FUJIGOMEファームの投稿一覧

まずは事務的なこと。
現在、冬野菜の予約は受け付けておりません。再開または販売の際は、改めてご案内いたしますので、もうしばらくお待ちください。

それにしても、突然晩秋のような寒さになりましたね。
では10月2回目の栽培レポートです。
今回は根菜もご紹介します。少し長くなりますが、よければお付き合いください。

■ブロッコリー
◯pic_1 11月下旬~12月出荷予定のブロッコリー畑
前回のレポートより葉がさらに充実してきました。
最近は寒暖差が大きいので美味しくなりそうですね。
今シーズンは、化学合成された農薬や肥料を使わないのはもちろん、いくつかの工夫を新たに取り入れています。草姿を見ても順調そのもの。収穫が楽しみです。


■太ネギ
FUJIGOMEではたくさんの冬野菜を育てていますが、中でも園主が期待しているのが太ネギです、……と言いますか、単にネギ好きなだけです。
◯pic_2 安定感バツグンの「黒檜」
2枚目の写真でネギの上部しか写っていませんが、太さは伝わると思います。よくぞ酷暑を乗り越えてくれた!という感じです。
害虫の食害痕がありますが、そこはご容赦を。今年は全国的に虫が多いようですね。

◯pic_3 太ネギ「白川」の後継候補①
白川の品種入れ替えに向けて、いくつかのネギを後継候補として育てています。3枚目の写真のネギはその1つ。青葉が黒檜と比較して長く、太さも出てきました。白川には柔らかさを求めたいので、その点がどうなるか。

◯pic_4 太ネギ「白川」の後継候補②
4枚目の写真は2つ目の後継候補です。生育がゆっくりで、10月にようやく勢いが出てきました。。
1月下旬くらいが収穫期になりそうですね。柔らかさは期待できそう。
試しに出汁で軽く煮てみたところ、青葉まで甘く柔らかく美味でした(自画自賛)。

■以下、FUJIGOMEの根菜たちです
◯pic_5 サトイモ
葉茎が倒れてきました。葉が立っている間は芋に養分を送っていると考えていますので、すべて倒れたら収穫時期とします。
芋串で食べたいですね(園主希望)。

◯pic_6 ダイコン
今シーズンもダイコンセットを販売予定です。
品種は、①長形3種類、②短形2種類、③辛味ダイコン1種類。
新たに「三浦ダイコン」さんが仲間入りしました。
おでんにしても味が染みやすく、柔らかいのに煮崩れしにくく、美味しさは抜群です。
形が流通向きではないせいか、巷のスーパーではあまり見かけませんが。

◯pic_7 カブ
焼いてよし、揚げてよし、煮てよし、漬けてよし。
まさに万能野菜。毎日食べても飽きません。

◯pic_8 今シーズン期待のルーキー・ニンジン
オマケで入れていたニンジンですが、数年前から「商品にしてほしい」との声を頂くようになりましたので商品化することにしました。
昨年は思うように育たず見送りましたが、今シーズンは満を持して登場予定です。
夏の高温・乾燥で発芽不良が心配されましたが、無事に育っています。
ご要望があれば、ニンジン葉の販売も検討します。佃煮、天ぷらなどで活躍します。

◯pic_9 飲む点滴・ビーツ(赤・黄)
独特の土のような香りで好みが分かれますが、一度ハマるとクセになる野菜。ゴルフボールくらいの大きさの芋(?)が出来ます。
スーパーでは海外産の水煮を見かけるくらいですね。

長くなりましたが、今回のレポートは以上です。
寒暖差の大きい時期ですので、皆さまどうぞ体調にお気をつけください。
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2025.10.08記
まずは事務連絡です。
群馬県連携「500円OFFキャンペーン」について、以前のブログでもご案内した通り、FUJIGOMEが販売できる商品点数には限りがあります。

おかげさまで多くの皆さまにご好評をいただき、現在、対象商品の総数が残り10点を切りました。※在庫数とは異なります。
ここまでご予約いただいた皆さま、本当にありがとうございます。

なお、昨シーズンは点数の延長やキャンペーン第二弾がありましたが、今回はその予定についてまだ知らされておりません。このため、現時点ではお答えできかねます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

【 10月上旬の栽培レポート 】
■ブロッコリー
全体的に天候がイマイチな気もしますが、ブロッコリーは順調に生長しています。

●pic_1 11月下旬出荷予定のブロッコリー
葉が大きく広がり、葉茎も多く生長は順調に見えます。

●pic_2 土寄せ
ここは1月~2月出荷になる予定のブロッコリーです。「土寄せ」は、雑草を除草しつつ、土を株に寄せて強風で倒れないようにする作業です。
写真の右側は作業後、左側は作業前。

■太ネギ
黒檜です。
ネギが好きな気温になったので一気に大きくなってきました。

●pic_3 キレイに揃って気持ち良し
葉数、太さも良し。ここまでくればひと安心です。
太ネギは青葉が美味しいんですよ。出荷時は梱包の都合で切らなければならないのが残念です。切らずに送れないかと運送会社のスタッフさんにも相談しましたが、やはりコストが……。

■サトイモ
採るにはまだ早いですが、状態を確認するために試し掘りしてみました。

●pic_4 60gサイズ
キレイです。
根が多いですね。別の植物の試験では、空間湿度を上げた状況だと根が少ない・伸びないことがありました。このサトイモの根をみると土の中の乾燥がすごく、水を求めて根をたくさん伸ばしたようにも見えます。健気です。

■ニンジン
商品ページはまだありませんが、今シーズン販売予定です。

●pic_5 現在のニンジンのようす
ぐんまエコファーマー認定の作物でもあります。※化学農薬と化学肥料不使用の栽培で県に申請。
数年テストしてきましたが、食味が良く、サラダスティックなど生食でも美味しいニンジンです。
期間限定になるかもしれませんが、葉を残して梱包する方法も考えています。ニンジンはセリ科で、葉は香りとほんのり苦みがあり美味しいのです。

●pic_6 間引きしたニンジン
●pic_7 洗浄
間引きニンジンは商品ではありませんが、商品にしたいくらい美味しいです。

今回は以上です。
今シーズンのゴーヤの出荷が終わります。秋ですね。
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(2025.10.01記)
まずは事務連絡です。
キャンペーンではたくさんのご予約を頂いております、誠にありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。
発送はまだ先になりますが、近づきましたら改めてご連絡します。その際に受け取りのご都合を伺いますので、よろしくお願い致します。

昨年から食べチョクにて根菜の販売も行っています。
今年は、新たにニンジンを加えて単品や根菜セットなども考えています。
ということで今回はサトイモの種芋の掘り起こしから現在までをレポートします。根菜類の出品もキャンペーン中にできれば良いなと思っています。

■■■厳しい戦いのサトイモ
今シーズン、どの作物よりも酷暑と乾燥の影響を受けたのがサトイモではないでしょうか。
サトイモは「水で育てる作物」で、湿度が高い土で良く育ちます。根っこが「コンニャクのしらたき」のようにとても太く、水に浸かっても呼吸できるような特徴を持っているためです。
しかし、今年は皆さんご存知のとおり、記録に残る気温の高さに加え、降雨がない日が長期に渡って続きました。乾燥にとても弱いサトイモがあちこちの畑で枯れていったのです。
FUJIGOMEのサトイモはどうだったのか、種芋の掘り起こしから振り返ってみます。

●pic_1 種芋の掘り起こし
種芋は前年に育てたものから選抜して使用しています。これを自家採種と呼びます。
写真には前述した白くて太い根が写ってますね。
この種芋をカマボコのように土を盛った場所に植えていきます。

●pic_2 5月に種芋の植え付け
植えるというより深い場所に「埋める」感じです。こうすることで地表の暑さを避け、より湿気に当てることができます。
植え方は他の方法も行っていますが長くなるので割愛。

●pic_3 6月のようす
芽がキレイに生え揃いました。これは今回も期待大だ!なんて思ったものですよ、この時は……。
そして、あの酷暑と乾燥の7月8月に突入していきます。

●pic_4 8月、葉が枯れ始める
暑さと乾燥でFUJIGOMEのサトイモたちは、かなりのダメージを負いました。緑肥や雑草で地表を覆い暑さ対策としましたが……水やりをしてもこの状況です。
かなり厳しい状態でしたが、降雨があるまでお世話を続けていました。
ドキドキしながら9月へ!
9月に入ると降雨が続きました。サトイモにとっては恵みの雨! 9月に雨があれば挽回できるのです!

●pic_5 そして復活!
粘り勝ちです! サトイモだけに! 10月までは芋の肥大期なので近い内に状態をチェックしたいと思います。

無事に収穫まで辿り着けましたら、今シーズンも 1.8kg入り(送料60サイズ) と 3.6kg入り(送料80サイズ)の販売を予定しています。
3.6kg入りは箱に余裕があり、少しだけお得にお楽しみいただけると思います。

今回はここまで。
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(2025.09.29記)
今回は、赤城の太ネギのレポートを「3月の種まき」から現在までの流れを紹介します。栽培期間に比例してちょっと長いです。

その前に
今回、赤城の太ネギ・白川の品種の変更を行います。昨年まで栽培していた品種は暑さに弱く生理障害を起こす株が多発していました。そこで、思い切って品種を変更するため、候補となる品種を選抜しています。良い結果が出て欲しいものです。

ではレポートです。
赤城の太ネギは3月に種まきから始まり、収穫まで9カ月~11カ月の期間を要します。

●pic_1 3月中旬種まき
写真はリーキ(西洋ネギ)という作物の種まきです。

今シーズンはシャキッとしてトロッとする「黒檜」を中心に、白川の選抜、そしてこれまで3年テストして品種を選定してきたリーキの販売を考えています。リーキは「ネギ」という名前はつきますが、日本の一般的なネギとはまったく異なります。見た目はもちろん、食味もまったく違います。
リーキのみの販売ではなく、黒檜・白川(仮)・リーキのセットなどになるかも。仕上がり次第ですね。

5月上旬
●pic_2 育苗(黒檜)
●pic_3 育苗(リーキ)
黒檜は苗の時から太さが違いますね。

●pic_4 5月中旬 定植時の黒檜
定植は畑に苗を植えることですね。そしてこの黒檜の逞しさ!

(化学農薬の使用について)
なお、FUJIGOMEでは、今シーズンから化学農薬の使用を控えていますが、ネギだけは、特定の病気を回避する手段が見つからなかったため、その対策として定植前に一度使用しました。
その後、いろいろ調べて、この方法なら使用せずに回避できるかもという手段が見つかったので試しているところです。
農業はトライ&エラーの連続です。面白いところでも、難しいところでもありますね。

●pic_5 定植です
畑に溝を掘ってそこに植え付けました

そして、あの酷暑と乾燥の7・8月に突入。
●pic_6 暑さの乾燥に耐えるネギたち
この時期、暑さと乾燥の影響があり、あちこちの畑で作物が次々と倒れていきました。特に乾燥が苦手なサトイモは散々たる状況。FUJIGOMEのサトイモについても後ほどレポートする予定です。
乾燥に強いネギもさすがに弱っていましたね。
今年は暑さと乾燥の影響なのか、害虫被害もとにかくひどく、もう散々です。

9月下旬現在です
●pic_7 葉にツヤが戻ってきました(黒檜)
●pic_8 リーキ
9月中旬に入り、全体的に生長が活発化してきました。ひと安心です。

長くなりましたが、今回のレポートは以上です。

ご予約を頂いているネギの発送は、12月中旬を予定していますが、場合によっては下旬にずれ込む可能性もあります。
お楽しみに!

次回は根菜類のレポートかな。
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(2025.09.27記)
畑からのレポートです!
今回は8月の種まきから現在のブロッコリーのようすを紹介します。

●pic_1 8月上旬種まき
ゲリラ豪雨による被害の回避も考えて、昨今は種まきから変えています。今年は、種を播く深さが好みに合うように、植え穴を作る棒を自作してみました。
ブロッコリーの種は好光性といって日光が多少当たるくらいの深さに播くのがセオリーです。
でも、FUJIGOMEでは、やや深めに播くことで強風や豪雨に負けない苗になるように工夫しています。

●pic_2 育苗
種まきから1カ月強ほど苗を育てます。
FUJIGOMEの苗は、背は高めですがヒョロヒョロではないのが特徴。それが2枚目の写真です。ビシッと立ってるでしょ!
赤城山の南麓は、冬の風の勢いが尋常ではありません。強く冷たく乾いた風は、「赤城おろし」と呼ばれています。作物をなぎ倒すほどの強風なので、風に抗うための苗を作らないといけないのです。その対策としてこの形の苗に仕上げています。
酷暑で管理が難しかったわけですが、どうにかこうにか形になりました。

●pic_3 定植
9月に入って定植が始まりました。定植とは苗を畑に植えることです。
8月までずっと雨が降らなかったのに、9月になったら雨続きで植えるタイミングが~! 都合よくいかないものですわ。

そして
●pic_4 現在の畑のようす
●pic_5 中耕
中耕というのは、苗の間の土を軽く耕してほぐすことで、根っこが呼吸しやすいようにする作業ですね。根っこも呼吸するんです。「根腐れ」というのがありますが、主に呼吸ができずに腐ることです。

今回はここまで。以上、ブロッコリーのレポートでした。

収穫まではまだまだいくつかの工程があります。仕上がるまでお楽しみに!
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