毎度ありがとうございます、門脇屋本舗で御座います

本日も海は大荒れ、天気は良いのですが、風があるので波は高いです。

いよいよ12月に入ります、松葉蟹シーズン本番となります！

蟹シーズンに入るにあたり、よく質問される「松葉蟹」と他のズワイガニの違い等について、改めて説明させてもらいたいと思います。

まず「松葉蟹」とは、島根～鳥取～兵庫～京都までの日本海で水揚げされる「ズワイガニ」の「オス」の総称です。

どこでとれた、どんな状態、大きさ、のズワイガニでも、オスは「松葉蟹」です。

その松葉蟹の中でも、産地港ごとに規格をつくり、上位のものにのみ「港名タグ」がつけられます。

当店ではタグ付きのものしか販売しませんし、その中でも「私自身で選別したもののみ」を販売しております。

つまり何が言いたいのかというと、松葉蟹の中でも「厳選したもののみを販売」している、ということです。

あと、近年新潟～秋田でもブランド化が進み、新潟では「越後本ズワイ」、秋田では「舞雪ガニ」、などが出てきています。

他生産者さんでも多く販売されていますが、山陰の松葉蟹と比べるとかなり安いです。

まず、「タグ」＝規格があるかないかで判断して下さい。規格がなければ安くなります。

品種は同じ「ズワイガニ」です、山陰の松葉蟹になるとなぜ高いのか？

これはなぜかというと、魚でもそうですが、同じ魚種でも漁場（食べているもの、遺伝子、環境）が一番大きく関係します。

島根～秋田までの日本海、いくら品種が同じと言っても、進化の過程で大きく形や味が変わります。

あと、北に向かうにつれて、ズワイガニの形は胴体が小さく手足が長いもの多い傾向になります。

これは、北海道～アラスカなど北部に住む「オオズワイガニ」や「ベニズワイガニ」との交配進化していったものという説が有力だと思います。

食べ比べればわかります、はっきりいって山陰の松葉蟹とは味も香りも身質も違う蟹です。

ですので、山陰と、富山～新潟の「本ズワイガニ」とは、別物と考えてください。メスも同様です。

物価の値段は需要と供給で決まります。

需要があれば価格は上昇するものです。
規格を作りブランド化していない、という時点でご判断ください。

当店で販売する松葉蟹、金額は高いかもしれませんが、それに見合った価値はあると自信をもって販売しております。

ご理解/ご判断して頂ける方のみ、注文して頂ければと思います。

宜しくお願い致します。