極上の米作りは、道具を愛することから。半世紀の技術と、コンバインに注ぐ手仕事の美学
2026/09/14
今年もいよいよ、実りの秋、収穫の季節が近づいてきました。
田んぼへ出る前に欠かせない大切な仕事が、コンバインの収穫前点検と丁寧な掃除です。
我が家のコンバインは、年式こそ少し古いものの、今でも現役で頼もしく活躍してくれています。足回りのクローラーは数年前に新しく交換してあるので、今年も安心して田んぼへ向かうことができます。
今回は特に、収穫した藁(わら)をカッターへ送る「チェーン部分」を入念にお手入れしました。
細かな隙間に千枚通しを差し込み、長年の間にこびりついて固まった古い油や小さなゴミを、ひとつひとつ手作業で取り除いていきます。最後は、摩擦を和らげスムーズに動くよう、チェーンオイルをたっぷりと注油しました。
実はこのチェーン、若い頃は細かい掃除が少し億劫で、上から注油だけをして済ませてしまうこともありました。オイルが奥まで届いていない箇所があったことにも、恥ずかしながら後から気づいたほどです。
歳を重ね、ふと立ち止まる余裕が生まれたからでしょうか。
今では、以前なら見過ごしていたような細かな汚れにまで自然と気がつき、時間をかけて磨き上げる時間が愛おしく感じられます。まるで機械の「痒いところ」に手が届くように、対話しながらメンテナンスができるようになりました。
目に見えない細部まで心を配り、点検と清掃を怠らない。
その積み重ねがあるからこそ、本番の作業中に大きなトラブルが起きることもなく、毎年変わらない極上のお米を届けることができています。
道具に対して、そしてこの命を育む営みに対して、改めて深い感謝の気持ちが湧いてきます。
今年も、最高の状態に仕上がった愛機とともに、一つひとつの穂を大切に収穫してまいります。どうぞ、実りの秋の訪れを楽しみにお待ちください。
今年もよろしくお願いします。
田んぼへ出る前に欠かせない大切な仕事が、コンバインの収穫前点検と丁寧な掃除です。
我が家のコンバインは、年式こそ少し古いものの、今でも現役で頼もしく活躍してくれています。足回りのクローラーは数年前に新しく交換してあるので、今年も安心して田んぼへ向かうことができます。
今回は特に、収穫した藁(わら)をカッターへ送る「チェーン部分」を入念にお手入れしました。
細かな隙間に千枚通しを差し込み、長年の間にこびりついて固まった古い油や小さなゴミを、ひとつひとつ手作業で取り除いていきます。最後は、摩擦を和らげスムーズに動くよう、チェーンオイルをたっぷりと注油しました。
実はこのチェーン、若い頃は細かい掃除が少し億劫で、上から注油だけをして済ませてしまうこともありました。オイルが奥まで届いていない箇所があったことにも、恥ずかしながら後から気づいたほどです。
歳を重ね、ふと立ち止まる余裕が生まれたからでしょうか。
今では、以前なら見過ごしていたような細かな汚れにまで自然と気がつき、時間をかけて磨き上げる時間が愛おしく感じられます。まるで機械の「痒いところ」に手が届くように、対話しながらメンテナンスができるようになりました。
目に見えない細部まで心を配り、点検と清掃を怠らない。
その積み重ねがあるからこそ、本番の作業中に大きなトラブルが起きることもなく、毎年変わらない極上のお米を届けることができています。
道具に対して、そしてこの命を育む営みに対して、改めて深い感謝の気持ちが湧いてきます。
今年も、最高の状態に仕上がった愛機とともに、一つひとつの穂を大切に収穫してまいります。どうぞ、実りの秋の訪れを楽しみにお待ちください。
今年もよろしくお願いします。
この投稿をした生産者
佐賀県 佐賀市