2025年産えごまを搾ったえごま油の安全性
2025/11/09
2025年産えごまを搾ったえごま油の安全性

世の中になんとなくある都市伝説(迷信)
“国産だから安心安全”
“無農薬だから安心安全”

国産だからといって必ずしも安心安全ではないだろうし、農薬以外にも食の安心安全を脅かす存在は多々あるはずなのですがなんとなくそんな都市伝説というか迷信があるように思います。

西川農藝では何よりも食の安心安全を大事に考え「国産で無農薬だから安心安全」という根拠不明な迷信に頼るのではなく、安全性を確認及び証明するため以下の項目を外部機関に依頼して検査しています。
▪️食用油の劣化度合いを示す酸価と過酸化物価
▪️原料や製造工程などの衛生状況を示す大腸菌と大腸菌群
▪️重篤な症状を引き起こすヒ素と重金属
結論としては2025年産えごま搾ったえごま油はいずれも無問題でした。

それぞれについて詳細に解説してみます。

▪️食用油の劣化度合いを示す酸価と過酸化物価
酸価と過酸化物価について厳しい基準を持つとされるエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルと比較してみます。
酸価: 1.6 (オリーブオイルの酸価表示方法の酸度を酸価に換算しています)
過酸化物価: 20
画像内の検査結果とそれぞれ比較してみてください。
酸価も良いですが、過酸化物価に至っては神の領域ですね(笑)
因みに、現在はなくなりましたが過去にはえごま油にもJAS規格がありましたが、酸価は5.0でした。西川農藝のえごま油は0.45ですから11倍酸化していても規格内に収まります。

▪️原料や製造工程などの衛生状況を示す大腸菌と大腸菌群
基本的に油の中で菌が繁殖することはありえません。ですのである意味無駄な検査かもしれません。しかし、濾過の程度が悪く菌が付着した不純物などがが油の中に入ってるかもしれません。一見必要ないようで実は必要な検査だと考えています。

▪️重篤な症状を引き起こすヒ素と重金属
ヒ素については何も語る必要はないと思います。
重金属については農薬などと比較してあまり語られることはありませんが、農薬などより余程怖い存在だと思います。
えごま油の場合、何かと体に良いとあちこちで語られる魚の脂の代わりに食されている方も多い。しかし、魚の脂で怖いのが重金属。特にマグロのような大型魚で海の食物連鎖の上位の魚は重金属に汚染されている可能性が高いとされます。
妊婦さんなど重金属が胎児に悪い影響を与えることを恐れて、えごま油を食される人も多いのにそのえごま油が実は重金属に汚染されていたとしたら。そんなことがあったらあまりにも酷い話です。
重篤な症状を引き起こしかねないヒ素と重金属は安全性を語る上で外すわけにはいきません。


安心安全なえごま油

迷信ではなく科学的に安全性が証明されたえごま油

自然栽培えごま油

鳥取県倉吉市

西川農藝

この投稿をした生産者

鳥取県 倉吉市

西川農藝

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