自然栽培専門店「自然栽培園北村」の投稿一覧

日々の忙しさの中で、ふと立ち止まる時間。 私にとってそれは、2日に一度、丁寧に淹れる「森のコーヒー」の時間です。

このコーヒーは、ただの飲み物ではありません。 農薬や化学肥料を一切使わず、自然の力だけで育まれた、まさに大地の恵みそのもの。 私たちが日々向き合っている「自然栽培」とは少し違うが、不自然なものを取り入れないという哲学が、この一粒一粒に詰まっています。

浅煎りが奏でる、透き通った味わい

私が選ぶのは、軽やかに仕上げられた浅煎りの豆です。 それをあえて「薄め」に淹れるのが、私流の楽しみ方。

苦味が主張しすぎず、口の中に広がるのは、森の木漏れ日のような爽やかさと、豆本来の優しい甘み。 「あぁ、美味しいな」 その一口が、喉を通るたびに心がゆっくりと解けていくのがわかります。

心を癒す、等身大の贅沢

毎日たくさん飲むのではなく、2日に一度、大切に味わう。 だからこそ、その一杯が持つ「癒やしの力」は格別です。

身体にスッと馴染む、雑味のない透明感。 それは、自然を愛し、自然と共に生きる私たちにとって、何よりのご褒美かもしれません。

今日も、一杯のコーヒーが、私の心に穏やかな風を運んでくれました。

ありがとうございます。
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YouTube動画:心はどこにあるのか?

心は、どこにあるのでしょうか。

胸の奥でしょうか。
それとも、脳の中でしょうか。
それとも、この身体の外にまで広がっているのでしょうか。

科学の世界では、心は「脳の働き」だと言われています。
感情も意識も、神経や電気信号のやり取りの中で生まれると。

けれど――
それだけで説明できない感覚を、私たちは日々感じています。

「心が痛む」
「心が通う」
「心を込める」

目に見えないのに、確かに“ある”と感じるもの。

怒りが込み上げる時。
理由もなく、嫉妬してしまう時。
思わず笑ってしまう瞬間。

人は、自分の思い通りにならない出来事に出会った時、
心が大きく揺れ動きます。

でも反対に、
何も感じられなくなる時もある。

それが「ウツ」と呼ばれる状態。

感情があることも、
感情がなくなることも、
どちらも人間の心の一部なのだと思います。

「場の空気を読む」
「なんとなく分かる」

こうした感覚は、科学ではまだ完全には説明できません。

もしかすると、
心は一人ひとりの中に閉じているのではなく、
どこかで繋がっているのかもしれません。

まるで、見えないネットワークのように。

幽霊や霊界、輪廻転生。

本当かどうかは分かりません。

けれど、
「見えない世界がある」と考えることで、
人は少し優しくなれる気がします。

見えるものだけで測ろうとすると、
大切な何かを見落としてしまうから。

他人の心は分からない。

だからこそ、面白い。

あなたと私が違うから、
この世界は豊かで、彩りがある。

私はそれを「個性」と呼びます。
でも、時にそれは「わがまま」とも言われます。

どちらも、きっと正しい。

人はつい、
「他人にどう思われるか」を気にしてしまうものです。

特に日本では、その傾向が強いように感じます。

でも、よく考えると――
他人と自分は、そもそも違う存在。

そう思えた時、
少しだけ心が軽くなります。

思い通りにならなくて、当たり前。

SNSの中には、匿名で誰かを否定する言葉もあります。

顔が見えない場所で、強い言葉を使う人。

きっと、その人も
何かを抱えているのだと思います。

そう思えると、
少しだけ見え方が変わってきます。

人は、自分の知っている世界の中でしか生きられません。

でも、知らない世界の方が、はるかに大きい。

だからこそ、
挑戦することに意味がある。

新しい景色に出会うたび、
心はまた広がっていく。

私は、この世に来た理由を
「楽しむため」だと思っています。

完璧じゃなくていい。
思い通りじゃなくていい。

どうでもいい、と手放した時に、
本当にやりたいことが見えてくる。

もっと気楽に。
もっと自由に。

心は、どこにあるのか。

その答えは、まだ誰にも分かりません。

でも一つだけ、確かなことがあります。

それは――
「感じている」という事実。

その瞬間、確かに心は存在している。

今日も、見えない心と共に生きている。

だからこそ、
この世界は面白い。

そして、まだまだ挑戦したくなるのです。

楽しい世界へようこそ

ありがとうございます。

心とは何か

感情と意識

見えない世界

生き方のヒント

自分らしく生きる

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YouTube動画:隠れたハードル:コシヒカリの種籾準備

こんにちは。 新緑が目にまぶしい季節、いよいよ今年の米作りに向けた大切な準備がスタートしました。

昨年10月に収穫し、大切に保管してきた「コシヒカリ」の種籾。 この種籾たちに、春の力強いお日様の光と熱をたっぷり浴びせています。

天日干しと「脱芒(だつぼう)」のひと手間

なぜ天日干しをするのか。 それは、種籾に付いている小さな茎をしっかりと乾燥させるためです。

私たちの田植えでは「みのるポット田植え機」を使用しています。 1つのポットに3〜4粒の種を正確に入れていくのですが、種籾に茎が残っていると、機械の中で引っかかってしまい、上手く種が入りません。

そのため、春の乾燥した空気と強い日差しを借りてパリッと乾かし、その後に「脱芒機(だつぼうき)」にかけて、余分な茎をきれいに取り除いていきます。

感謝を込めて、次の一歩へ

一粒一粒が、次の命を繋ぐ大切なバトン。 「今年の種まきも、どうか上手くいきますように」 そんな願いと感謝を込めながら、一歩ずつ手作業を進めています。

不純物のない、きれいな種籾に仕上がると、心まで整うような清々しい気持ちになります。 自然の恵みに感謝しながら、今年も最高のコシヒカリをお届けできるよう、丁寧に取り組んでまいります。
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YouTube動画:自立と自然栽培:正直な機械たち

かつての「減反奨励金」は形を変え、今は「転作奨励金」という名目で、多くの農家がその仕組みの中にいます。私の地区でも約4割の田んぼが作付けを制限されているのが現状です。

価格の安定や国際的な貿易のバランスなど、大きな社会の歯車があるのかもしれません。しかし、私は自らの信念のもと、減反は行わない道を選んでいます。

その選択をするということは、同時に「自らの力で環境を整える」ということでもあります。

眠っていたポンプに火を灯す

私の田んぼの中には、共同の水揚げポンプが稼働しない場所があります。そこへ水を届けるために、個人で設置しているのがガソリンエンジン・ポンプです。

先日は、その相棒たちのメンテナンスを行いました。

古いオイルの交換

エアクリーナーの清掃

1台ずつ丁寧に向き合いましたが、最初は4台のうち3台のエンジンが掛かりませんでした。「冬の間、ゆっくり休んでいたんだな」と声をかけながら整備を続けると、やがて1台、また1台と心地よいエンジン音が響き始めました。

最終的には、4台すべてが力強く動き出しました。これで、今年も無事に田んぼへ水を届ける準備が整いました。

自然栽培の未来を信じて

周りとは違う道を行くことは、時にこうした物理的な手間や苦労を伴います。それでも、自分が信じる「無農薬・無肥料の自然栽培」を届けるためには、この水の一滴一滴が欠かせません。

機械は正直です。手をかければ、必ず応えてくれます。 「エンジンポンプさん、今年も一年、よろしくお願いしますね。」

冷たい水が田んぼを潤し、青々とした稲が育つ風景を思い浮かべながら、今年もまた一歩、前へ進みます。
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YouTube動画:波及効果:国際情勢から地元の土へ

皆さん、こんにちは。 今日も田んぼで土と向き合っています。

先日、いつものようにホームセンターへ足を運びました。 トラクターのためのディーゼルエンジンオイルや、草刈り機の2サイクルオイルを買いに行ったのですが、そこで少し驚く光景を目にしました。

いつもは山積みになっている20リットル入りのオイル缶が、残りわずか。 棚には「品切れ」を知らせる赤いチラシがポツポツと貼られています。

お店の方に伺うと、ここ数日で急に売れ行きが伸びたものの、次回の入荷の目処が立っていないのだそうです。

今、何が起きているのか

特に驚いたのは、クリーンディーゼル車に欠かせない「アドブルー(高品位尿素水)」が在庫切れになっていたことです。 お店の話では、中身だけでなく、それを入れる容器自体も不足しているとのこと。

背景には、中東のホルムズ海峡を巡る国際情勢の緊迫があるようです。 遠く離れた海で起きていることが、こうして佐賀のホームセンターの棚に、直接影響を及ぼしている。 私たちの暮らしが、いかに世界とつながり、繊細なバランスの上で成り立っているかを痛感しました。

古き良き相棒に感謝

幸い、私が長年大切に乗っている古いトラクターは、アドブルーを必要としない世代のものです。 新しい技術はもちろん素晴らしいですが、こうした時には「シンプルな構造」であることの強みを感じずにはいられません。

不便を感じて初めて、私たちは「いつでも手に入る」という日常のありがたさに気づきます。

身体も、農業も、同じかもしれません

農業も同じですね。 外からの資材に頼りすぎず、自然の巡りの中で完結させる。 私が39年間続けてきた「無肥料・無農薬」の自然栽培も、ある意味では「外からの供給が止まっても、命を繋いでいける」強さを持っているのかもしれません。

世の中が騒がしい時こそ、足元の土をしっかり見つめ、今できる準備を淡々と進めていきたい。 そんなことを考えさせられた、ホームセンターでのひとコマでした。

皆さんの周りでは、何か変わったことはありませんか? 今日も、健やかな一日をお過ごしください。
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