西川農藝の投稿一覧

今年のえごま油もとても良いです！！

分析試験証明書が郵送されてきました。

オメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸は含有比率は65.3%。

酸価・過酸化物価もとても良いです。

厳しい基準を持つと自称するエキストラ・ヴァージ・オリーブオイルと比較しても圧倒的に良いですね。
画像の数値と比較していただければ良いですが、エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルの酸化基準の数値は以下の通り、
酸価：　　　　　1.6
(通常オリーブオイルは「酸度」という異なる指標で表示されるので「酸価」に換算しています)
過酸化物価：　　20

正直、これ以上良い数値は運次第、もしくは分析試験用にごく少量超丁寧に扱って出来るくらいだと思います。
人為的にできる最高レベルだと思います。

もちろん、重金属やヒ素といった危険なものは含んでいません。

今年は当地も例外となることなく、暑く旱魃の夏、続く残暑、加えてお盆に鳥取県を襲い大きな被害をもたらした台風7号となかなか厳しい年ではありましたが、えごまは豊作、加えて品質も良好であることが確認できました。

一年の苦労が報われる結果に今はホッとしています。

昨日、お客様よりお問合せいただきました。

「”はと麦粗挽き全粒粉”は加熱せずそのまま食べても良いですか？」、というご質問でした。
「はい、加熱する必要はありません。どうぞそのままお召し上がりください」、というのが回答になります。

”はと麦粗挽き全粒粉”は仕上げに遠赤外線で加熱しています。

ただし、加熱してあるからと言って安心安全と言い切れるわけでもありません。
加熱不十分ということもありえますし、加熱後の冷却不十分でむしろ菌が増殖してしまうということもありえます。

しかし、ご安心ください！

西川農藝では外部食品検査機関に委託して製造ロット毎にはと麦商品の衛生面の検査をしています。付け加えておきますと、全粒はと麦ウオーター、金と黒のごまパウダーについても同様に検査しています。

画像ははと麦粗挽き全粒粉の最新製造ロットの検査結果です。

せっかくの機会なので、加熱の程度についても説明しておきます。
衛生面と風味付けのために加熱はしていますが、温度や時間を調整して加熱しすぎないようにしています。

その理由は、「糖化」しすぎないようにするため。食品の加熱は「糖化」という現象に繋がります。

ご存知の方も多いと思いますが、「糖化」は身体のコゲと表現され、身体のサビと表現される「酸化」と並んで美容と健康の大敵とされています。
美容と健康のためのはと麦で美容と健康を害しては本末転倒。
だから加熱には細心の注意を払っています！

糖化しないように注意を払いながら、良好な風味と衛生を両立した西川農藝の穀物粉末シリーズをどうぞ宜しくお願いいたします。

いつも西川農藝をご愛顧いただき有難うございます。

2023年10月1日より商品価格を改定いたしますのでご案内申し上げます。

セット商品につきましても上記単品を含むセット商品は単品価格の改定に準じて価格を改定いたします。

農場での原料の生産から工房での商品の生産に至るまでに必要なほぼすべての資材、また農機や搾油機を稼働させるための燃料代や電気代が高騰しておりこれまでの価格を維持することは大変難しくこの度価格を改定するに至りました。

今後とも変わらず西川農藝をご愛顧賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

西川農藝
代表　西川真

炎天下の農作業後の一杯、黒ごまパウダー入り甘酒、うまい‼️
疲れ果てた身体に染み渡ります。

ただ美味しいだけじゃなくて黒ごまパウダー入り甘酒は夏バテと強い紫外線対策としてもとても有効と良いことだらけなんです。

甘酒は俳句の夏の季語になるくらい昔から日本人には馴染み深い夏バテ防止の強い味方。

そんな甘酒に黒ごまパウダーを入れるとなぜ良いのか？

黒ごまの黒色は色素は抗酸化ポリフェノールの一種「アントシアニン」。
ブルーベリーの色素成分としてよく知られていると思います。
そもそも植物がアントシアニンを生成するのは動くこともできず一日中浴びる強く有害な紫外線から我が身を守るためなんです。
そんな力を人間でも利用させていただいてます、
アントシアニンは強い紫外線によって体内で発生する活性酸素を除去してくれる頼もしい存在。　

夏の黒ごまパウダー入り甘酒は実は結構理に適った飲み物なのです❗️
そして、ただの甘酒よりも味に深みが増して断然美味しくなります❗️

因みに、金ごまの色素フラボノイドも抗酸化作用があるので、黒ごまのアントシアニン同様の効果が見込めるので金ごまパウダー入り甘酒もやはり真夏の飲み物としておすすめです。
　

えごまの葉もだいぶ大きくなってきたので、はと麦ウオーターのえごまアレンジを今年もつくってみました！

この時期、紫蘇ジュースを楽しまれている方も多いと思いますが、えごまはシソ科なので同じようなジュースが楽しめます。

でもただのえごまジュースでは面白くないのではと麦と一緒に煮出してはと麦とえごまの風味と栄養を抽出してWのパワーを楽しみます。


えごまにはロスマリン酸という抗酸化成分が含まれています。身体の酸化防止機能だけでなく金沢大学は認知症予防に有用な成分ということで研究を進めていたりアレルギー防止の効果も期待されたりしています。

なんとこのロスマリン酸、岐阜県産業技術センターの調査研究によれば無肥料で栽培すると一般的な肥料を与える栽培よりも多くなるという結果が出ています。つまり、無肥料自然栽培の西川農藝のえごまには一般的な栽培法のえごまよりも多くロスマリン酸を多く含んでいると考えられます！

岐阜県産業技術センターの研究報告はインターネット上でも公開されているのでご興味があれば読んでみてください。


付け加えると、西川農藝ははと麦は硬い殻を含む全粒にこだわっていますが、ロスマリン酸について研究している金沢大学は全粒のはと麦の効果についても研究しています。大学による研究結果によれば全粒のはと麦は殻や米の糠相当部分を取り除いたヨクイニンよりも効能が多いとされています。こちらもご興味のある方は情報はインターネット上で公開されているのでご確認ください。


たくさん作ったので熱中症予防に明日の農作業にも持って行きたいと思います。