今季のイチゴでおかけしてしまったご迷惑と、再発防止策について
2026/04/12
お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑🌾いつもありがとうございます!
イチゴ大繁盛という「これまでで1番忙しい冬」が終わり、これからイチゴ後半戦+ブドウ・トマト・メロンの準備という「これまでで1番忙しい春」が始まろうとしています😵💫
さて、今日は「今季のイチゴでおかけしてしまったご迷惑と、再発防止策について」というお話をさせてください。
『畑の日常とこだわりのお話』です。
【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、たくさんのご予約・ご購入本当にありがとうございました🍓暖かくなり配送事故のリスクが高まるため、オンラインでの全国発送はひとまず区切りとさせていただいております。
地元での直売は5月いっぱいまで続けます!
【過去最高のシーズン。でも、完璧ではなかった】
今季のイチゴ栽培は過去一番うまくいきました。
収穫量で言えば、去年のなんと「1.7倍」。
そして何よりありがたいことに、多くのお客様から「これまで食べたイチゴで一番美味しい!」「感動しました!」という身に余るほどのご感想をたくさんいただきました。農家として、これ以上の喜びはありません。
しかし、その光の裏で、本当にたくさんの「失敗」がありました。
今回は栽培技術の失敗(これはイチゴが終わったらまたまとめます)ではなく、直売農家として一番やってはいけない、「お客様に直接ご迷惑をおかけしてしまった失敗」についてまとめます。
今季、僕たちがやらかしてしまった最大の失敗は以下の2つです。
① 配送事故(イチゴの傷み)
② お届け日時のミス
【失敗①:配送事故(イチゴの「オセ」)】
一つ目は、届いたイチゴが傷んでしまっていたという「配送事故」です。
特に多かったのが「オセ」と呼ばれる症状。イチゴが強く押されて、そこから変色し、ジュクジュクになってしまう現象です。
もちろん、僕たちもイチゴを守るために緩衝材や梱包にはかなり気を使っていました。
しかし、原因は明確でした。
「かたい透明パックに、直接イチゴを詰めていたこと」です。
トラックで輸送される際、下からの突き上げの振動や衝撃が、かたいパックを通じて直接イチゴの果肉に伝わってしまっていたのです。
■ 対策と結果
• 対策1: かたいパックに直接イチゴが触れないよう、パックの底面に「柔らかい緩衝材(ワタのようなもの)」を一枚敷くようにしました。これでイチゴにかかる直接的な衝撃を吸収します。
• 対策2: さらに、段ボール箱自体の底面に敷く緩衝材の量も厚く増やし、外からの衝撃を二重でブロックする仕様に変更しました。
結果: この梱包方法を実装して以降、複数のお客様に到着時の状態をお伺いしたところ、「オセやキズは全くなかった!」とお答えいただけるようになりました。
【失敗②:お届け日時ミス(オペレーションミス)】
二つ目は、絶対にあってはならない**「期日遅れ」や「指定日時に届かない」**というミスです。
お客様からご希望の日時指定を承っていたにも関わらず、僕たちのオペレーション(管理)ミスにより、発送が漏れてしまったり、遅れてしまったりしました。
原因は**「農作業のスキマ時間で受注管理をやろうとしていたこと」**です。
■ 対策と結果
・ 対策1:専用時間の確保と二重管理
「作業の合間」にやるのをやめました。毎日必ず**「受注管理専用の時間」を設けました。そして、Googleカレンダー(オンライン)と、作業場のホワイトボードや手帳(オフライン)の両方に必ず記載**するルールにしました。
• 対策2:チャネルごとのルール化
注文が様々な場所から入るため、「オンラインの注文は決まった時間に、決まった順番でチェックして記載する」「直接や電話などのオフライン注文は、受けたその瞬間にすぐ記載する」と明確にルール化しました。
• 対策3:物理的な「引き出し」の導入
日付ごとに分かれた書類用の引き出しを用意し、発行した送り状(伝票)を「発送する日」の引き出しに入れるようにしました。そして毎朝、必ずその日の引き出しを確認して1日の発送業務をスタートします。
• 対策4:ルーティン化
上記の対策を、「いつ、誰が、何時にやるか」まで細かくルール化し、日々の当たり前の業務(ルーティン)に落とし込みました。
結果: この仕組みを作ってから、ご注文の漏れやお届け日時のミスはゼロになりました。
【「自分たちの損」から「お客様への迷惑」へ】
どちらの失敗も、お客様には本当に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
改めて、心より深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。
特に、寺本果樹園のイチゴはギフトとして選んでいただくことが多く、「大切な人にお渡しするために頼んだのに…」「記念日のお祝いだったのに…」という、お客様の本当に大事な大事な瞬間を台無しにしてしまったケースもありました。
お叱りの言葉をいただくたびに、自分の未熟さに情けなくなり、本当に申し訳ない気持ちで胸が締め付けられました。
今年の失敗で僕が一番大きく学ばせていただいたこと。
それは、
「失敗するということは、ただ自分たちに不利益があることではなく、『お客様にご迷惑をおかけしてしまうこと』なんだ」
という、当たり前すぎる、でも重たい真実です。
昔のように、ただ市場や産直市にドサッと出荷していた頃は違いました。
失敗してB品の野菜ができても、「あーあ、市場に出せないから売上が下がるな」「利益が減っちゃったな」で済んでいました。いわば「自分たちのお財布が痛むだけの、自分たちだけの失敗」でした。
でも、今は違います。
お客様がわざわざ寺本果樹園を選び、お金を払い、到着を楽しみに待ってくれている。これは僕たちとお客様の間の**『約束』**です。
今の僕たちの失敗は、その信頼と約束を一方的に破り、お客様を悲しませてしまうという、非常に責任の重い失敗に変わったのです。
「自分たちの損」から、「お客様への迷惑」へ。
この責任の重さを痛感したからこそ、絶対に同じミスは繰り返さないと心に誓い、原因の追及と解明、対策の設計、そして日々の改善を徹底するようになりました。
【最後に】
ご迷惑をおかけしてしまったお客様、重ね重ね、本当に申し訳ありませんでした。
せっかくの「おいしい」という喜びを、僕たちの未熟さで台無しにしてしまったこと、一生忘れません。
これからは、絶対に同じミスが起きないよう、仕組みとルールの両面で細心の注意を払っていきます。
そして、もし今後また新たな壁やミスに直面したとしても、必ず改善し、より信頼していただける農園へと成長していきます。
「おいしい」はもちろん、「安心して頼める」寺本果樹園になれるよう頑張っていきますので、どうかこれからも温かく見守っていただけると嬉しいです。
というわけで、「今季のイチゴでおかけしてしまったご迷惑と、再発防止策について」というお話しでした。
季節の変わり目で体調崩しやすい時期ですので、ご自愛ください。
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イチゴのオンライン販売は終了しましたが、邑南町内では引き続きお買い求めいただけます!
・『寺本果樹園の畑(直売)』
・『Aコープいわみ店 産直コーナー』
・『アベル 産直コーナー』
・『道の駅おおなんの里』
・『溝辺組直売所』
・『邑智病院売店』
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいね🍓
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ここまで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかった!という方は、ぜひ「いいね」を👍
コメントいただけますと、すごく嬉しいしめちゃくちゃやる気が出ます💪
フォローもぜひお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました👩🌾🧑🌾
イチゴ大繁盛という「これまでで1番忙しい冬」が終わり、これからイチゴ後半戦+ブドウ・トマト・メロンの準備という「これまでで1番忙しい春」が始まろうとしています😵💫
さて、今日は「今季のイチゴでおかけしてしまったご迷惑と、再発防止策について」というお話をさせてください。
『畑の日常とこだわりのお話』です。
【お知らせ】
2025年産寺本果樹園のイチゴ、たくさんのご予約・ご購入本当にありがとうございました🍓暖かくなり配送事故のリスクが高まるため、オンラインでの全国発送はひとまず区切りとさせていただいております。
地元での直売は5月いっぱいまで続けます!
【過去最高のシーズン。でも、完璧ではなかった】
今季のイチゴ栽培は過去一番うまくいきました。
収穫量で言えば、去年のなんと「1.7倍」。
そして何よりありがたいことに、多くのお客様から「これまで食べたイチゴで一番美味しい!」「感動しました!」という身に余るほどのご感想をたくさんいただきました。農家として、これ以上の喜びはありません。
しかし、その光の裏で、本当にたくさんの「失敗」がありました。
今回は栽培技術の失敗(これはイチゴが終わったらまたまとめます)ではなく、直売農家として一番やってはいけない、「お客様に直接ご迷惑をおかけしてしまった失敗」についてまとめます。
今季、僕たちがやらかしてしまった最大の失敗は以下の2つです。
① 配送事故(イチゴの傷み)
② お届け日時のミス
【失敗①:配送事故(イチゴの「オセ」)】
一つ目は、届いたイチゴが傷んでしまっていたという「配送事故」です。
特に多かったのが「オセ」と呼ばれる症状。イチゴが強く押されて、そこから変色し、ジュクジュクになってしまう現象です。
もちろん、僕たちもイチゴを守るために緩衝材や梱包にはかなり気を使っていました。
しかし、原因は明確でした。
「かたい透明パックに、直接イチゴを詰めていたこと」です。
トラックで輸送される際、下からの突き上げの振動や衝撃が、かたいパックを通じて直接イチゴの果肉に伝わってしまっていたのです。
■ 対策と結果
• 対策1: かたいパックに直接イチゴが触れないよう、パックの底面に「柔らかい緩衝材(ワタのようなもの)」を一枚敷くようにしました。これでイチゴにかかる直接的な衝撃を吸収します。
• 対策2: さらに、段ボール箱自体の底面に敷く緩衝材の量も厚く増やし、外からの衝撃を二重でブロックする仕様に変更しました。
結果: この梱包方法を実装して以降、複数のお客様に到着時の状態をお伺いしたところ、「オセやキズは全くなかった!」とお答えいただけるようになりました。
【失敗②:お届け日時ミス(オペレーションミス)】
二つ目は、絶対にあってはならない**「期日遅れ」や「指定日時に届かない」**というミスです。
お客様からご希望の日時指定を承っていたにも関わらず、僕たちのオペレーション(管理)ミスにより、発送が漏れてしまったり、遅れてしまったりしました。
原因は**「農作業のスキマ時間で受注管理をやろうとしていたこと」**です。
■ 対策と結果
・ 対策1:専用時間の確保と二重管理
「作業の合間」にやるのをやめました。毎日必ず**「受注管理専用の時間」を設けました。そして、Googleカレンダー(オンライン)と、作業場のホワイトボードや手帳(オフライン)の両方に必ず記載**するルールにしました。
• 対策2:チャネルごとのルール化
注文が様々な場所から入るため、「オンラインの注文は決まった時間に、決まった順番でチェックして記載する」「直接や電話などのオフライン注文は、受けたその瞬間にすぐ記載する」と明確にルール化しました。
• 対策3:物理的な「引き出し」の導入
日付ごとに分かれた書類用の引き出しを用意し、発行した送り状(伝票)を「発送する日」の引き出しに入れるようにしました。そして毎朝、必ずその日の引き出しを確認して1日の発送業務をスタートします。
• 対策4:ルーティン化
上記の対策を、「いつ、誰が、何時にやるか」まで細かくルール化し、日々の当たり前の業務(ルーティン)に落とし込みました。
結果: この仕組みを作ってから、ご注文の漏れやお届け日時のミスはゼロになりました。
【「自分たちの損」から「お客様への迷惑」へ】
どちらの失敗も、お客様には本当に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
改めて、心より深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。
特に、寺本果樹園のイチゴはギフトとして選んでいただくことが多く、「大切な人にお渡しするために頼んだのに…」「記念日のお祝いだったのに…」という、お客様の本当に大事な大事な瞬間を台無しにしてしまったケースもありました。
お叱りの言葉をいただくたびに、自分の未熟さに情けなくなり、本当に申し訳ない気持ちで胸が締め付けられました。
今年の失敗で僕が一番大きく学ばせていただいたこと。
それは、
「失敗するということは、ただ自分たちに不利益があることではなく、『お客様にご迷惑をおかけしてしまうこと』なんだ」
という、当たり前すぎる、でも重たい真実です。
昔のように、ただ市場や産直市にドサッと出荷していた頃は違いました。
失敗してB品の野菜ができても、「あーあ、市場に出せないから売上が下がるな」「利益が減っちゃったな」で済んでいました。いわば「自分たちのお財布が痛むだけの、自分たちだけの失敗」でした。
でも、今は違います。
お客様がわざわざ寺本果樹園を選び、お金を払い、到着を楽しみに待ってくれている。これは僕たちとお客様の間の**『約束』**です。
今の僕たちの失敗は、その信頼と約束を一方的に破り、お客様を悲しませてしまうという、非常に責任の重い失敗に変わったのです。
「自分たちの損」から、「お客様への迷惑」へ。
この責任の重さを痛感したからこそ、絶対に同じミスは繰り返さないと心に誓い、原因の追及と解明、対策の設計、そして日々の改善を徹底するようになりました。
【最後に】
ご迷惑をおかけしてしまったお客様、重ね重ね、本当に申し訳ありませんでした。
せっかくの「おいしい」という喜びを、僕たちの未熟さで台無しにしてしまったこと、一生忘れません。
これからは、絶対に同じミスが起きないよう、仕組みとルールの両面で細心の注意を払っていきます。
そして、もし今後また新たな壁やミスに直面したとしても、必ず改善し、より信頼していただける農園へと成長していきます。
「おいしい」はもちろん、「安心して頼める」寺本果樹園になれるよう頑張っていきますので、どうかこれからも温かく見守っていただけると嬉しいです。
というわけで、「今季のイチゴでおかけしてしまったご迷惑と、再発防止策について」というお話しでした。
季節の変わり目で体調崩しやすい時期ですので、ご自愛ください。
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イチゴのオンライン販売は終了しましたが、邑南町内では引き続きお買い求めいただけます!
・『寺本果樹園の畑(直売)』
・『Aコープいわみ店 産直コーナー』
・『アベル 産直コーナー』
・『道の駅おおなんの里』
・『溝辺組直売所』
・『邑智病院売店』
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいね🍓
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