!

題材はこんな感じ!
①2024年の結論
②トマトの役割を新しく作らないと未来はなさそう
③皆さんのおかげでシャインマスカットは目標以上
④イチゴ大失敗→次作の実行案

行ってみよう!

『①2024年の結論』
結論ですが、「1歩進んで2歩下がる」が一番的を射てるかなと思います。

大きく進んだように見えて、新たな課題まみれな年でした。

具体的には、
【進んだ点】
・寺本果樹園が目指している「直接お客さんにお届け」が90%くらい達成できた!(前年は40%くらい?)

【下がった点】
・達成できたのは、「価格がお手頃だった」という可能性が非常に高い…。
・「調節お客さんにお届け」できたのはめちゃくちゃ成長できていいことだが、作業量がかなり増えた。

こんなところでしょうか。
詳しく見ていきましょう。


【進んだ点】
・寺本果樹園が目指している「直接お客さんにお届け」が90%くらい達成できた!(前年は40%くらい?)

これは正直予想外でした。

「今年は達成率50%を目標にしよう!」と思っていたので、この結果には驚きでした。

トマトは、まだあまり直接お届けできていませんが、シャインマスカットは約95%、イチゴに至ってはほぼ💯%!

特にシャインマスカットがすごくて、約5600房ある中でそのうち95%が直接お届けできたのは、まじですごい!!と思ってます。

仮に1人が3房買ってくれたとしても、「約1700人」のお客さんにお届けできたということ。すごくない!?

3年前は、直接のお客さんがほぼ0人のところからここまで来れたのはすごく良かったし、なにより買ってくださったお客さん、協力してくださったお客さんにほんとに感謝です🙏

【下がった点】
・達成できたのは、「価格がお手頃だった」という可能性が非常に高い…。
・「調節お客さんにお届け」できたのはめちゃくちゃ成長できていいことだが、作業量がかなり増えた。

さて。問題はここからです。

「どうしてこんなに上手く行ったんだろうか?」
これをしっかり考えないと、来年はほぼ必ず失敗します。今回はシャインマスカットを題材に考えます。

「運が良かった」というのは置いといて、考えられる点は3点かなと思います。

①早めの予約販売
②「令和のコメ騒動」による、産直市のお客さん増
③安売りしてしまった
一つずつ見ていきましょう。


①早めの予約販売
これは純粋に「すごくいい手」だったなと思います。

当たり前ですが、ながーい期間販売している方がお客さんの目に留まりやすく、購入してくださる確率が上がります。

『1日で1000個売る vs 365日で1000個売る』

どちらが簡単かは明白だと思います😂

この手は今年もやります!なんなら、そろそろシャインマスカットの販売も始めようかなと思ってます🍇その時は…みなさんぜひ!


②「令和のコメ騒動」による、産直市のお客さん増
みなさんは「令和のコメ騒動」をご存知ですか?米の不作によって、米が高くなったアレです。

「令和のコメ騒動」については特に深掘りしませんが、僕たちに強く影響したのは「米を求めて産直市に来るお客さんが増えた」ということ。

稲刈りの時期と、僕たちのシャインマスカットの収穫シーズンは一緒なので、産直一にもほぼ同じタイミングで並びます。

そこで、「いちばんの目的はお米だけど、せっかくなら、、、」という需要に応えられたのかなと思います。

実際に、去年より売れ方が異常で、1日で10万円以上の売上があった日もありました。

これに関しては、
「運が良かっただけだから、来年は期待しちゃダメだよ」という部分と、
「米とブドウのシーズンに産直市に来てもらえるような『仕掛け』があると、毎年期待できるんじゃないか…?」
という表裏があるなと思いました。

何より、邑南町は現在ブドウ栽培が盛んになっており、また産直市が『1億円以上』かけて改修されるという大きな追い風があるので、まじで『仕掛け』を打つなら今じゃないか?という気がしてます。

、、、いけるか、、、?


③安売りしてしまった
ちょっと強めの言葉を使いました。今すごく頭を悩ませてるとこです。

2024年の夏はこれまでに以上に暑く、また9月の残暑も厳しかったことは記憶に新しいことと思います。

うろ覚えですが、気象庁のデータ的には
「9月の真夏日は、20日以上あった」はずです。おかしいおかしい

そのため、シャインマスカットはこれまでにないくらい日焼けしてしまいました。

「やばい!!なんとかしないと!!」と思って、⚠️助けて⚠️商品を出してみなさんに助けていただきました。その節は本当に助かりました🙇‍♂️

なんとか廃棄にならず、また超格安価格にならずに済んだのですが、やっぱりちょっとお手頃価格にしすぎたのかな?と思いました。

それと盲点だったのが、
「直接お届けスタイルはめちゃくちゃ箱詰め時間がかかる」
というものでした。

早い話、手間がかかるということですね。

この手間がわからずにこれまで通りの価格設定にしていたので、この点でもちょっとお手頃価格にしすぎたのかな?という思いもあります。

けどこれって難しくて💦

「じゃあ値段あげよう!」とすると、その皺寄せってお客さんに行くじゃないですか。
それがなぁ〜

生産原価(肥料とか段ボールとか!)はどんどん上がってってるので、値上げはせざるを得ない部分もありますが、だからといって手放しに「値上げします!」は企業努力が足りないと思ってて。

この部分をなんとか解決できる方法を模索する1年になりそうだなと思ってます。1年じゃ足りないかも…💦

けどここを放置してると、僕たちが潰れるかお客さんが我慢し続けるかなので、なんとかしないと!!


「①2024年の結論」はこんな感じでした。
とにかく、上手くいった!と手放しで喜べるものではありません。「1歩進んで2歩下がる」は結構明るい言い方で、現実的には「このまま道を変えず進んでも崖だよ」と言ったところです。

道のりは長い!!ゴールは遥か先だね〜


①の振り返りだけで、こんなに書いてしまった!!
続きはまた後ほど🙌

というわけで、「2024年の結論」というお話しでした!


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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。


長くなりすぎる…!もっともっと振り返れるし、「短めに!」と意識してもこんなに長文とは…!

まだ「2024年の振り返り」は序章です😂新年早々に、去年の振り返りという変なことやってますが、お付き合いください!

あと今日のブログは結構暗めな感じで終わりましたが、全然絶望してないので安心して👍「どうすればいいかわかんないぃぃ〜😭」と言い出したら心配してください!

というわけで、僕の感想でした!
最近寒いので、みなさんご自愛ください。

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今日は中高の時の友達がご飯のお誘いしてくれたので、行ってきました!気づいたら夜中の3時…!積もる話は尽きないね😂3時になってもこの記事書いてる僕を褒めてもいいっすよ🙌


さて、今日は「友達から言われた『心に火のつくお話』」についてお話しさせてください。今日は雑談感想なしです。それくらいのお話です。


結論から話すと、『「農業って終わってない?」と言われ、「やっぱそうだよなぁ」と思った』といった感じです。
そしてなおさら心に火がついたって感じです。

この気持ちを忘れないために、僕がしっかり覚えておくために、ここに書き記そうと思ったので、乱文になるかもです🙇‍♂️

今日友達と久しぶりにあって、お互いの他愛のないお話に花を咲かせてました。

「今仕事がこんな感じで、、、」
「高校の時こうだったよな!、、、」
「あの人結婚したんだって〜、、、」

本当に他愛もない話でずっと話せるので、本当にいい友達だなぁと思うし、友達でいてくれることにも本当に感謝でした。楽しい時間をありがと!✨

その中で、
「農業大変よ〜。正直ここら辺(邑南町)ではブドウじゃないと農業で生きてけれんと思ってる。」といった話を、僕がポロッとしました。

すると友達が、
「え?それって終わってない?正直果物はなくても生きていけるけど、野菜は必要じゃん?でもブドウじゃないとって…なんか終わってない?」と言ってくれました。

僕は頷くしかできませんでした。

僕は元々野菜の人間だったのですが、野菜栽培では生活できないと思い、姉のシャインマスカットを手伝ったりイチゴを始めたりしました。

そしてそれらの経験を経て今思うのは、
「果物じゃないと農業で生きていくのは厳しい」ということです。

もちろん大産地は違います。野菜で積み上げた歴史があるので、全然野菜栽培でも生計は立てられると思います。が、うちみたいな零細産地はそうも行きません。

するとやっぱり単価の高い、または相場の高い果物じゃないと難しい。単価の低い、相場の低い野菜は難しいなと僕の実体験から思いました。

それがたとえ、「人間が生きていくのに必須な商品」でも!

けどやっぱり生きていくのに必須なものを作ってるのに、それをしてると自分の生活が守れないのは、僕もどうかなと思ってます。

友達は「終わってる」と結構過激な表現でしたが、僕は同じくらいかそれ以上に思ってます。

それとやっぱり、僕は野菜栽培が好きなわけで。本当は野菜栽培をして生きていたいんです。ほんとはね…

でもそれじゃ現実に勝てなかったから、果物の道に進んで力をつけようと思いました💪

僕が本当にやりたいのは野菜栽培でも、一旦本当にやりたい気持ちを捻じ曲げて、力をつけて戻ってこようと思いました。

そして、つけた力で野菜栽培でも十分やってけるような経営をして、僕みたいな人を減らそう・やりたい農業があってもできない人の力になろうと、そういう思いでも農業に取り組んでます。

実際は、まだ全然できてないし僕に力は全然足りてないしですが、これは絶対に成し遂げたいです。この思いを晴らさないまま終わりたくないです🔥

友達が言ってくれた「終わってる」は、僕の気持ちの再確認と、僕の心に火をつけてくれました🔥🔥🔥


「やりたい農業で生きていく。そしてやりたい農業をしたい人の力になる。」
僕の一つの目標です!

絶対やったるでー🙌

というわけで、「友達から言われた『心に火のつくお話』」というお話しでした!

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ついさっきの出来事ですが、うちで飼ってる猫ちゃんが1匹外に逃げ出してました💦なんやかんやあって家には僕1人、外は暗い、「やばいな…。」と思いながら探すこと30分…。見つかった!!!!!!よかった👍


さて、今日は「『味』を追求するために…「変な肥料」を使う」についてお話しさせてください。


昨日の記事では、「邑南町の冬は厳しい。だけど、そのおかげでおいしい野菜や果物ができる!」と言うお話をしました。

今日は、寺本果樹園が追究している『味』について、さらにお話しさせてください。
「おいしくするための肥料」についてです。

結論から言うと、寺本果樹園では主に「一般的にはあまり使われてない肥料」をよく使ってます。

例えば、、、
・アミノ酸肥料
・発酵リン酸
・キレートミネラル
・酢
・微生物肥料
などなど、、、

こんな専門用語覚えなくていいです。「変な肥料使ってる!」と言うことだけ覚えてくれたら嬉しいです👍

ちなみに、他の農家さんでこんな変な肥料を使ってる人を、僕はあまり見たことないです。

なぜこんな変な肥料を使ってるかというと、「味がよくなる」と言われてるからです。そのまま!

例えば、
・「アミノ酸肥料」だったら「光合成で作られる物質が入ってて、植物体内サイクルで一部活動をカットでき、余った栄養分を生育にまわせるから」だとか、
・「微生物肥料」だったら、「微生物が活動してでる代謝物質が植物に吸収されて、それが味に効く」だとか。

理論はともあれ、味に効くと言われてるのでやってます。

そしてなにより、「試さずに判断する」というのが嫌だったので、半信半疑で使い始めました。

結果は…味が良くなった気がします!

良くなった気がするとは、僕自身が大玉トマトで味の違いがあったと思ったからです🍅

以前の肥料のやり方では、なんとなく水っぽくて味の薄いトマトっぽいナニカだったのが、肥料を変えるとちゃんと「トマト」になった気がします。味が濃くて、トマトの香りもちゃんとしておいしかったです!

お客さんからも、「おいしくなったね!!」とよく言われました。

そして、僕のトマトの一番のアンチだった姉ちゃんと父さんの意見が変わりました。ちなみに父さんはトマト農家暦30年です。

以前の肥料では「こんなのトマトじゃない笑」と言われてたのが、肥料を変えると姉ちゃんは「おいしい」と言って、父さんは「普通のトマトだな」と言いました。

理論や数字に裏付けられたわけじゃないけど、実体験から僕は「一般的にはあまり使われていない肥料」が『味』に効いたと信じて、今でも使い続けてます。

これが、寺本果樹園の『味』を追求した結果たどり着いた「肥料」です。
もちろんまだまだ追究してるとこよ💪

というわけで、「『味』を追求するために…「変な肥料」を使う」というお話しでした!


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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。

今日は肥料についてお話ししました。

実はこの肥料の話、農家や関係者の間では「肯定派」と「否定派」に分かれる話題だったりします。

理由は定かではないですが、「味が良くなる肥料」=「眉唾物」と言う考えが広まっているのが現実です。

詳しい理由は分かりませんが…おそらく「収量が上がる」といえば「やってみたけど、〇〇kgも多く取れた!」と数字で表せますが、「おいしくなる」と言われても「おいしい」なんて感覚でしかなく、人それぞれで違うし数字で表せないからそう言われてるのかな?と思います。

そしてこの眉唾物以外にも、「味が良くなったって稼げるわけではない」といった意味でも否定派がいるのかなと思います。

お金の話になりますが、売上には方程式があります。
「販売数×販売価格=売上」ですね。(ほんとはもっと複雑よ!!)

「〇〇円のお野菜を△△個売りました。⬜︎⬜︎円儲かりました」って感じですね。

悲しいかな、この「売上の方程式」に『味』が入ってないんですよ😭

そして実際に、現在の農業ではこの『味』が価格に反映されている現場というのをあまり見たことがありません。

果物とかだともちろん「おいしい」というのは大事ですが、果物にとって「おいしい」はもはや当たり前なので、あまり議論されていない気がします。

けど、「収穫量(販売数)」を増やせばもろに方程式の答えに現れるので、「収穫量を増やすための肥料」はどんどん議論されている気がします。

こういったことから、「味が良くなる肥料」はいい目で見られていない気がします。

けどうちは『量』を追求するのをやめたので。『味』を追求すると決めたので。

どんだけ変な目で見られても、『味』を追求するために「肥料」を追求します。
正直お金はかかりますが、それでも『味』を追求するためやり続けます。

理論じゃないのよ。お金じゃないのよ。
「おいしいもの」を届けたいのよ🔥
そのためには変な目で見られても関係ない✌️

というわけで、僕の感想でした!
最近寒いので、みなさんご自愛ください。

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島根県 邑智郡邑南町中野小原迫900

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