

奄美群島の離島・加計呂麻島で生まれ、高校進学を機に奄美大島の対岸の街・古仁屋に移り住みました。
在来さとうきび「太茎(タイケイ)種」の味わいが忘れられず、定年退職を機に2010年から加計呂麻島の実家跡周辺の土地の開墾を開始。
今は大島海峡を自家用ボートで渡り、畑の手入れに向かう日々です。
奄美群島の離島・加計呂麻島で生まれ、高校進学を機に奄美大島の対岸の街・古仁屋に移り住みました。
在来さとうきび「太茎(タイケイ)種」の味わいが忘れられず、定年退職を機に2010年から加計呂麻島の実家跡周辺の土地の開墾を開始。
今は大島海峡を自家用ボートで渡り、畑の手入れに向かう日々です。
在来種さとうきび「太茎種(タイケイ種)」は、品種改良後のものに比べて台風や虫に弱く、今ではほとんど栽培されていません。しかし味はピカイチ!
実際に太茎種からつくる黒糖やきび酢を食べ比べると、味が違います。
「美味しい黒糖やきび酢をみんなに味わってもらいたい」という一心で栽培に励んでいます。
ハーベスターでは取り除けない雑草や不純物を丁寧に取り除いています。
そのため、「黒糖」は大きな工場が1日で作る量を、1年かけて製造しています。
また、そもそも総生産量が少ないと言われている「きび酢」でも、最大手の1/25しか製造できません。
日々こつこつと、ヒューマンスケールに畑に向き合っています。
「きび酢」は、日本の中でも奄美地方でしか生産されていない、全国的にも希少なさとうきびの発酵食品です。
その高い栄養価から鹿児島県の奄美の長寿食材として調査対象になったり、近年はTVで全国放送されるなど、徐々に注目を浴びつつあります。
中でもタイケイ製糖のきび酢は、酢酸菌無添加、非加熱製造。在来さとうきび・太茎種の表皮にのみ存在する酢酸菌が自然の力だけで発酵・長期熟成した「本格きび酢」です。
瓶詰めもやっぱり手作業!
在来さとうきび「太茎種」には、緑色の茎のものと、赤色の茎のものの2種類があります。
優しい味わいの緑色のものと、コクのある味わいの赤色のものを、独自の「美味しくなる割合」でブレンド。
日持ちやコストの面で、本土で流通する黒糖の多くが水飴等の他の糖類を添加した「加工黒糖」ですが、こちらはさとうきび搾汁のみで作った「純黒糖」です!