命の水を守るために。エンジンポンプに込めた決意
2026/05/01
YouTube動画:自立と自然栽培:正直な機械たち

かつての「減反奨励金」は形を変え、今は「転作奨励金」という名目で、多くの農家がその仕組みの中にいます。私の地区でも約4割の田んぼが作付けを制限されているのが現状です。

価格の安定や国際的な貿易のバランスなど、大きな社会の歯車があるのかもしれません。しかし、私は自らの信念のもと、減反は行わない道を選んでいます。

その選択をするということは、同時に「自らの力で環境を整える」ということでもあります。

眠っていたポンプに火を灯す

私の田んぼの中には、共同の水揚げポンプが稼働しない場所があります。そこへ水を届けるために、個人で設置しているのがガソリンエンジン・ポンプです。

先日は、その相棒たちのメンテナンスを行いました。

古いオイルの交換

エアクリーナーの清掃

1台ずつ丁寧に向き合いましたが、最初は4台のうち3台のエンジンが掛かりませんでした。「冬の間、ゆっくり休んでいたんだな」と声をかけながら整備を続けると、やがて1台、また1台と心地よいエンジン音が響き始めました。

最終的には、4台すべてが力強く動き出しました。これで、今年も無事に田んぼへ水を届ける準備が整いました。

自然栽培の未来を信じて

周りとは違う道を行くことは、時にこうした物理的な手間や苦労を伴います。それでも、自分が信じる「無農薬・無肥料の自然栽培」を届けるためには、この水の一滴一滴が欠かせません。

機械は正直です。手をかければ、必ず応えてくれます。 「エンジンポンプさん、今年も一年、よろしくお願いしますね。」

冷たい水が田んぼを潤し、青々とした稲が育つ風景を思い浮かべながら、今年もまた一歩、前へ進みます。

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