サンゴ礁が起源の石灰岩でできた石垣蔵の中で、きくらげ生産を行っています。蔵の中は、ミネラルたっぷりの潮風が通り抜け、適度に陽の光が注ぎ込む環境で、きくらげが自然に近い環境で育つようにしています。
きくらげの種菌は、実は地域によって生息する種類がわずかに違います。きくらげは、種菌の違いで味や色などが変わってくるのです。当苑では、沖永良部島内100種類以上の中から選び抜いた、種菌を採用しています。
サトウキビを絞ったあとに残る繊維部分(バガス)を天然発酵させた発酵バガスを菌床にしたきくらげ生産を行っています。これは沖永良部特有の方法で、よく使われるオガクズ菌床よりも栄養価が高く、肉厚、そして日持ちの良いきくらげが育ちます。