【結局は信頼されること】寺本果樹園の経営戦略の変遷。〜③マーケットインと相場感→④信頼の積み重ね
2026/04/16
お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑🌾いつもありがとうございます!
ついにトマトとメロンの植え付けがはじまりました🍅🍈もちろんイチゴの収穫真っ只中、姉ちゃんはブドウのお世話につきっきり。やったるで〜😇
さて、今日は「【結局は信頼されること】寺本果樹園の経営戦略の変遷。〜③マーケットインと相場感→④信頼の積み重ね」についてお話しさせてください。
『経営のリアルなお話』です。
【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、たくさんのご予約・ご購入本当にありがとうございました🍓暖かくなり配送事故のリスクが高まるため、オンラインでの全国発送はひとまず区切りとさせていただいております。
地元での直売は5月いっぱいまで続けます!
【③ 2023〜2025年:マーケットインと相場感】
直売を始めて「作ればそれで終わりなんて甘い世界じゃない」ということを痛感し、「販売」というものについて死に物狂いで考えました。
そこで辿り着いたのが、『マーケットイン』という考え方です。
小難しく聞こえますが、要するに「自分が作りたい物ではなく、お客さんが求めている・売れる物を作る」ということ!
例えば、「ブロッコリー」はみんな日常的に食べますが、「食用ホオズキ」は日常的には全然食べられてません。→だから、求められている「ブロッコリー」を作ろう。
これが基本です。
でも、そこからもう一歩深く踏み込みました。
「ブロッコリーはみんな食べる(求めている)」
→「でも、秋のブロッコリーは他の農家さんもみんな作っているから、産直市でライバルが多すぎる」
→「じゃあ、誰も作っていない『春のブロッコリー』を作ろう!」
お客さんからは求められているのに、ライバルがいない。この「春のブロッコリー」を発掘し、実践したところ、見事によく売れました。
そしてもう一つ、同時に強烈に意識したのが『相場感』です。
商売をしていると、どうしてもぶち当たる現実があります。
「シャインマスカットは1房数千円でも飛ぶように売れるのに、どうしてブロッコリーは1株数百円でしか売れないんだろう?」
当たり前ですが、世の中のすべての物には「相場」というものがあります。
僕がどれだけ血と汗と涙を流して、世界一おいしいブロッコリーを作ったとしても、「1株1000円のブロッコリー」をお客さんに買ってもらうのは至難の業です。相場を大きく外れた価格設定は、どうしても受け入れられづらいんです。
僕は、この「相場感」に抗うのをやめました。
抗うのではなく、相場感に乗っかることにしたんです。
残酷な現実ですが、基本的な相場として『野菜は安く、果物は高い』んです。
直売で僕たちが生き残るための「適正な利益」を確保するためには、相場が高い「果物」をメインにするしかない。
ここで僕は、野菜農家を一旦お休みし、「シャインマスカットとイチゴ」を寺本果樹園のメイン作物に据えるという決断をしました。
(イチゴとシャインマスカットは直売でも圧倒的な人気があるので、マーケットインの考え方にも完璧に合致していました🍓🍇)
【〜迷走〜】
「売れるもの(イチゴ・マスカット)」を作り、「相場(単価)」も確保した。
それでも現実は甘くない。
■ 課題:それでも、大量には売れない
単価が高くても、やっぱり「量」の壁が立ちはだかりました。
シャインマスカットは年間で「6000房」もあります。イチゴに至っては、春のピーク時になれば「1日で200パック」も収穫できてしまいます。
「これ、どうやって売り切るんだ……?」
販売先に困り果てました。
具体的な戦略や対策なんて、何も思いつきませんでした。ただただ、在庫の山に恐怖し、がむしゃらに手当たり次第の行動に出ました。
「なんとかなれ!」と思いながら直売所に出したり、藁にもすがる思いでいろんな人に会いに行ったり。
よくわからないサービスに手を出してみたり。
SNSやブログで、必死に(時に痛々しいほどに)情報発信をしまくったり。
あれもこれもと手を出しましたが、そう簡単に成果なんて出ません。
成果が出ない毎日に、焦って焦って焦りまくって。
余裕がなくなった僕はずっとイライラしてて、情緒不安定で、周りに気を遣わせる存在になってました。
姉ちゃんにもめちゃくちゃ迷惑をかけました。
僕の焦りと未熟さのせいで、農園の空気も最悪でした。姉ちゃん本当にごめんね。
【④ 2026年〜現在:すべては「信頼の積み重ね」だった】
そんな迷走期を経て、ようやく一つの真理に辿り着きました。
がむしゃらにやった行動が直接的な魔法になったわけではありません。
でも、泥臭く、カッコ悪くても、腐らずにやり続け、絶対に諦めなかったこと。
諦めなかった行動のおかげで、少しずつお客さんに届き始めたんです。
「寺本さんのイチゴ、本当においしい!」
そう言ってくださる方が現れ、リピーターになってくれました。
そのリピーターさんが、「これ食べてみて!」と新しいお客さん(お友達やご家族)を連れてきてくれるようになりました。
さらに、「寺本くん頑張ってるから」と、地元企業さんとのご縁まで繋いでくださる方が現れました。
マーケティング戦略とか、相場感とか、小難しいことも経営には絶対に必要です。
でも、最後の最後、一番の根底にあって僕たちを救ってくれたのは、小手先のテクニックではありませんでした。
「誠実にやり続け、お客さんから信頼されること」
結局、これがすべてでした。
どんなに素晴らしい戦略を立てても、この「信頼」という土台がなければ一瞬で崩れ去ってしまいます。
2026年現在。
寺本果樹園は今、ありがたいことにたくさんのお客様の「信頼」に支えられ、かつてないほど充実した農業ができています。
でも、これで完成だとは1ミリも思っていません。信頼は、一度裏切れば一瞬でゼロになる脆いものでもあるからです。
現に、まだまだ失敗も多く、新たな課題も多く見つかっています。
寺本果樹園を信頼してくださっているお客さんの期待を裏切ることのないよう、まだまだまだまだ頑張ります💪
①とにかく作り、②直売の壁にぶつかり、③商売の現実を知り、④信頼の重さを知った。
これが、僕の20代のすべてであり、寺本果樹園の経営戦略の変遷です。
これからも、この積み上げた信頼を絶対に裏切らないよう、そしてもっと多くの人の心を動かせるよう、寺本果樹園は泥臭くがむしゃらに頑張ります!!
というわけで、「寺本果樹園の経営戦略の変遷。〜③マーケットインと相場感→④信頼の積み重ね」というお話でした!
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました🔥
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イチゴのオンライン販売は終了しましたが、邑南町内では引き続きお買い求めいただけます!
・『寺本果樹園の畑(直売)』
・『Aコープいわみ店 産直コーナー』
・『アベル 産直コーナー』
・『道の駅おおなんの里』
・『溝辺組直売所』
・『邑智病院売店』
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいね🍓
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ここまで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかった!という方は、ぜひ「いいね」を👍
コメントいただけますと、すごく嬉しいしめちゃくちゃやる気が出ます💪
フォローもぜひお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました👩🌾🧑🌾
ついにトマトとメロンの植え付けがはじまりました🍅🍈もちろんイチゴの収穫真っ只中、姉ちゃんはブドウのお世話につきっきり。やったるで〜😇
さて、今日は「【結局は信頼されること】寺本果樹園の経営戦略の変遷。〜③マーケットインと相場感→④信頼の積み重ね」についてお話しさせてください。
『経営のリアルなお話』です。
【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、たくさんのご予約・ご購入本当にありがとうございました🍓暖かくなり配送事故のリスクが高まるため、オンラインでの全国発送はひとまず区切りとさせていただいております。
地元での直売は5月いっぱいまで続けます!
【③ 2023〜2025年:マーケットインと相場感】
直売を始めて「作ればそれで終わりなんて甘い世界じゃない」ということを痛感し、「販売」というものについて死に物狂いで考えました。
そこで辿り着いたのが、『マーケットイン』という考え方です。
小難しく聞こえますが、要するに「自分が作りたい物ではなく、お客さんが求めている・売れる物を作る」ということ!
例えば、「ブロッコリー」はみんな日常的に食べますが、「食用ホオズキ」は日常的には全然食べられてません。→だから、求められている「ブロッコリー」を作ろう。
これが基本です。
でも、そこからもう一歩深く踏み込みました。
「ブロッコリーはみんな食べる(求めている)」
→「でも、秋のブロッコリーは他の農家さんもみんな作っているから、産直市でライバルが多すぎる」
→「じゃあ、誰も作っていない『春のブロッコリー』を作ろう!」
お客さんからは求められているのに、ライバルがいない。この「春のブロッコリー」を発掘し、実践したところ、見事によく売れました。
そしてもう一つ、同時に強烈に意識したのが『相場感』です。
商売をしていると、どうしてもぶち当たる現実があります。
「シャインマスカットは1房数千円でも飛ぶように売れるのに、どうしてブロッコリーは1株数百円でしか売れないんだろう?」
当たり前ですが、世の中のすべての物には「相場」というものがあります。
僕がどれだけ血と汗と涙を流して、世界一おいしいブロッコリーを作ったとしても、「1株1000円のブロッコリー」をお客さんに買ってもらうのは至難の業です。相場を大きく外れた価格設定は、どうしても受け入れられづらいんです。
僕は、この「相場感」に抗うのをやめました。
抗うのではなく、相場感に乗っかることにしたんです。
残酷な現実ですが、基本的な相場として『野菜は安く、果物は高い』んです。
直売で僕たちが生き残るための「適正な利益」を確保するためには、相場が高い「果物」をメインにするしかない。
ここで僕は、野菜農家を一旦お休みし、「シャインマスカットとイチゴ」を寺本果樹園のメイン作物に据えるという決断をしました。
(イチゴとシャインマスカットは直売でも圧倒的な人気があるので、マーケットインの考え方にも完璧に合致していました🍓🍇)
【〜迷走〜】
「売れるもの(イチゴ・マスカット)」を作り、「相場(単価)」も確保した。
それでも現実は甘くない。
■ 課題:それでも、大量には売れない
単価が高くても、やっぱり「量」の壁が立ちはだかりました。
シャインマスカットは年間で「6000房」もあります。イチゴに至っては、春のピーク時になれば「1日で200パック」も収穫できてしまいます。
「これ、どうやって売り切るんだ……?」
販売先に困り果てました。
具体的な戦略や対策なんて、何も思いつきませんでした。ただただ、在庫の山に恐怖し、がむしゃらに手当たり次第の行動に出ました。
「なんとかなれ!」と思いながら直売所に出したり、藁にもすがる思いでいろんな人に会いに行ったり。
よくわからないサービスに手を出してみたり。
SNSやブログで、必死に(時に痛々しいほどに)情報発信をしまくったり。
あれもこれもと手を出しましたが、そう簡単に成果なんて出ません。
成果が出ない毎日に、焦って焦って焦りまくって。
余裕がなくなった僕はずっとイライラしてて、情緒不安定で、周りに気を遣わせる存在になってました。
姉ちゃんにもめちゃくちゃ迷惑をかけました。
僕の焦りと未熟さのせいで、農園の空気も最悪でした。姉ちゃん本当にごめんね。
【④ 2026年〜現在:すべては「信頼の積み重ね」だった】
そんな迷走期を経て、ようやく一つの真理に辿り着きました。
がむしゃらにやった行動が直接的な魔法になったわけではありません。
でも、泥臭く、カッコ悪くても、腐らずにやり続け、絶対に諦めなかったこと。
諦めなかった行動のおかげで、少しずつお客さんに届き始めたんです。
「寺本さんのイチゴ、本当においしい!」
そう言ってくださる方が現れ、リピーターになってくれました。
そのリピーターさんが、「これ食べてみて!」と新しいお客さん(お友達やご家族)を連れてきてくれるようになりました。
さらに、「寺本くん頑張ってるから」と、地元企業さんとのご縁まで繋いでくださる方が現れました。
マーケティング戦略とか、相場感とか、小難しいことも経営には絶対に必要です。
でも、最後の最後、一番の根底にあって僕たちを救ってくれたのは、小手先のテクニックではありませんでした。
「誠実にやり続け、お客さんから信頼されること」
結局、これがすべてでした。
どんなに素晴らしい戦略を立てても、この「信頼」という土台がなければ一瞬で崩れ去ってしまいます。
2026年現在。
寺本果樹園は今、ありがたいことにたくさんのお客様の「信頼」に支えられ、かつてないほど充実した農業ができています。
でも、これで完成だとは1ミリも思っていません。信頼は、一度裏切れば一瞬でゼロになる脆いものでもあるからです。
現に、まだまだ失敗も多く、新たな課題も多く見つかっています。
寺本果樹園を信頼してくださっているお客さんの期待を裏切ることのないよう、まだまだまだまだ頑張ります💪
①とにかく作り、②直売の壁にぶつかり、③商売の現実を知り、④信頼の重さを知った。
これが、僕の20代のすべてであり、寺本果樹園の経営戦略の変遷です。
これからも、この積み上げた信頼を絶対に裏切らないよう、そしてもっと多くの人の心を動かせるよう、寺本果樹園は泥臭くがむしゃらに頑張ります!!
というわけで、「寺本果樹園の経営戦略の変遷。〜③マーケットインと相場感→④信頼の積み重ね」というお話でした!
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました🔥
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イチゴのオンライン販売は終了しましたが、邑南町内では引き続きお買い求めいただけます!
・『寺本果樹園の畑(直売)』
・『Aコープいわみ店 産直コーナー』
・『アベル 産直コーナー』
・『道の駅おおなんの里』
・『溝辺組直売所』
・『邑智病院売店』
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいね🍓
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ここまで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかった!という方は、ぜひ「いいね」を👍
コメントいただけますと、すごく嬉しいしめちゃくちゃやる気が出ます💪
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最後まで読んでいただきありがとうございました👩🌾🧑🌾