ブドウの実とまり
2021/06/15
先週は連日35度を超える猛暑続きでしたが、
1回目のジベレリン処理を明日で無事に終えられそうです。
ジベレリンは化学農薬の一種であるホルモン剤。
マスクとゴム手袋をつけての作業になるので、
先週の暑さはかなりしんどかったです。

1回目のジベレリン処理に追われている間に
種ありブドウの実がとまってくれました。

種なしブドウはジベレリン処理をすることによって
種をなくすだけでなく人工的に実を実らせることができます。
しかし、種ありブドウの場合は樹が子孫を残そうという
環境を整えないと実を実らせてくれません。

実らせることができないことを花振いすると言い、
2枚目の写真のように実がついてくれません。
しかし、樹を元気すぎず弱らせ過ぎず、ちょうど良い状態にもっていくと
3枚目の写真のように実をとめてくれます。

安芸クイーンやブラックオリンピアなど、
種ありブドウの主力品種の実がとまりました。
昨年はブラックオリンピアなどが実のとまり方が悪かったのですが、
今年はしっかりととまってくれてそうです。
今後、良い房を選んで余分な房を落としていくのですが、
その時に全体の状態を把握することができます。


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