伊吹島プロジェクト

香川県 観音寺市

伊吹島プロジェクト

食べチョク登録:2020年 05月

香川県の西端にある離島 伊吹島のいわし漁師の集まりです
毎年6月~9月に網元が一貫製造(漁獲~蒸煮~乾燥)するカタクチイワシの煮干し(伊吹いりこ)は 讃岐うどんの出汁には欠かせない島の産品です 
出汁(煮干し)にするには脂がのりすぎた しかし食べて極上のカタクチイワシの塩ゆで「釜揚げいりこを消費者へお届けしたい!」
そんな思いで立ち上げた伊吹島プロジェクトです

わたしたちのこだわり

伊吹島でしか食せなかった絶品イワシを届けます!

伊吹島でしか食せなかった絶品イワシを届けます!

伊吹島の「カタクチイワシ漁(いりこ漁)」は漁獲から加工までを網元一貫生産で行います。漁獲後わずか30分で塩茹でされる鮮度管理は他に類を見ません。
いりこ加工に適さないのが「脂いわし」と言われる脂質を多く含むカタクチイワシです。乾燥に手間がかかるうえ品質劣化が早いため”いりこ”にしても値段が下がってしまいます。
これまで島では「脂いわし」は乾燥(煮干し製品化)させないで、自家用で食すか畑の肥料にまわすしか方法がありませんでした。
例年6月から9月の漁期に伊吹島を訪れると いりこ加工場(イリバ)で塩茹でされたばかりのカタクチイワシ(釜揚げ)を食することができ、知る人ぞ知る「幻の漁師料理」と称されてきました。
「釜揚げ」を食する場合「脂いわし」の方がおいしい!網元はイリバに急速凍結装置を新設し冷凍の製造技術を取入れ「脂いわし」を活用した「釜揚げいりこ」づくりに取り組みました。
近隣の地場産業である冷凍食品メーカーとタイアップし安定した品質で全国へ冷凍流通が可能となりました。

持続可能な漁業を目指します!

持続可能な漁業を目指します!

伊吹島のカタクチイワシ漁(パッチ網漁師)は15網元で組織されています。
① プランクトンが豊富な瀬戸内海の良好な生育環境で育ったカタクチイワシの漁獲
② 瀬戸内海ひうち灘の中央に位置し漁場が近く恵まれた環境
③ これまで培われた伊吹島特有の卓越した技術
で、伊吹島から出荷される「伊吹いりこ(煮干し)」は これまで特別な評価をいただいてきました。
しかし
① 生活環境に「煮干し」の商品形態がそぐわない
② カタクチイワシ漁獲量の減少
③ 漁業従事者の不足
などいろいろな問題を抱えています。
そこで関係者で協力し"伊吹島プロジェクト”を立ち上げ、島でしか口にすることのできなかった「釜揚げいりこ」を新商品として打ちだしました。
持続可能な漁業をめざして15網元の新たな挑戦がはじまります!

消費者と網元がつながる。。いつ?だれが?漁獲したのか

消費者と網元がつながる。。いつ?だれが?漁獲したのか

伊吹島のカタクチイワシ漁15網元は すべてが網元別に漁獲~塩茹でを一貫して生産しています。商品化される「釜揚げいりこ」は”いつ”“だれ”が獲ったものなのか、さかのぼることができます。
① いつ? 〇月〇日〇番目の網 
通常5時30分~18時(8月以降6時~17時30分)の操業時間の中で多くて10網程の投網が行われます。
漁獲されたカタクチイワシは網毎に塩茹でし凍結されます。
② だれが? 網元の屋号
15網元は 一網元一統(一統:漁獲船2隻、魚群レーダー搭載1隻、運搬船1隻の計4隻で一船団を組んでいる)で漁が行われます。
網元の加工場(イリバ)は島の沿岸に配置されており、それぞれの桟橋に運搬船を接岸すると同時にフィッシュポンプでイリバに魚を搬入し自動化された蒸煮ラインを通って塩茹でされていきます。(漁獲よりわずか30分で完了)
15網元がほぼ同じ規模の船団、設備を保有しておりお互いが切磋琢磨して伊吹島クオリティを作り上げています。
瀬戸内海の漁場は他地域と隣接しており、お互いの決議と協調の中で水産資源の保護が進められています。15網元も鉄則の上に調和と結束が成り立っており、ゆるぎない規律ある漁業がおこなわれています。
15網元すべてが、高品質である裏付けです。

経歴・沿革

伊吹いりこについて
「伊吹いりこ」は、香川名物「讃岐うどん」の出汁には欠かせない特産品です。「いりこ」とは、カタクチイワシの煮干しを指します。
伊吹島は、周囲を良好なカタクチイワシの漁場に恵まれ、イワシ漁師の親方(網元)は「イリバ」と呼ばれる煮干し加工施設を持ち、自分の船でとったイワシは、すぐさま「イリバ」に持ち帰り加工する仕組みを編み出しました。漁獲と加工を一気通貫する「伊吹いりこ」は、新鮮で上質なことから人気を呼び、昭和63年には煮干し売上げが日本一という金字塔を打ち立てました。
かって繁栄を誇っていた伊吹いりこ漁は、今、窮地に陥っています。最盛期に27軒あったイリコ漁網元は、漁獲量の減少と魚価の低迷により15網元に減少しています。
「讃岐うどんの出汁が、伊吹いりこではなくなる日」。そんな日を向かえてはならない!そんな想いで立ちあがったのが伊吹島プロジェクトです。

伊吹島プロジェクトの誕生
令和2年。伊吹島プロジェクトは、いりこ漁の網元と地元食品加工業者たち13人で立ち上げた組織です。
それまで「伊吹いりこ」に適さない脂質の多いカタクチイワシ(脂いわし)を有効活用できないかと試行錯誤を重ね4年越しに完成させた「釜揚げいりこ」の供給体制を盤石なものにする目的で法人化しました。
プロジェクトでは、「伊吹いりこ」や「釜揚げいりこ」の商品開発や普及活動をはじめ、全国の小学校への魚食授業(オンライン)などを行っています。

『島のすべては、漁業からはじまっています。』
漁業が伊吹島の生業です。漁業が島の暮らしを支えています。でも、決して明るい未来は待っていません。もし、漁業が衰退してしまったら…、働き盛りの若者がいなくなり、子供たちがいなくなり、すると小学校が閉校する。高齢者だけの限界集落の島。
網元たちはそれを憂慮しています。近年の漁業不振の中で、今、なんとか踏みとどまってる状況なのです。
幸い網元たちの多くには後継者がいます。網元の家で生まれ育った者として家督を継承する昔からのしきたりが、今もちゃんと機能しているのです。網元たちにとって、後継者がいることが漁業を続けていく糧となっています。「俺たちが、やれるところまで漁業をやるしかない」。
徐々に衰退している島の生業、なにか新しい糸口を…。伊吹島プロジェクトは、そんな網元たちの一縷の望みであるのです。

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