次郎柿豆知識
2025/12/10
こんにちは、陽だまりの里 足立柿園です。静岡県浜松市で次郎柿や太秋柿の栽培と販売をしています。
次郎柿の収穫もいよいよ終盤。あともうひと踏ん張りです。

実は次郎柿には“2つの種類”があるのをご存じでしょうか?
10月下旬から採れる早生の前川次郎と、11月下旬から収穫できる晩成の普通次郎です。

もともと普通次郎が原種で、そこから品種改良されたものが現在主流の前川次郎。
前川次郎は色が濃く、収穫時期も早いため市場ではほとんどがこちらの品種になります。

しかし、足立柿園では約5反ほど普通次郎の畑があり、今まさにその収穫を進めています。
普通次郎は色味がやや黄色寄りですが、糖度は15度以上。
果肉がしっかりしていて、前川次郎よりもカリカリとした歯ごたえが楽しめます。
「これが江戸時代から続く本来の次郎柿なんだな」と思いながら食べると、ちょっとした歴史旅をしているような気分になります。

収穫も終盤に入り、今年味わえるのもあとわずかです。
冬の次郎柿、ぜひこの機会に味わっていただけたらうれしいです。

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