短い夏に、濃い旨みを。いまこそ岩牡蠣を食べよう

2025/05/29 更新

ごつごつとした殻の中に、ふっくらとした身をたたえ、濃厚な旨みをぎゅっと閉じ込めた「岩牡蠣(いわがき)」。その姿には、ただ“美味しい”だけでは語りきれない、自然の力強さと美しさが宿っています。
そんな岩牡蠣が旬を迎えるのは、6月から8月にかけての夏。冬に味わう真牡蠣とは異なり、岩牡蠣は限られた地域と生産者のもとで、じっくりと年月をかけて育てられます。

育成にかかるのは、実に4年以上。大量生産には向かないぶん、ひとつひとつに手間と物語が込められているのです。

市場に多くは出回らず、店頭で見かけることも珍しいため、「出会えたときが食べどき」。そんな岩牡蠣の魅力をご紹介していきます。

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冬の牡蠣とはまったく違う、“もうひとつの主役”

牡蠣というと、冬に楽しむ真牡蠣(まがき)を思い浮かべる方も多いですよね。けれど実は、日本には夏に旬を迎えるもう一つの牡蠣「岩牡蠣」があるのです。

岩牡蠣は、真牡蠣よりもずっと大ぶりで、殻の長さが20センチを超えることも。その身はふっくらと分厚く、噛んだ瞬間に海のエキスがじゅわっと広がります。

成長には4年以上もの歳月がかかるため、市場に出回る数も限られており、「夏牡蠣」として高級食材に分類されることも多い存在です。

岩のようにごつごつとした殻の中に、ひそやかに、美しくたくましく育った命が詰まっている。そんな風にも見えてきます。

育つ場所によって、味にも物語にも違いがある

岩牡蠣が育つのは、日本海側を中心とした地域。鳥取・山形・秋田・島根・新潟など、海の環境に恵まれた土地で育てられています。

"天然の岩ガギ"は全国でも鳥取県をはじめとした日本海の数ヶ所でしか獲れない貴重なもの。山形県・庄内浜では、自然の海域でじっくり育てられた天然物が人気です。

養殖も天然も、それぞれに魅力があります。身がぎゅっと締まった天然物。品質が安定し、肉厚な身入りが期待できる養殖物。

地域によって海の性質も異なり、そこで育つ牡蠣の味や大きさ、食感にまで違いが生まれてきます。

その違いこそ、旬の食材の面白さ。「今年はどんな牡蠣に出会えるだろう」──そんな期待を込めて選ぶ楽しさがあります。

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岩牡蠣のいちばんおいしい食べ方は?

岩牡蠣といえば、やはり「生」で味わうのが王道
レモンをひと絞りして、ぷるんとした身を口に運ぶと、磯の香りとともにとろけるような旨みが広がります。

ただ、生だけにとどまらないのが岩牡蠣の魅力です。焼き牡蠣や蒸し牡蠣、フライや酒蒸し、オイル漬けなど、さまざまな調理法でもその存在感は健在。

とくに、火を通しても身が縮みにくいのが岩牡蠣の特徴です。ぷりぷりとした食感がそのまま残り、噛むほどに旨みが増していきますよ。

お酒との相性も抜群。ワイン、日本酒、クラフトビールなど、合わせる楽しみも広がります。

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食べた人のリアルな声

食べチョクには、実際に岩牡蠣を注文した方から、こんな声が届いています。

「春が過ぎるといつも岩牡蠣が食べたくなり、食べチョクで探すのですが、去年もこちらから買ってました!塩味が丁度よく、白子のような濃厚さ!クセになります。」(熊本・恵比寿丸さん)

「大きな岩牡蠣に家族みんなでうわー!と驚きました!夫にドライバーを手渡され笑 頑張ってあげました。コツをつかめばパカっと開けられるようになりました!磨き方?が工夫されているのか、境目がわかりやすかったです。ひとつはそのまま、2つはバター焼きにしていただきました。とっっても美味しかったです。」(島根・永幸丸さん)

ふだんの食卓に取り入れてみるのはもちろん、父の日やお中元にもぴったり。
“夏にしか味わえない”という特別感が、うれしいサプライズにもなります。

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生産者の手から、海の恵みをそのままに

岩牡蠣の育成には、多くの手間と時間がかかります。
一年で出荷できる真牡蠣に対して、岩牡蠣は4年、5年とかかることも珍しくありません。

そのぶん、生産者のこだわりもひとしお。
海の温度や波の状態を見極めながら、必要以上に手をかけすぎず、ときには自然の力に委ねて牡蠣の成長を見守る──そんな漁師の姿もあります。

「急なBBQの予定にも応えられるように、即日発送が可能な設備を整えています」
「生で食べてもらえるよう、紫外線殺菌によるノロウイルス対策を徹底しています」
「卵を持つ5〜7月の牡蠣は、昔は敬遠されていましたが、実はとてもクリーミー。だからこそ、あえて“いま食べてほしい”とお届けしています」

そんな声からも分かるように、岩牡蠣の生産者たちは、“鮮度”や“安全性”に妥協せず、季節や味の個性までも楽しんでほしいという想いを込めて、日々手間ひまをかけています。

自然のサイクルを大切にし、 “ただの食品”ではなく、“生きた恵み”として牡蠣を育てる姿勢が、この味の奥行きをつくっているのです。

通常の牡蠣も、通年で販売中!

ちなみに食べチョクでは、冬に旬を迎える真牡蠣も通年でご注文いただけます。
「岩牡蠣」と「真牡蠣」、そのちがいを食べ比べてみるのもおすすめです。

真牡蠣のラインナップはこちら

今しか味わえない“旬”を、食卓に

岩牡蠣の旬は、6〜8月。 海のめぐみが一番おいしくなる、ほんのわずかな季節だけのごちそうです。

生産者が時間をかけて育てた、力強くも繊細な味わいを──この夏、あなたの食卓にもぜひ。

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