【食べチョクアワード2025 水産部門1位】殿堂入りを果たした石野水産さんが、次に目指す場所とは
殿堂入りは率直に嬉しい
今回、水産部門1位で殿堂入りを果たしました。率直な感想を教えてください。
昨年、水産部門1位をいただいてから、今年は「殿堂入り」を目標にしていたので、素直に嬉しいです。
何より、私たちの商品をリピートして購入してくださるお客さまがいてこその結果だと思っています。
殿堂入りは自分たちだけの力ではなく、選び続けてくださったお客さまがいてこそだと、改めて感じています。
※殿堂入り:食べチョクアワードで過去3回、部門1位を受賞した生産者に付与される称号

ユーザー投稿への返信に込めている想い
石野水産さんは、ユーザー投稿への返信率も100%で、欠かさず返信されている印象があります。
お客様の声は、私たちにとって頑張る源であり、次にもっと喜んでもらうためのヒントでもあるからです。
リピーターの方が本当に多いので、感謝の気持ちも込めて、できる限りお返事はするようにしています。
返信文はある程度の大枠を決めつつも、その方の投稿内容に合わせて、言葉を少しずつ変えています。
繁忙期などは、返信が大変な時期もありますよね。
ありますね。どうしても返事が追いつかない時期には、「今は忙しくてすぐに返信できません」という内容をブログで正直にお伝えしたこともありました。
それでもお客様は投稿で応援してくださって、「忙しいのに返してくれてありがとう」と言ってくださることも多く、投稿を通じたやり取りが、自然なキャッチボールになり、深いつながりになっていると感じています。
これまでで印象に残っているやり取りはありますか?
「早く届いてうれしかった」という声をいただいたことがきっかけで、お客様の間で“石野特急便”と呼ばれるようになりました。
「24時間以内に届いた」「とにかく早く着く」という安心感を、私たちが発信する前に、お客様ご自身が広めてくださったんです。
ユーザー投稿は、こちらが一方的に対応するものではなく、皆さんからいただく“ギフト”のような存在だと感じています。
声の力が、商品づくりを前に進める
石野水産さんの商品づくりにおいて、お客様の声はどのように活きていますか?
加工品も生ひじきも、ずっと「お手軽に食べられること」を大切にしてきました。
お煎餅は薄味で、ご高齢の方でも食べやすく。ひじきも、ふりかけにして、いつでも気軽に食べられるようにしています。
最近は、どんな変化がありますか?
最近は「手軽」に加えて、「今までにない味わい」や「品切れが少ないこと」も意識するようになりました。
手軽さは大前提として、食べたときに少し驚きや楽しさを感じてもらえる商品を目指しています。
生ひじきについても、進化を続けていますよね。
生ひじきは、まず「知ってもらうところ」からのスタートでした。初めてアワードに参加した際に、食べチョクさんの中の方から「あれはすごい」と言っていただいたことも、今につながっています。
「食べられない時期が長くて困る」という声から冷凍商品を作り、さらに、釜揚げそのままの風味を楽しみたいという方のために、急速冷凍にすることで、商品本来の良さを残せるようにしました。
最近では、「もっと手軽に使いたい」「小分けにしたい」という声を受けて、薄い形状で急速冷凍した新しいタイプも開発しています。

殿堂入りした今、そしてこれから
殿堂入りした今、次に向けて考えていることはありますか?
殿堂入りはゴールではなく、選んでくださったお客様に、これからもっと喜んでもらうための通過点だと思っています。
殿堂入りした生産者の良いところを、他の生産者の方々にも広げていくことができたら、お客様の「おいしい」「感動した」という声も、もっと増えていくはずです。
選んでくださったお客様がからの嬉しい投稿があふれ、生産者も励まされながら、より良いものづくりに挑戦できる。そんな循環を、これからも大切にしていきたいですね。

結びに
殿堂入りをあくまで通過点と捉え、「今後もお客さまに選ばれ続けるためには何ができるのか?」を考え続ける姿勢が、まさにお手本となる姿で印象的でした。
一緒に盛り上げていけるアイデアも広がり、2026年は生産者さんと一緒にさらに大きな盛り上がりを作れるように、運営してまいります!