田んぼや生活用水を流す用水路の土砂上げや草刈りを行う地域の協働作業のことを会津では【人足(にんそく)】と呼びます。
〜大和川さんは部落*の人間でないから水利代だけ支払っていればいいべ〜と言われている地域も多いのですがお声のかかる地域も増えてきています。

舞台田地域もその一つ。
この地域は記録を見返す限り27年前の創業時から耕作は行っているようですが実際に人足に参加するのは私が知る限りでは初めて。
大和川の人間もほとんどが喜多方の人間ではあるのですが人足という作業はそれだけ村の意識が強い作業と言えるかもしれません。

地域の担い手として認められ期待されていること感じ身の引き締まる思いです。
とはいえこの地域は回覧で一声かければ60人ほどが集まる地域。
まだまだ元気な部落の方々と共により良い農村を考えていきます。

*部落という言葉に差別的な意味が含まれる地域があることは承知しておりますが会津においては原義的な集落・ご近所と同義の使われ方をしています。