陽だまりファームの投稿一覧

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今日は、畑に小さな小さなみかんの苗木を植えました。
そっと触れたくなるほど、まだ頼りない小さな苗木です。
でも、私たち農家にとっては、未来の果実を育む大切な一本です。

みかんが立派な果樹に育つまでには、実に数年の月日がかかります。
強い風や雨、病気や害虫… たくさんの困難を乗り越えて、ようやく美味しい実をつけるようになります。

私たちが苗木を植えるとき、ただ「果物を育てる」だけでなく、
「誰かの食卓に笑顔を届けたい」という想いを一緒に土に託しています。

きっと、今この瞬間も、みかんを育てている全国の農家さんが、
それぞれの土地で、同じように土に手を入れ、未来を見つめていると思います。

スーパーに並ぶみかん一つひとつには、
たくさんの時間と手間、そして愛情が詰まっています。

実は今日植えたこの畑は、昨年、鹿と兎の被害で苗が全滅してしまった場所です。
大切に育てていた苗木が一晩で食べられてしまった時の悔しさと虚しさは、今も忘れられません。

それでも私たちは、またこの地に苗を植えました。
しっかりと対策を講じながら、今度こそこの苗が無事に育つよう、心を込めて見守っていきます。

いつかこの苗木が、立派な果樹となって、甘くて美味しい実をつけたとき、
それを手に取った方に、「農家の想い」が届いたら嬉しいです。

小さな苗木が、大きな幸せに育ちますように。
そんな願いを込めて、今日も畑に立っています。
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みかんの苗木が盗まれるという現実

最近、みかんの苗木が盗まれる事件が発生しています。この田舎でも例外ではなく、農家にとって深刻な問題になっています。農作物の盗難は昔からありましたが、苗木が狙われるという事態は、私たち農家にとっては未来を奪われることに等しいのです。

苗木とは、将来たくさんの実をつけるはずだった大切な財産です。苗木が育つには何年もの時間がかかります。その間、農家は愛情を込めて育て、ようやく実を収穫できるようになります。しかし、その苗木が盗まれてしまえば、収穫の未来が一瞬にして奪われるのです。

みかんの木は植えてから収穫までに5年から7年かかることが一般的です。長い年月をかけて根を張り、枝を伸ばし、ようやく実をつけるようになります。その間、農家は土づくりや剪定、水やりなどの管理を欠かさず行い、大切に育てています。つまり、苗木が盗まれることは、農家の何年もの努力を一瞬にして無駄にされることを意味するのです。

このような窃盗事件が起こることは、農家にとって本当に悔しく、悲しいことです。農業は決して楽な仕事ではありません。天候や病害と戦いながら、皆さんに美味しい果実を届けるために、日々努力しています。そんな中で、心ない人の手によって苗木が奪われることは、私たちの心を大きく傷つけます。

消費者の皆さんには、この現実を知っていただきたいのです。農産物は、お店に並んでいるものを手に取るだけで簡単に手に入るように見えるかもしれません。しかし、その裏には、長い時間をかけた農家の努力と想いが詰まっています。その努力が奪われることの悲しさを、どうか考えてください。

私たち農家は、これからも変わらず真摯に作物を育てていきます。しかし、こうした窃盗を防ぐには、農家だけでなく地域全体で協力し、見守ることが不可欠です。農業の未来を守るために、皆さんの関心と支えが何よりの力になります。どうかこの問題を自分ごととして考え、ともに農業を支えてください。
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農業において、土作りは作物の品質を左右する重要な要素です。特に果樹栽培では、毎年の収穫に影響を与えるため、土壌の健康状態をしっかりと把握することが求められます。陽だまりファームでは、美味しいみかんを安定して生産するために、毎年欠かさず土壌診断を行っています。今回は、土壌診断の意味と必要性、そして陽だまりファームの肥料の使い方についてご紹介します。
土壌診断とは?
土壌診断とは、畑や果樹園の土の状態を科学的に分析し、作物にとって適切な栄養バランスが取れているかを調べることです。診断では、以下のような成分を測定します。
• pH(酸度):土の酸性・アルカリ性の度合い
• 窒素(N):葉や茎の成長を促す成分
• リン酸(P):根の発達や果実の品質向上に重要
• カリウム(K):樹勢を保ち、病害に強くする役割
• カルシウム、マグネシウムなどの微量要素:植物の健全な生育を助ける
土壌診断の結果に基づいて、不足している成分を補い、過剰な成分を抑えることで、よりバランスの取れた土作りが可能になります。
土壌診断の必要性
土壌は目に見えない部分が多く、見た目だけでは栄養バランスの偏りに気づくことができません。診断をしないまま肥料を施すと、
• 必要以上に肥料を与えてしまい、環境負荷がかかる
• 必要な養分が足りず、作物の生育が悪くなる
• pHのバランスが崩れ、根が十分に栄養を吸収できなくなる
といった問題が起こる可能性があります。適切な施肥を行うためには、土壌の状態を把握することが不可欠です。
陽だまりファームの肥料の使い方
陽だまりファームでは、土壌診断の結果をもとに、必要な栄養素を補う形で肥料を使っています。主な工夫として、
1. ミネラルバランスを考えた施肥
化学肥料や堆肥を使用せず、必要なミネラルを適切に補給することで、土壌のバランスを整えています。
2. pH調整のための石灰資材の適量使用
土壌の酸度を適正に保つため、必要に応じて石灰や苦土石灰を施し、みかんに最適な土壌環境を整えています。
3. 根の健康を考えた施肥
窒素やリン酸の過剰投与を避け、根が健全に育つような肥料設計を行っています。
4. 葉面散布の活用
収穫時期や成長期に応じて微量要素を葉面から補給し、バランスの良い生育をサポート。
まとめ
美味しいみかんを作るためには、木の状態だけでなく、その土台となる土の健康を守ることが重要です。陽だまりファームでは、毎年の土壌診断を通じて土の状態を確認し、適切な肥料の使い方を工夫しています。これからも、自然と調和しながら、安全で美味しいみかんを皆様にお届けできるよう努めてまいります。
みかんの味は土から——土作りにこだわる陽だまりファームの挑戦は続きます!
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こんにちは!陽だまりファームです。
このたび、私たちの取り組みが農林水産省の「農山漁村」インパクト可視化ガイダンスの参考資料に掲載されました!
女性が働きやすい環境づくりへの挑戦
陽だまりファームでは、温州みかんを中心に栽培し、繁忙期には50人以上のアルバイトが勤務しています。その中でも、多くの女性アルバイトが活躍しており、以前からトイレの混雑や休憩スペースの不足が課題となっていました。
そこで、補助金を活用し、以下の環境整備を行いました。
✅ 女性専用トイレの新設
✅ カーテンで仕切れる休憩スペースの整備
これにより、広く清潔なトイレや、リラックスできる休憩室を整え、従業員が安心して働ける環境を実現しました。
柔軟な働き方の導入
さらに、社労士と相談しながら、柔軟な働き方も導入しています。
🌱 テレワークを活用したSNS発信業務の実施
🌱 男性従業員の育休取得を推進
これらの取り組みを求人時にもPRしたことで、応募者数の増加につながり、長期的な雇用の安定も実現しています。
今後の展望
私たちは「働く人が笑顔となる持続的農業」を目指し、今後もより多様な働き方を支える環境づくりを進めていきます。
農業の現場でも、性別やライフスタイルを問わず、誰もが働きやすい環境を整えることが大切です。今後も、私たちの挑戦を発信していきますので、ぜひ引き続き応援してください!
📢 ご興味のある方は、ぜひ陽だまりファームのSNSやホームページもチェックしてみてください!
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この投稿をした生産者

静岡県 浜松市浜名区三ヶ日町

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