【食べチョクいちごグランプリ2025 総合大賞受賞インタビュー】「ほしうらら」で勝ち取った3冠。コードファーム175のいちご栽培にかける情熱

2025/09/05 更新

食べチョク主催のいちご品評会 食べチョクいちごグランプリ2025「総合大賞」「さわやかな甘み部門金賞」「パッケージ賞」の3冠を受賞したコードファーム175の馬本さんに、食べチョクスタッフが栽培へのこだわりについて伺いました。

今回のグランプリについて

3冠受賞、おめでとうございます!率直な感想をお聞かせください。

コードファーム175 馬本さん ※以下、馬本さん)かなりびっくりしました。農業を務めて9年目、いちご一筋でやってきたものですから。
自分のしてきたことに対して、評価されたっていうのももちろんあるんですけど、今いるスタッフの協力であるとか、上司の協力があったからこそ、この評価になったのかなっていうのはすごく感じています。

今回のグランプリにエントリーしたきっかけは?

馬本さん)去年のいちご博2024のことは知っていて、今年は「ほしうらら」に自信があったのと、味だけではなくお届けした時の体験まで評価するというグランプリのコンセプトにも惹かれるものがありエントリーを決めました。

一番びっくりしたのは、青果の成分分析までするんだってところですね。
しっかり評価されるからこそ、ちゃんといいものを出して評価いただけたらいいかな、という気持ちでした。

自信があったという「ほしうらら」について

栽培のこだわりや工夫している点を教えてください。

馬本さん)「ほしうらら」の栽培はおととしから始めました。
私たちは12品種ほど育てているんですが、そのなかでも「ほしうらら」は生育環境や自分の栽培方法との"相性がよかった"ので、できることをつぎ込んでみようかなっていうのがありました。

こだわりという点であれば、葉緑素の値をほしうららに合わせてしっかり管理しています。
「コク」や「うまみ」を出すために有機肥料にもこだわってみようかなっていうので、今年は魚のエキス海藻のエキス漢方の生薬を入れたり、上から赤ワインを散布しました。
あとは土の中に、いちごの根に作用する菌を植えたり、、、できることはすべてやってみました。

あとは、わざといちごを氷点下まで冷やして赤くなるまでの時間を伸ばすことによって、糖度を上げてます。
普通いちごって25日〜30日ぐらいで完熟させるんですけど、あえて50日くらい時間をかけてしっかり熟成させた上で出荷しています。

”相性”について

馬本さん)"相性"っていうのは大事だなってつくづく思うし、お客さんに提供するものだから、育てるんだったら、おいしいって言ってもらえるようにちゃんと提供できるものを育てるようにしてますね。

結局、どの農作物にも言えることは、自分の生活リズムに合うようなものを育てたほうが良いということですね。栽培はライフワークです。

遅く起きる人だったら、遅く起きても大丈夫な作物にしなきゃいけないし、早起きが苦じゃないんだったら、逆にいちごとかは朝に収穫した方がおいしいんでそういう作物が向いてる。
自分の人生において何の支障もない、生活の一部になるような作物を育てたほうが良いなって思います。

グランプリには「ほしうらら」でエントリーしようと思っていたんですか?

馬本さん)エントリーする品種はちょっと迷ったんですよね。「ほしうらら」はもちろん受賞できるなっていう自信はあったんですけど、「ほしうらら」以外にもこだわっているのが「紅ほっぺ」なんですよ。
「紅ほっぺ」って、酸っぱいイメージがあると思うんですけど、完熟採りして、肥料にしっかりこだわれば実はこんなに甘くておいしいんだよっていうことを伝えたくて、昔の品種にこだわっています。
エントリーしたときに「ほしうらら」の状態が良かったので、今回は「ほしうらら」で出品しました。

馬本さんご自身について

いちご栽培を始めたきっかけ

馬本さん)いちご一筋とは言いつつも、いちご栽培のきっかけは養蜂なんですよね。
養蜂ができるいちご栽培スタッフの募集を見たのがきっかけでした。
そこで食べたいちごがすごく美味しくて、今までの酸っぱいいちごのイメージが覆ったからちょっとやってみようと思ったのがきっかけです。

もともと父の影響で生き物が好きだったので、生き物に関わる仕事がしたくて。
入りは養蜂だったけど、農業をやらせてもらって今に至ってます。

養蜂の経験も、いちご栽培の知識としてすごく生きていると思います。

いちご栽培に関する知識の源泉

馬本さん)いちご栽培の知識は、興味からきています。
どうしたらお客さんが満足するんだろうとか、どうしたらこの子たちが最後までおいしいって言われるように育てられるんだろう、っていうのが大事だなと思ってて。
そのなかで、農業大学の論文とか、海外の論文とかで学んだことを取り入れて、これは良かったなとか、これ、ちょっと相性悪いなとかいうのを線引きして、今に至ってます。

いちご栽培で大変なこと

馬本さん)大変なことは、自分の思った通りに育たないこと。
毎年天候が変わるんで、去年良かったなっていう味を今年再現できるかというと、できないんですよね。それが最初のうちの苦労です。
ビニールハウスが壊れたら自分で修理しなきゃいけないとか、大事に育てたいちごが動物に食べられてしまうとか、思った以上に農業って過酷だなって。

最近になって色々コントロールできるようになってきたから、続けてきてよかったなと思います。
何より、やっぱりお客さんからおいしいっていう声が増えたのがすごい嬉しいですね。育てててよかったって思います

栽培について

12品種栽培されているとのことですが、肥料の種類や生育環境は品種ごとに変えていますか?

馬本さん)肥料の種類とかは、変えてないですね。栽培区画間ではわざと差別化を図って前年と今年の育て方の差を見たりはしますけど、肥料や、農薬、土に関しては変化を与えていないです。
いちごがたちが、一番いい状態で幸せに育ってくれればいいかな」っていう気持ちでやってます。

やっぱり植え付けて、結局、最後は自分らで刈り取らないといけないんで、スタッフとか後輩とか、社員には、せめてこのいちごたちが生きてる間はおいしいって言ってもらえるように、ちゃんと育てようねって言ってます。

栽培のこだわりを発信するための工夫について、教えてください

馬本さん)実際に直売所に立つようにしています。
やっぱり、どのいちごが美味しいかとか聞かれますし、お客さんからどのいちごが甘いの?って言われたりもします。
今栽培しているものは、だいたい糖度は一緒なんですよ。あとは好みです。
何種類か試食してもらって、一個ずつ説明した上で、お客さんの好みにあったものを買っていただくようにしています。

あとは、定期的にSNSでいちごの生育状況やその日に販売している品種を紹介しています。

パッケージのこだわり

馬本さん)一目でいちごってわかるパッケージにしたくて。
あとは、小野市で作ってるんだよっていうので、”ono city strawberry enjoy”って書いてます。
いただいたときにちゃんとしているものだなっていうのが一目でわかるように、素材にもこだわっています。

来年はパッケージもちょっとアップデートしていこうかなと思っています。

今後の展望

最後に、今後新たに取り組みたいことについて、教えてください

馬本さん)個人的には、海外を目指していきたいなっていうのはあります。
今、日本のいちごってすごく評価されていますよね。
まだ輸送技術としては難しいけれど、もっと視野を広げて、そういったところで評価いただくっていうのが面白いのかなっていうのは思ってたりします。

あとは、コロナ禍を経て、いちご狩りをお届けできるシステムがあればいいなと思いました。

今は限られた粒数で数品種をお届けしているけど、いろんな品種が40粒ぐらいあって、お家でとか、病室でとか、現地に行くのが難しい人がいちご狩りを一時的にでも楽しめるようなシステムを作りたいなと考えてます。

今回、グランプリで総合大賞をいただいたんで、それを来年以降も保持するっていうのも目標ですね。

結びに

今回は、食べチョクいちごグランプリ2025で「総合大賞」「さわやかな甘み部門金賞」「パッケージ賞」の3冠を受賞されたコードファーム175の馬本さんにお話をうかがいました。

今回のインタビューを通じて、馬本さんがいちごに対して抱く強い思いと、常に新しいことに挑戦している姿勢が伝わってきました。いちご一筋に取り組みながらも、お客さんに「おいしい」と言ってもらえるように、工夫を重ねている姿に感銘を受けました。

食べチョクのページでは、馬本さんが我が子のように大切に育てたいちごを購入することができます。
ぜひこだわり抜かれた美味しいいちごを味わってみてくださいね!

生産者さんの商品はこちら

コードファーム175さんのこだわりの”いちご”はこちらから
コードファーム175さんのいちごを見る

「食べチョクいちごグランプリ2025」受賞生産者さん

食べチョクいちごグランプリ2025を受賞した生産者さんはこちらから
https://www.tabechoku.com/feature_articles/strawberry-grandprix2025

最新のいちごの特集記事

※完売しました※いちごグランプリ受賞いちごが3回届く!「完熟いちご食べ比べ便」

※完売しました※いちごグランプリ受賞いちごが3回届く!「完熟いちご食べ比べ便」

お知らせご好評につき、現在売り切れております。商品ページに表示される「販売をリクエスト」ボタンをクリックいただくと、リクエスト数としてカウントされます。お寄せいただいたリクエストは、次回以降の出品数の参考にさせていただきます。売り切れの際は、ぜひご活用ください。※Webサイトのみの機能です。商品ページはこちら >今回お届けするのは、食べチョクのいちご品評会「いちご博2024/いちごグランプリ2025」受賞生産者さんのスペシャルいちご!100軒近い生産者さんのいちごの中から選ばれた、極上のい...

2025/11/05 公開

【国産完熟・食べチョクプレミアム】 極上いちご「とちあいか」「あまりん」など勢揃い

【国産完熟・食べチョクプレミアム】 極上いちご「とちあいか」「あまりん」など勢揃い

本当に美味しいいちごを食べたいあなたへぽってりとした紅のフォルム...つやつやな果肉とつぶつぶの小さな種...ふわっと広がるほのかな甘い香り…じゅわっと広がる甘い果汁...その美味しさを存分に楽しみたいなら、採れたてを味わうのがポイント。凄腕の生産者さんが、最も美味しいその時を見極めて収穫した採れたての極上いちごを、産地からご自宅に直接お届けします。生産者さんが厳選した極上の逸品をぜひご賞味ください。さっそく食べチョクプレミアムの極上いちごを探すこだわりの特選果実を、特別なあの方へ、自分へ...

2024/12/18 公開

「食べチョクいちご博2024」食べ比べを通じた農業の魅力発信イベントに出品頂いたいちご生産者を一挙紹介!

「食べチョクいちご博2024」食べ比べを通じた農業の魅力発信イベントに出品頂いたいちご生産者を一挙紹介!

いちご及びいちご生産者の魅力発信を目的としたイベント「食べチョクいちご博2024」を2024年1月30日(火)に開催しました。その第二部では、消費者がいちごについて「聞く」「食べる」「学ぶ」体験ができるリアルイベントを実施。白いちごや希少な完熟いちごなどを食べ比べしながら、職業としていちごを生産する上での"生産者さんのこだわり"などを学べるイベントを実施いたしました。この記事では、当日参加することができなかった皆様にもいちごの食べ比べを通じた職業の魅力を学べるイベントに集結した生産者さんの...

2024/02/16 公開

いちごの特集記事をもっとみる

食べチョクおすすめ

いちごの選び方

詳しくはこちら

最新のおすすめ特集記事

【年1回のチャンス】健康と幸運を願う「大寒卵」

【年1回のチャンス】健康と幸運を願う「大寒卵」

年に一度しか出会えない縁起のいい卵「大寒卵(だいかんたまご)」をご存じですか?風水では“「大寒卵」を食べると金運や健康運に恵まれる”といわれ、縁起物とされています。今回は「大寒卵」の秘密を徹底解説!年に一度の縁起物をぜひご堪能ください♪【目次】 縁起物として毎年大人気!「大寒卵」とは? 「大寒卵」の特徴 販売中の「大寒卵」 縁起物として毎年大人気!「大寒卵」とは?「大寒」は二十四節気のひとつで、一年で最も寒さが厳しくなる期間とされています。2026年の大寒初日は、1月20日。食べチョク...

2026/01/07 公開

「食べチョクアワード2025」そのほか各種カテゴリ1位~30位を発表

「食べチョクアワード2025」そのほか各種カテゴリ1位~30位を発表

食べチョクを通じて、お客様にこだわりの商品をお届けしている生産者の皆様を労い、称え、その努力や商品をより多くの人に知ってもらうため、この1年販売された生産者の中で、特に評価の高かった方を「食べチョクアワード2025」として表彰します。この記事では、加工品、花、調味料、お茶、お酒、はちみつを含めたそのほか各種カテゴリーのTOP30に選ばれた生産者さんたちををご紹介します。表彰指標についてはこちらの記事で紹介しております。そのほか各種1位:村上養蜂生産者さんの紹介和歌山で養蜂業を営まれている村...

2025/12/29 公開

【UOYA×食べチョク】東日本大震災被災地 水産加工品の送料無料キャンペーン実施中✨

【UOYA×食べチョク】東日本大震災被災地 水産加工品の送料無料キャンペーン実施中✨

東日本大震災の被災地域における水産業の本格的な復興を果たすことを目的に立ち上がったプロジェクト「UOYA」と連携し、地域資源の特色を活かした水産加工品を送料無料でお届けします。本企画を通して、海とともに歩んできた地域の水産業を、これからのかたちへとつないでいきます。【実施期間】2025年12月17日(水)12:00 ~2026年2月28日(土)・本キャンペーンは、2025年12月17日(水)12:00以降にご注文いただき、2026年2月28日(土)までにお受け取り完了となる商品が対象です。...

2025/12/29 公開

食べチョク新春初売り2026

食べチョク新春初売り2026

“おいしさも満足感もたっぷり”の見逃したくないラインナップをぎゅっと集めました!2026年も食べチョクでのお買い物を存分にお楽しみください!福袋食べチョクアワード受賞福袋先日、2025年の1年間に食べチョクユーザーから多くの支持を集めた生産者さんを発表した「食べチョクアワード2025」。今回の受賞を記念して、生産者さんが特別な商品を用意してくださいました。生産者さんの魅力をたっぷりと感じられる特別な商品をお見逃しなく!「アワード受賞福袋」の一部を紹介!すべての「アワード受賞福袋」を見るまだ...

2025/12/27 公開

「食べチョクアワード2025」野菜カテゴリ1位~30位を発表

「食べチョクアワード2025」野菜カテゴリ1位~30位を発表

食べチョクを通じて、お客様にこだわりの商品をお届けしている生産者の皆様を労い、称え、その努力や商品をより多くの人に知ってもらうため、この1年販売された生産者の中で、特に評価の高かった方を「食べチョクアワード2025」として表彰します。この記事では、野菜カテゴリーのTOP30に選ばれた生産者さんたちををご紹介します。表彰指標についてはこちらの記事で紹介しております。野菜1位:SHONAI ROOTS受賞の感想受賞のお知らせをいただいた際は、全く想定していなかったため、本当に驚きました。そして...

2025/12/26 公開

すべての特集記事をみる

この記事をシェアする

サイトトップにもどる