−1,000,000円からのスタート
2025/10/29
お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑‍🌾いつもありがとうございます!
朝は0℃、日中はハウス内作業で25℃というバグみたいな生活をしてます。


さて、今日は「−1,000,000円からのスタート」についてお話しさせてください。


【裏で動いてたイチゴの準備】
現在寺本果樹園では、イチゴの栽培をしております。収穫時期は11月中下旬頃です。

最近のブログでは、シャインマスカットについて多くお話ししてましたが、その裏でイチゴの準備を着々と進めてました🍓

寺本果樹園のイチゴの作業が始まるのが『6月』からで、シャインマスカットの摘粒や袋掛けや収穫の裏で、実はアレコレやってました。

その裏側についてお話しできたらと思います!


【イチゴの育苗(いくびょう)はマジで大変】
寺本果樹園のイチゴの始まりは『6月』からです。
ちなみにイチゴが終わるのが5月31日なので、ほぼ年がら年中イチゴは動いてます🏃‍♂️

イチゴのスタートは、『育苗の準備』から始まります🌱
ちなみに育苗(いくびょう)と読みます。苗を育てることです。

寺本果樹園では、7月中旬くらいにイチゴのセルトレイ苗(ポット苗よりももっとちっちゃい苗)が届くので、それまでに育苗をする場所を作ります。

ちなみに、本来のイチゴ育苗は『前年の10月』から始まります。
①イチゴを大きいポットやプランターに植えて『親株』にする。
②親株を管理(花を落としたり、いらない葉っぱを落としたり)する。
③6月ごろに親株から出た『ランナー(茎みたいなやつ)』を土入りポリポットなどに受ける
④ランナーから根っこが出てある程度したら、ランナーを切り親株から独立させる(子苗になる)
⑤イチゴ定植まで子苗を管理する
こんな感じで多くの作業があります。

この育苗がマジで大変なんです💦
体がキツいのもそうですが、何より時間がめっちゃかかる!!シャインマスカットやトマトをやりながらイチゴの育苗もとなると、とてもじゃないですが時間が足りません。

ですので寺本果樹園では、これらの作業を全てカットして、代わりにセルトレイ苗を買って7月中旬くらいからイチゴの育苗を本格的に始めます。

セルトレイ苗が届いたら、すぐに土が入ったポリポットに植え替えてイチゴ苗を育てていきます。

こうすることで、10月〜6月の『9ヶ月分』の作業をカットしています。
親株での育苗はマジで大変ですが、セルトレイ苗を買うことですごく楽をしています😆

このやり方、いいでしょ?😆


【−1,000,000円からのスタート】
ですが、もちろんいい話ばかりではありません。

9ヶ月分の作業をカットする代わりに、セルトレイ苗を買うお金として【1,000,000円】必要です。100万円です。
ちなみに、親株で子苗を作る場合を計算してみると、苗代は大体10万円です。

そして、この100万円をいつ払うかというと『4月』です。

「7月に苗が届いて、9月にイチゴを植えて、11月から収穫が始まってイチゴの収入ができて、次の4月に苗のお金を払うんだ!」
じゃないです。

「7月に苗が届く『前』に、4月にまず金を払ってから苗が届く」という流れで、収穫が始まって収入が入り始める前にまず100万円を払います。

悪天候やアクシデントがあってちゃんとイチゴができるかどうかわかんないけど、まず100万円を先払いしないといけません。

そう、イチゴはいきなり『−1,000,000円からスタート』するんです。

一気に銀行口座から100万円なくなる感覚、やばいぜ??😎

でも、そうしないとシャインマスカットやトマトが忙しくてイチゴ栽培ができないので、この100万円は必要経費です。

この100万円をしっかり回収できるかどうかが、寺本果樹園の腕の見せ所です💪
とか言いつつ、本心は不安でいっぱいですが😂

コケたら100万円が水の泡なので死ぬ気で頑張ってます🔥🔥


というわけで、「−1,000,000円からのスタート」というお話でした!

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最後まで読んでいただきありがとうございました👩‍🌾🧑‍🌾

この投稿をした生産者

島根県 邑智郡邑南町中野小原迫900

寺本果樹園

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