田舎の浜辺 (あおさ・ひじき・ふのり・アオサ・青さ・フノリ)の投稿一覧

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以前に投稿しましたが、
伊勢志摩の製網会社(網屋さん)が廃業することになりました。伊勢志摩の網屋さんはココしかなく、海苔屋はほぼ全員お世話になっていたと思います。

私んちは極小規模生産者なので、たいした売上貢献もできませんでしたが、今後は購入することができなくなるので、経費と相談しながらできる限りの枚数を購入した所でした。

数日前に「残った在庫を安くで良いので買って欲しい」とお電話をいただきましたので、追加で買わせていただきました。

網は毎年購入する物ではありませんが、古くなってきてササクレテくると、余計な雑草が付きやすくなり、アオサの成長を妨げます。

しかし、この網屋さんの製品は良いので痛みが少ない、昔ながらのmade in日本です。

皮肉なモンだと思います。
ずっと安く、そして強い網を提供してくれていました。
でも後継者もなく高齢で廃業になります。

アオサ生産者はと言うと、毎年の市場の入札価格の乱高下が激しく、全く予想がつかない状況なので、生産者は思い切った設備投資ができません。

「今年は良かったけど、来年は暴落するかもしれない?」

経験に基づくそのマインドが根底にあるんだとおもいます、実際私んちもそうです。

アオサは三重が全国生産量一位ですが、
三重県の網屋さんは、ここしかありませんでしたから、ここが廃業すると三重の網屋さんは無くなります。

全国一位の生産量を誇る県ですら、関連業者さんが廃業している現実ですよ!生産を支える資材やさんが廃業すれば生産が困難になります。

最近はお米が高くて困っていますが、
米農家さんも何十年も儲けが少なくて頑張って来てると思います、儲からない商売に跡継ぎはいないと思います、アオサ屋も同じです。

安値が続けば、あと15年ほどすれば、劇的に生産量は減り米もアオサも貴重品になるでしょう。

食べ物が高いのか?
食べ物を買うための対価が低いのか?
はたまた他の要因なのか?

私達生産者も、会社努めしてる方と同じで、少しでも稼ぎたいし生産を継続したい。

本当に、食べ物が高いのか?を訴えて行ければと思います。

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⭐あおさレシピ
湯豆腐ならぬ
「出汁あおさ豆腐」

素干しアオサを戻して、お豆腐を一緒にお出汁でグツグツ。
お出汁も全部飲み干して、体あったか~
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暖かくもない、冷めてもない出来立て酢飯の「てこね寿司」を食べた事がありますか?なんなら少しあったかくてもイイ。

「てこね寿司」とは、甘めのタレで漬けたお刺身と酢飯が特徴の志摩地方の名物なのですが、観光地のお店で食べると作り置きの少し冷えた酢飯である事が多いです。

出来立て酢飯の最強の状態で食べれるのは家で作るしかありません、本当の手こねの美味しさを知ってほしくて定期的に投稿しています、特にお子さんは大好きな味だと思います。

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〇作り方
米一升の場合(米の分量で割り算してください)
お刺身…1キロ
*お刺身は魚でも貝でも何でもOK。脂がある刺身ですればコクが出ますし、赤身ですればサッパリになります。安い冷凍カツオ・マグロで十分です。私は冷凍トロトンボが好き。
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(調味タレ)
お醤油…300㏄
砂糖…180㏄
味醂…大
*軽く煮たてて冷ましておく

(すし酢)
本当は甘めの寿司酢レシピが有るのですが、面倒なので市販のすし酢でOK。
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①お刺身は薄くスライスするのですが、厚いのが好きなら厚くてもいいです。それを覚ましたタレに15分ほど浸けて、ザルにあげておきます(漬けたタレは捨てない!)

②お米を炊きます(少し水を少な目、酢飯用の目盛りがあればそれに合わせる)、炊きあがったら直ぐにタレを回しかけて再度炊飯スイッチを押す。
*タレの分量はお好みですが、後から足しても良いので適当に。

③またすぐに炊飯が完了しピーピーなったら、米を平らな器にとり、既定の分量のすし酢で酢飯にしてください。ご飯が満遍なく薄いタレ色になるようにタレを追加する。
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酢飯の温度が下がってきたら、お好みの薬味をのせて食べるのですが!

先日の魚フライに振りかけた「すり鉢あおさ」が凄く良かったので、絶対に合うだろうと思いましたが、最強に美味しかったっです!

レンチン(40~60秒)アオサを、すり鉢で擦って、細かーくします。色々試しましたが、やはり酢飯の上にタップリ振ってから、漬け刺身をのっけると一番あおさがいきますね。

明日も暖かい日が続くと思うので、夕ご飯にぜひ~
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