陽だまりファームの投稿一覧

― 陽だまりファームの“もったいない”から生まれた人気商品 ―

陽だまりファームのみかんのシロップ漬けの販売を開始しました。

この商品は、毎年「今年も楽しみにしていました」「夏前に買えなくて残念でした」といったお声をいただく、リピーターの多い人気商品です。
特に夏場は需要が高く、シーズン途中で売り切れてしまうことも多いため、早めのご購入をおすすめしています。

陽だまりファームのみかんシロップ漬けの特徴

一番の特徴は、大きめサイズのみかんを使用していることです。

市場では、サイズが大きいという理由だけで評価が下がってしまうみかんがあります。
味は良いのに、規格に合わないだけで価値が低くなってしまう――
そんな現状に、農家としてずっと課題を感じてきました。

そこで陽だまりファームでは、
「そのまま売れないなら、価値を変えて届けよう」
という想いから、みかんのシロップ漬けを作っています。

果肉がしっかりしている大きなみかんは、シロップ漬けにすると食べ応えがあり、デザートとしても満足感の高い仕上がりになります。
みかん本来の風味を大切にしながら、やさしい甘さのシロップで丁寧に仕上げています。

夏に売り切れてしまう理由

このみかんのシロップ漬けは、

冷やしてそのまま

ヨーグルトやアイスのトッピング

炭酸水で割ってドリンクに

など、暑い季節にぴったりの食べ方ができるのも人気の理由です。

そのため、夏になると一気にご注文が増え、
気づいた時には完売していたという年も少なくありません。

数量には限りがありますので、気になる方はぜひお早めにお試しください。

陽だまりファームの「6次産業化」への取り組み

この商品は、陽だまりファームが取り組む6次産業化の一例でもあります。

6次産業化とは、

1次産業:生産(農業)

2次産業:加工

3次産業:販売

これらを農家自身が一体となって行うことを指します。
「1×2×3=6」になることから、6次産業化と呼ばれています。

陽だまりファームでは、
みかんを育てるだけでなく、
加工方法を考え、商品として仕上げ、
お客様に直接お届けするところまでを自社で行っています。

市場では評価されにくいみかんでも、
加工することで新しい価値を生み出し、
お客様に喜んでいただける商品に変える。
それが、私たちの目指す6次産業化です。

「もったいない」を「おいしい」へ

みかんのシロップ漬けは、
フードロス削減や農業の持続可能性にもつながる商品だと考えています。

「大きいだけで価値が下がる」
そんなみかんに、もう一度光を当てたい。

農家だからこそできる形で、
これからも“おいしい選択肢”を増やしていきたいと思います。

今年のみかんのシロップ漬けも、
ぜひご家庭で味わってみてください。
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中小企業診断士協会が企画する「6次産業化プロデューサー講座」の一環として、「農業実習」をテーマにした講習の場に、陽だまりファームを視察先としてお選びいただきました。当日は受講生14名の方にお越しいただきました。

陽だまりファームの打ち合わせスペースでは全員が入れなかったため、急きょ倉庫を会場として講習を実施しました。限られた設備ではありましたが、現場の雰囲気を感じていただきながら進めることができました。

ここで、今回の講座名にもなっている「食の6次産業化プロデューサー」について、少し補足しておきたいと思います。

食の6次産業化プロデューサーとは、農林漁業者や食品事業者が取り組む6次産業化を、現場と経営の両面から支援・推進していく役割を担う人材です。生産だけでなく、加工、流通、販売までを一体として捉え、事業として継続できる仕組みを考えることが求められます。

農業や食品の現場理解に加え、経営、マーケティング、コスト管理、人材確保、物流、品質管理など、幅広い視点が必要になります。理想論ではなく、実際の制約や課題を踏まえながら、「どうすれば成り立つのか」「どうすれば続けていけるのか」を考え、関係者とともに形にしていくことが、6次産業化プロデューサーの大切な役割です。

今回の講習では、陽だまりファームがこれまで取り組んできた6次産業化の事例を紹介しながら、農業経営における課題についてお話ししました。テーマは、人手不足、物流コストの上昇、品質管理など、日々の現場で直面している現実的な課題です。数字や理論だけでは見えにくい、現場ならではの悩みや判断について、実体験をもとにお伝えしました。

講習の後半では、ブラッドオレンジの収穫体験を行っていただく予定でしたが、途中から雨が降り出してしまい、残念ながら途中で中止となりました。短い時間ではありましたが、実際の圃場に立ち、作業の一端を体感していただけたのではないかと思います。

限られた時間の中でも多くの質問をいただき、活発な意見交換の場となりました。すべてのご質問に十分お応えできたか不安もありましたが、終了後、当日に事務局の方から連絡が届き、受講生の方から「非常に参考になった」との声があったと伺いました。現場の取り組みや課題を共有できたことを嬉しく思っています。

陽だまりファームでは、今回のような視察や講習、意見交換の機会を通じて、農業の現場での実践や課題を伝えることも大切な役割のひとつだと考えています。今後も、学びの場として必要とされる際には、できる範囲で協力していきたいと思います。
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〜ブラッドオレンジ「タロッコ」とともに歩む、陽だまりファームの挑戦〜

かつて、みかん畑だった場所。
長い年月の中で手が入らなくなり、木は老い、草が生い茂り、いつしか「耕作放棄地」と呼ばれるようになっていました。

陽だまりファームでは、そんな土地をもう一度、農地としてよみがえらせる取り組みを進めています。

今回再生している畑では、古いみかんの木を一本一本伐採し、地中に深く張った根を丁寧に抜き、整地するところから始めました。
重機を使っても簡単にはいかず、時間も手間もかかる作業です。

それでもこの土地に、もう一度「実り」を取り戻したい。
そんな想いで、畑づくりを続けています。

耕作放棄地が増えることで起きる、もうひとつの問題

耕作放棄地が増えると、雑木や下草が生い茂り、やがて鳥獣のすみかになります。
イノシシやシカ、サルなどが身を隠しやすくなり、周辺の畑や集落へ被害が広がるケースも少なくありません。

一度「安全な場所」と認識されてしまうと、鳥獣は何度も戻ってきます。
その結果、まだ耕作を続けている農地への被害が増え、
被害に耐えきれず農業をやめてしまう人が増えるという悪循環が生まれます。

耕作放棄地の問題は、
単に「使われていない土地」ではなく、
地域の農業環境や暮らし全体に影響を及ぼす問題でもあるのです。

畑として使い続けることが、最大の鳥獣対策

草を刈り、木を管理し、人が定期的に出入りする。
それだけで、畑は鳥獣にとって「落ち着かない場所」になります。

陽だまりファームが耕作放棄地の再生に取り組む理由のひとつも、
畑を畑として使い続けることが、地域を守ることにつながると考えているからです。

ブラッドオレンジを植え、手を入れ続けることで、
この土地が再び「実りの場」となり、
鳥獣が住みつく場所ではなくなることを目指しています。

すぐに実らなくても、植える意味がある

今回新たに植えるのは、**ブラッドオレンジ「タロッコ種」**です。

果樹栽培は、苗を植えたらすぐに収穫できるものではありません。
苗木を植えてから、実が安定して収穫できるようになるまで、何年もの時間がかかります。

その間も、木は放っておけません。
剪定をし、草を刈り、肥料を与え、病害虫や天候と向き合い続けます。
収穫がない年であっても、手間もコストもかかり続けます。

さらに、天候次第で実のつき方や品質は大きく左右されます。
一年かけて育てた果実が、台風や寒波で一気に失われてしまうこともあります。

果樹栽培は、いわば時間をかけて行う投資のようなものです。
それでも、今植えなければ、その先の収穫はありません。

目先の利益だけを考えれば、簡単に選べる道ではありませんが、
未来に実る果実を信じて、私たちは植え替えを続けています。

ブラッドオレンジ・タロッコの魅力

タロッコは、イタリア原産のブラッドオレンジを代表する品種です。

特徴は、
・酸味がやわらかで食べやすい
・コクのある甘み
・ほんのりと色づく美しい果肉

一般的なブラッドオレンジに比べてクセが少なく、
初めて食べる方でも親しみやすい味わいです。

生で食べても、ジュースや加工品にしても、
香り・色・味わいのバランスが良く、特別感のある果実です。

この土地、この環境で育ったタロッコが、
どんな味に育つのか。
それは、私たち自身にとっても大きな楽しみです。

陽だまりファームの取り組みと人の力

陽だまりファームは、複数の園地を管理し、
生産から管理、将来を見据えた植え替えまで、
長期的な視点で柑橘づくりに取り組んでいます。

園地には若い世代が集まり、
「美味しい柑橘を、できるだけ多くの人に届けたい」
その想いを共有しながら、日々作業に向き合っています。

経験に裏打ちされた栽培技術と、
次の時代を担う若人たちの力を合わせ、
陽だまりファームは、持続可能な農業のかたちを実践しています。

これからも、ゆっくりと、確実に

ブラッドオレンジの木は、まだ幼い苗木です。
風に耐え、寒さを越え、少しずつ根を張っていきます。

私たちも同じように、
焦らず、無理をせず、でも諦めずに。

耕作放棄地の再生と、
ブラッドオレンジ・タロッコの栽培。

この挑戦の過程も、これから少しずつお伝えしていきます。
陽だまりファームは、未来に向けて、今日も畑を耕しています。
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~おいしいみかんを作るために、木を減らす理由~

みかん畑では、今年も間伐(かんばつ)作業を始めました。
間伐とは、簡単に言うと「みかんの木を間引く作業」のことです。

「え?木を切ってしまって大丈夫なの?」
そう思われる方も多いかもしれません。

でも実は、おいしいみかんを作るために欠かせない、とても大切な作業なんです。

みかんの木が密に植わっていると、何が良くないの?

みかんの木は、もともと成長力が強く、放っておくとどんどん枝を伸ばします。
その結果、木と木の間隔が狭くなりすぎると、こんな問題が起きます。

① 日光が当たらない

みかんは太陽の光をたっぷり浴びることで、甘みが増します。
木が混み合っていると、内側の実に光が届かず、味にムラが出やすくなります。

② 風通しが悪くなる

風が通らない畑は、湿気がこもりやすく、
病気や害虫が発生しやすい環境になります。

結果として、見た目や品質が落ちてしまうこともあります。

③ 木が疲れてしまう

木が多すぎると、土の中の栄養や水分を取り合う状態になります。
すると一本一本の木が十分に力を出せず、
実が小さくなったり、味が薄くなったりします。

間伐は「木を減らす」けれど「質を高める」作業

間伐というと、どうしても「切ってしまう」「もったいない」という印象があります。
でも実際は、

残す木にしっかり日が当たる

風が通り、病気が出にくくなる

一本の木がのびのび育つ

という、良いことだらけの作業です。

言い換えると、
👉「量を追う畑」から「質を高める畑」へ整える作業
とも言えます。

おいしいみかんは、冬だけで作っているわけではありません

みかん作りというと、収穫の時期ばかりが注目されがちですが、
実は一年を通しての地道な管理が味を左右します。

剪定

間伐

草刈り

土づくり

その一つひとつが積み重なって、
「甘くて、コクのあるみかん」につながっていきます。

今回の間伐作業も、
今年だけでなく、これから先の畑の未来を考えた仕事です。

これからも、畑と向き合いながら

すぐに目に見える変化は少ないかもしれません。
でも、数年後に「やっておいて良かった」と思えるように、
今できることを一つずつ積み重ねていきます。

今年のみかんも、どうぞ楽しみにしていてください🍊
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この投稿をした生産者

静岡県 浜松市浜名区三ヶ日町

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