金三郎十八代目　百姓　五十嵐 大輔の投稿一覧

孟宗が終わると夏野菜に向けて動き出すのですが
ここ数年は春先の農産物が特に旬がズレるなどで
減収に繋がることも多く工面しています。
今年は山菜も厳しかったですがこれから収穫の梅が一昨年に続き
大不作となりそうで販売できなさそうです。

そんな中でも山椒はなかなか力強く、山椒の葉、山椒の実は
今が旬です。

山椒の葉は主に福島の郷土料理のニシンの山椒漬けで使います。
山椒味噌や天ぷらにも使いますが大量には食べられないので
送料かけてまで注文するのは気が引けますよね。

我が家であればお米やたまご、干し孟宗、山菜の赤みずなど
今あるものの中でセット販売もできます。
出品は目に付くように単品での出品となると思いますので
近々出品しようかと思いますがセット販売は
お問い合わせいただければと思います。

山椒の実は10㎝ほどのお皿にフワッと乗せて30ｇほどです。
スーパーなどでも30~50gくらいで販売されることが多いですね。
早めに注文の方はMax1㎏くらいは準備できると思います。
50g300円くらいを予定しています。

最近はスイーツに山椒の実を使う洋菓子店もあるらしいですね。
山椒の実は小さい実をトゲの多い枝から収穫するので
痛みと共に作業します。
手袋をするとトゲが手袋に引っ掛かりやすく仕事しにくいため
トゲを防ぐのも大変です。

毎年好評いただいています孟宗の出品しています。
こちらの伝統料理で味噌と酒粕ベースの孟宗汁は今の時期は毎日食べています。
さらに山形ではあまり作られていない干し孟宗。
干すと10分の1ほどとなります。干し椎茸と同じく干すことでとてもいい出汁が出ます。これを使って炊き込みご飯や煮物を作ると生の孟宗より旨味が増します。
皮をむくと半分ほどになるので、２，３品作る前提で孟宗3㎏、それに干し孟宗のセットも出品しています。
6月に入ると孟宗が細くなるので多めに入れます。注文が多いと早めに出品をストップしますのでぜひお早めにご注文お願いします。

庄内柿の干し柿、セミドライのセットを出品しました。
各2袋ずつと3袋ずつの2パターンありますが
他のパターンも大丈夫です。
２ｍを超える大雪真っ盛りの山形より発送いたします。

庄内柿の注文を待っている皆様
まだ販売されないのかと思っているかと思います。
早生の庄内柿は販売できましたが
10月末に雹の被害がありまして
収穫量が2，3割まで落ち込んでしまいました。
個人で受けている注文もキャンセルしながら
わずかに残った所を販売するのが精いっぱいで
今年は食べチョクでの今後の販売が不透明となっています。

庄内柿などの渋柿系統は
果物では珍しい収穫後の渋抜きの工程があります。
焼酎や炭酸ガスで渋の成分と結びつき
食べても渋くないように7~10日ほどかけて渋抜きします。
甘柿はその工程が無い分サクサクですが、
焼酎でじっくり渋抜きすることで瑞々しく甘い庄内柿となります。
炭酸ガスで渋抜きするとサクサクした食感になりますが
甘さはあまり強くなりません。

お待ちいただいていた方には申し訳ございません。
今後販売できるめどがある場合はここで報告致します。

今年も我が家の主力の庄内柿始まりました。
まずは早生品種ですが十分な甘みがあります。
渋柿は販売時に渋抜き方法が記載されませんので、
渋抜き方法が分かる所から買うのが最良です。
Twitterで全農の投稿で焼き柿がバズったそうですが
あれも甘柿ならいいですが、渋柿でやる場合は焼酎脱渋の柿でないとあまり美味しくないですし、冷めると渋戻りして残念な味になります。
あれもひとアレンジしたらもっと美味しかろうに。
という訳で焼酎脱渋の美味しい庄内柿をぜひお買い求めください。
そして買わなくても長文の中にやたら小ネタ多いので
ぜひ読んでください。