最も特徴的と言えるのが、『土壌分析』
野菜たちを育てるにあたって大事な母体となる土。
各々の野菜がどんなご飯を好み、どんな土が快適なのか。
土に含まれている成分を数値化し、肥料設計へと持っていきます。
そして、『生育診断』
葉の艷や形を見て、野菜たちの声を拾います。
何を求めているのか、水、肥料、日光…。
例えば
「マグネシウム(Mg)の欠乏」
野菜なら、下葉の艶に変化が出る。
人間なら、鬱との関連性がある。
「鉄(Fe)の欠乏」
野菜なら、根っこを深くはる力に影響が出る。
人間なら、血液を作る力に影響が出る。
どちらも生命維持には欠かせません。
日々観察し、刻々と変化していく野菜たちと向き合います。
早朝の野菜たちからは葉水が出て、日差しとともにキラキラと輝き出します。
元気かと思っていたら葉に異変が…ミネラルが足りないのかな?
虫が付き始めた…虫が食べづらくなるように丈夫な体に作り変えよう。
まるで子供を育てるかのように…。
農業は、食べた人の体や心を健やかにする力がある仕事。
元気に過ごし、仕事をこなし、日常が楽しいものに。
そのためには丈夫な体であること
そのためには健康な食事を摂ること
そのためには旨い食材を作ること
そして農家からお客さまのもとへ
美味しさも幸せも、まるで細胞分裂していくかのように多くの人へと届き、笑顔の輪が広がりますように。
小さいことをコツコツと、多品目中量生産を目指し、仲間とともに今日も畑に行ってきます。