無駄になるかもしれない。でもこの一手間が『特別な味』になると信じて。
2025/06/09
👆シャインマスカット予約受付中!
お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑🌾ありがとうございます!
お恥ずかし話ですが、年々体力が落ちていってる感覚があり、30代に近づいている最近は特に感じるようになりました😂「農業始めたてのときみたいにガムシャラには働けないなー」と思う反面、「どうやったら無理しすぎず働けるか?」と考えて仕事をするようになり、労働時間が減って楽になってきました!けど体力は大事なので、運動食事睡眠に気をつけたいと思います。
さて、今日は「やる意味があるのか?葉っぱからの肥料やり」についてお話しさせてください。
現在寺本果樹園のシャインマスカットは、ジベレリン処理を99%完了して、『摘粒』(いらない粒を一つ一つ落とす作業)作業に入るまでの細々とた作業をしています。
姉は2度目の花穂整形。(例年は1回目の花穂整形で長さを決めきりますが、今年はビビって長く残しすぎた💦)
僕は副梢管理(ブドウの枝と葉っぱの間から出てくる枝葉の管理。葉っぱ1枚残しで切る)。
こんな感じで手分けして作業します。
そして去年くらいから力を入れてやってる作業があります。
それが『葉面散布』です。
これは、水に溶かした肥料を葉っぱに吹きかけて、葉っぱから肥料を吸わせるというものです。
普通は農薬散布と合わせて肥料を入れて、「農薬のついでにやる」という方が多いかと思いますが、去年から肥料目的で葉面散布を始めました。
理由は簡単で、【おいしいシャインマスカットを作りたいから】です。
味をよくするということを調べてると、色々なやり方がありますが葉面散布について言及している記事や文献もありますので、うちも挑戦しています。
現在葉面散布で使用している肥料は以下の種類です。
・アミノ酸系
・発酵リン酸系
・炭水化物系(糖系)
・海水系
・有機物キレートカルシウム系
これらを時期や回数を考えて散布します。
こうみるとめっちゃ多い、、!
どれも「味に効く!」と言われてたり、知り合い農家さんからのおすすめだったり、僕がこれまで使ってみて「味に効いてるかはまだよくわかんないけど、生育が良くなった!」といった肥料を取捨選択して残った肥料たちです。
これらの肥料を、作業の隙間を縫って天気と睨めっこして晴れの日を狙って、「おいしくなれよ!」と思いながら散布してます☀️
そしてこれらの肥料を【500L】の水に溶かして、機械を使って【4時間かけて】散布します。
しかも足場は凸凹してたり、雨でぐちゃぐちゃになってたりで悪いです。
しかもハウスは70mもあるのでめっちゃ長いです。
しかも前進しながら散布すると自分にかかるのでバックしながら散布します。
500Lの肥料を、4時間かけて、足場が悪い中、70mもの道を、バックで散布する。
この大変さは中々伝えづらいので、皆さんもぜひやってみてください👍
ただ、ここまで肥料にこだわって、忙しい中タイミングを見極めて、重労働でへとへとになりながらやっても、実際効いているのかどうかよくわかりません。
島根県管轄の農業のプロの指導では葉面散布はほぼありませんし、葉面散布をしなくともおいしいシャインマスカットはできます。
実際に葉面散布をしなくとも、島根県(=JAしまね)のシャインマスカット出荷規格のひとつである『糖度18度以上』はクリアできます。
元々肥料は根っこからやるもので、葉っぱからやっても吸収される肥料分は根っこに比べてわずかな物です。
葉面散布、本当にやる意味はあるのか?
「もしかしたら徒労に終わって、時間もお金もすべて無駄になるかもしれない」とずっと不安ですが、とにかく信じてやってみます。
というわけで、「やる意味があるのか?葉っぱからの肥料やり」というお話しでした!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。
葉面散布について不安な点だったり否定的なお話をしてましたが、もう信じてやるしかないなと思ってます。
あと何より、【本当においしいを追究するのであれば、このくらいやらないと】って思ってます。
もちろん重労働で大変だし、何よりお金もかかります。
島根県のシャインマスカット栽培指針(シャインマスカットの作り方)では3〜4個くらいの肥料で、しかも栽培期間中メインの肥料は1個だけです。
対して寺本果樹園では、【11種類の肥料】の肥料を時期を見計らって使用します。
もちろんまだ肥料は研究段階で極めてないので、無駄な肥料もあるかもしれません。
それでもやっぱり挑戦するしかないと思ってます。
重労働が徒労に終わっても、肥料代という名目で金をドブに捨ててしまっても、これは挑戦しないといけないと思っています。
おいしいシャインマスカットをお客さんに届けるために。
これまで通りの普通の作り方では、普通のシャインマスカットになるので、1番おいしいシャインマスカットを作るために、【徒労や無駄を恐れず、異常になるしかない】という思いで作ってます。
元気がある若いうちに、ひたすら頑張って、生意気言っとこうと思います。
というわけで、『無駄を恐れない、肥料と葉面散布』という僕の感想でした!
天気が安定せず暑いのか寒いのかよくわかりませんが、みなさんご自愛ください。
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ここまで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかった!という方は、ぜひ「いいね」を👍
コメントいただけますと、すごく嬉しいしめちゃくちゃやる気が出ます💪
フォローもぜひお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました👩🌾🧑🌾
お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑🌾ありがとうございます!
お恥ずかし話ですが、年々体力が落ちていってる感覚があり、30代に近づいている最近は特に感じるようになりました😂「農業始めたてのときみたいにガムシャラには働けないなー」と思う反面、「どうやったら無理しすぎず働けるか?」と考えて仕事をするようになり、労働時間が減って楽になってきました!けど体力は大事なので、運動食事睡眠に気をつけたいと思います。
さて、今日は「やる意味があるのか?葉っぱからの肥料やり」についてお話しさせてください。
現在寺本果樹園のシャインマスカットは、ジベレリン処理を99%完了して、『摘粒』(いらない粒を一つ一つ落とす作業)作業に入るまでの細々とた作業をしています。
姉は2度目の花穂整形。(例年は1回目の花穂整形で長さを決めきりますが、今年はビビって長く残しすぎた💦)
僕は副梢管理(ブドウの枝と葉っぱの間から出てくる枝葉の管理。葉っぱ1枚残しで切る)。
こんな感じで手分けして作業します。
そして去年くらいから力を入れてやってる作業があります。
それが『葉面散布』です。
これは、水に溶かした肥料を葉っぱに吹きかけて、葉っぱから肥料を吸わせるというものです。
普通は農薬散布と合わせて肥料を入れて、「農薬のついでにやる」という方が多いかと思いますが、去年から肥料目的で葉面散布を始めました。
理由は簡単で、【おいしいシャインマスカットを作りたいから】です。
味をよくするということを調べてると、色々なやり方がありますが葉面散布について言及している記事や文献もありますので、うちも挑戦しています。
現在葉面散布で使用している肥料は以下の種類です。
・アミノ酸系
・発酵リン酸系
・炭水化物系(糖系)
・海水系
・有機物キレートカルシウム系
これらを時期や回数を考えて散布します。
こうみるとめっちゃ多い、、!
どれも「味に効く!」と言われてたり、知り合い農家さんからのおすすめだったり、僕がこれまで使ってみて「味に効いてるかはまだよくわかんないけど、生育が良くなった!」といった肥料を取捨選択して残った肥料たちです。
これらの肥料を、作業の隙間を縫って天気と睨めっこして晴れの日を狙って、「おいしくなれよ!」と思いながら散布してます☀️
そしてこれらの肥料を【500L】の水に溶かして、機械を使って【4時間かけて】散布します。
しかも足場は凸凹してたり、雨でぐちゃぐちゃになってたりで悪いです。
しかもハウスは70mもあるのでめっちゃ長いです。
しかも前進しながら散布すると自分にかかるのでバックしながら散布します。
500Lの肥料を、4時間かけて、足場が悪い中、70mもの道を、バックで散布する。
この大変さは中々伝えづらいので、皆さんもぜひやってみてください👍
ただ、ここまで肥料にこだわって、忙しい中タイミングを見極めて、重労働でへとへとになりながらやっても、実際効いているのかどうかよくわかりません。
島根県管轄の農業のプロの指導では葉面散布はほぼありませんし、葉面散布をしなくともおいしいシャインマスカットはできます。
実際に葉面散布をしなくとも、島根県(=JAしまね)のシャインマスカット出荷規格のひとつである『糖度18度以上』はクリアできます。
元々肥料は根っこからやるもので、葉っぱからやっても吸収される肥料分は根っこに比べてわずかな物です。
葉面散布、本当にやる意味はあるのか?
「もしかしたら徒労に終わって、時間もお金もすべて無駄になるかもしれない」とずっと不安ですが、とにかく信じてやってみます。
というわけで、「やる意味があるのか?葉っぱからの肥料やり」というお話しでした!
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ここからは関係のない『僕の雑談・感想』です。
葉面散布について不安な点だったり否定的なお話をしてましたが、もう信じてやるしかないなと思ってます。
あと何より、【本当においしいを追究するのであれば、このくらいやらないと】って思ってます。
もちろん重労働で大変だし、何よりお金もかかります。
島根県のシャインマスカット栽培指針(シャインマスカットの作り方)では3〜4個くらいの肥料で、しかも栽培期間中メインの肥料は1個だけです。
対して寺本果樹園では、【11種類の肥料】の肥料を時期を見計らって使用します。
もちろんまだ肥料は研究段階で極めてないので、無駄な肥料もあるかもしれません。
それでもやっぱり挑戦するしかないと思ってます。
重労働が徒労に終わっても、肥料代という名目で金をドブに捨ててしまっても、これは挑戦しないといけないと思っています。
おいしいシャインマスカットをお客さんに届けるために。
これまで通りの普通の作り方では、普通のシャインマスカットになるので、1番おいしいシャインマスカットを作るために、【徒労や無駄を恐れず、異常になるしかない】という思いで作ってます。
元気がある若いうちに、ひたすら頑張って、生意気言っとこうと思います。
というわけで、『無駄を恐れない、肥料と葉面散布』という僕の感想でした!
天気が安定せず暑いのか寒いのかよくわかりませんが、みなさんご自愛ください。
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