真っ青な秋です。今日、この子たちの一生が終わります。
大野村農園14期生、16期生の鶏たち🐔を
小高の屠殺場へ連れていきました。
2021年の9月(16期生は2022年の9月)に
生まれたてのヒヨコ達🐤は、やってきました。
15期生が欠番なのは、害獣に全滅させられたから。
2021年の2月に14 期生たちは
最初の卵🥚を産みました。
毎年5月になると、
害獣に怯える日々を過ごしました。
2023年の秋、
事件があって隣の部屋の仲間たちが
毎日減らされていくのを見ました。
2024年、段々もう産める卵が少なくなってきました。
歳をとりました。
トレーサビリティとかGAPとかは興味ないけど
この子たちの一生を全部知っています。
この子たちのご飯は、
うちのスタッフが毎日鍋で煮て、
スコップで混ぜて
重いバケツで一生懸命与えました。
魚は魚健やたこ八、大橋屋、浜の駅からもらいました。
米ぬかは前田さんから。
おやつに食べる緑の葉っぱは、
塚部の佐々木さんのブロッコリー畑🥦から。
毎日生んだ、その卵🥚は
全国のお客さんの元へ
運ばれてゆきました。
そして、今日この小高の小さな屠殺場の
おばちゃんがこの子たちを、手作業で屠殺して
肉にします。
こんなに、全部を知ってる鶏肉あるかな。
スーパーの鶏肉にだって
知らないだけで
一生があって、その鶏にとってはストーリーがある。
うちの鶏肉を大事に食べてもらいたいのはもちろんだけど、
スーパーの鶏肉もその鶏にとっては同じ重みだから、
同じように大事に食べられるべきだ、と思った11月29日。