【あなたが知らないりんごの世界】夏~冬~翌春まで!長く旬が続くりんごを楽しみつくす!秘密を徹底解剖
いよいよ、りんごのシーズンが始まります。
りんごは夏から極早生品種が旬を迎え、以降翌年の春まで品種をリレーしながら長く旬が続く果物。
シャクッとあふれる果汁や、腹持ちのよさから、おやつはもちろん朝食などでも人気のフルーツです。
今日はそんな身近なりんごの"あなたが知らない秘密"をまるごとご紹介します!
旧約聖書にも登場する!人類最古の果物
りんごは人類が食した最古の果物と言われています。旧約聖書でアダムとイヴが食べた禁断の果実も「りんご」でした。
栽培の起源は約8000年前。原産地は中国です。
新石器時代頃にはすでに始まっていたと言われており、炭化したりんごの化石も見つかっています。
日本には平安時代頃に入ってきて、主にお供え用として用いられました。今食べているようなりんごの栽培は約130年ほど前から始まったとされています。
りんごはバラの仲間!
りんごはバラ科リンゴ属の植物。よくよく葉っぱを見ると、バラの花でも見るような卵型の形をしています。
実は果物の多くはバラ科で、昔はアンズ、モモ、ミカン、レモン等の果物も総じて「りんご」と呼ばれていました。
時期ごとの違い
りんごは旬が長い果物。夏の後半から翌春まで旬が続きます。それぞれの時期によって異なる魅力を楽しんでくださいね。
夏のりんご
夏のりんごは暑い日に嬉しいさっぱりした酸味が最高!甘さは比較的控えめで、爽やかな味わい。
果肉は硬い物が多く、食べ応えも抜群です。
秋のりんご
秋のりんごは果汁がたっぷりで甘みが強い品種、酸味が強い品種、バランス派の品種など多岐にわたる品種が登場します。
生食はもちろん、ジュースやお菓子向きの品種もたくさん!
冬のりんご
冬のりんごの多くは甘みがゆたかで大変香りが強いのが特徴。また、日持ちもよく、保存方法によっては翌夏頃まで保つものもあります。
一日一個のりんご、医者知らず!
イギリスのことわざで表題の「一日一個のりんご、医者知らず」というものがあります。
世界中でその栄養価の高さが認められているのですね。
りんごはビタミンC、食物繊維、ポリフェノール、カリウムなどを豊富に含み、特に風邪などが気になる秋冬の時期は積極的に取り入れたい果物です。
りんごの名産地
あなたはりんごの名産地と聞いてどこを思い浮かべますか?こちらでは主要産地ごとの特徴をご紹介します。
1位:青森県
全国で年間約70トン強生産されるりんごのうち、青森県産は半分以上の約40トン!
りんごは涼しい気候を好む果物。夏でも比較的涼しい環境があるため、早い時期からすくすくりんごが育ちます。
長年の研究や情熱によって高い栽培技術も持ち合わせています。
特筆すべき品種は「ふじ」。栽培される品種のうち、半分ほどがふじになります。
2位:長野県
長野県の年間りんご生産量は約13トン。昼夜の気温差が大きい内陸性の気候を生かし、甘さが凝縮されたおいしいりんごが育てられます。
多くの新品種も開発されており、とくに有名なのは「りんご三兄弟®」。秋映、シナノスイート、シナノゴールドが該当し、ぜひ長野県産で楽しみたい逸品です。
3位:岩手県
3位は岩手県。年間生産量は約4万トン。皆さんご存知でしたか?
岩手県は太陽の光がすべてのりんごに当たるよう、樹をあえて大きくせず、果実には袋をかけずに栽培するのが特徴的です。
カラフルで楽しい!多種多様なりんご
りんごといえば、王道の赤色はもちろん、品種によって見た目もさまざま。今年は、普段手に取らない色のりんごを試してみても面白いかも…!?
赤りんご~王道を楽しむ!~
りんごといえば!王道の赤りんご。主要品種のふじをはじめ、甘さが強いりんごから酸味が強いりんごまで多岐にわたる品種があります。
青りんご~爽やかな味わい!~
さっぱりした甘みが多い青りんご。そのまま生食でいただくのはもちろん、アップルパイやジャムなどに調理していただくのもおすすめです。
黄りんご~酸っぱそうに見えるけど超甘い!~
黄色=すっぱそう…そんなイメージはありませんか?実は黄色品種の多くはその見た目に反して濃厚な甘さが特徴的!
甘さ重視のあなたはぜひ黄りんごを試してみて♪
ピンクりんご~なかなか出会えない!~
普段なかなか出会う機会のないピンクのりんご。ご紹介している「ピンクレディ」は栽培にライセンスが必要なため、栽培している生産者さんがごくわずかの希少品種です。
比較的酸味がしっかりしていますが、糖度も高いので濃厚な味を楽しめます。そのジューシーさとさわやかから「シャンパンのような食味」と称されることも多々。
産地直送の食べチョクだからこそ出会える品種です。ぜひ一度お試しあれ!
おいしいりんごの見分け方
おいしいりんごを見極めるには、まず重さを確認しましょう。大きさの割にずしっと重みがあるものの方が、密度が高く果汁が詰まっているため、おいしい可能性が高いです。
他にも、色つやが良く、ツル元が太く変形してないものを選べると尚良いでしょう。サイズは大玉より中玉くらいのほうが美味しいといわれています。
コラム:りんごの蜜は甘くない!?
「蜜入りりんごは甘い」という話をよく聞きます。そのため、蜜の部分=甘いと考えている方は多いのではないでしょうか。
実は蜜の部分自体は特段甘くありません。蜜の正体は葉から果実に運ばれたソルビトールという糖に変わる成分のうち、糖に変われなかった分が細胞の間にたまって半透明になったもの。
そのため、蜜そのものは甘くないですが、蜜がいっぱい入った=葉から栄養をいっぱい吸収した証のため、おいしく甘いことが多いのです。
ただし、品種によって蜜入り量自体は変わるため、必ずしも蜜がない=おいしくないわけではありません。
りんごを長くおいしく楽しむには…
食べチョクで注文すると、たっぷり箱で届くりんご。せっかくなら適切な方法で保存して、長くおいしく楽しみたいですよね。
りんごは、冷蔵庫の野菜室など低温の場所に置き、ポリ袋へ入れて保管すると長くお楽しみいただけます。
また、りんごを一個ずつ新聞紙やキッチンペーパーに包んでからポリ袋へ入れると、より長く保管でき、湿度変化も調節してくれるのでおすすめです。
切ったりんごが茶色く変色しないために
切ったりんごが茶色く変色するのは、りんごに含まれるポリフェノールが空気に触れて酸化してしまうことが原因。
茶色くなることでまずくなることはありませんが、せっかくなら美しい見た目のままいただきたいですよね。
変色を防ぐには、りんごを塩水にさらしたり、はちみつを溶かした水につけることがおすすめです。ぜひお試しください。
※乳幼児に与える場合ははちみつを使わないようご注意ください。
色とりどりの種類豊富なりんごの世界へようこそ!
これから幕をあけるりんごシーズン。
色、産地、国、栽培方法…それぞれ異なる特徴があり、それぞれにオリジナルのおいしさがあります。
ぜひその時期に一番おいしい旬のりんごを存分にお楽しみください。
みんなで食べよう!あつまろう!りんごでおしゃべり
りんごでおしゃべりが弾む!ワイワイ シャキシャキ みんなで食べよう
リビング、こたつ、団らんに「りんご」があると、いつもよりおしゃべりに花が咲く気がしませんか?
シャキシャキした食感と弾む会話が楽しくて、ひとつ、もうひとつ…と手が伸びて、気付けばお皿は空っぽ。
おかわりで剥いたりんごに「わぁ!蜜がスゴイね!」そんな歓声が上がると、なんとなく自分も誇らしくて、つい「ここで買ったのよ」なんて語りはじめちゃう。最近のりんごは、色も味も食感もさまざまで、それも会話のタネに。
団らんを盛り上げてくれているのは、実はりんごかもしれません。夜の時間も長くなってくる季節、りんごでおしゃべりを、もっと楽しみしませんか。
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