田野のおいしいお米

福岡県 宗像市

田野のおいしいお米

食べチョク登録:2018年 12月

農薬・除草剤を使わず、田の草取りはリンゴガイとの共同作業で、有機発酵肥料を控え目に施し、30cm間隔の疎植栽培で健康な稲を育てています。
2017年の第1回九州のお米コンクール個人チャレンジ部門で「にこまる」が特別賞を受賞し、お米の味を表す食味値は82点(にこまる)でした。その後も「にこまる」80点以上を維持しています。
これまで多くの方から、「こんなに美味しい玄米にもっと早く出会えたら良かったのに」、「幼児が喜んで食べる」「妊婦の食欲が増す」「高品質なのにお値段が手ごろ」、などの感想をいただいています。収穫量よりおいしさと安心を大事にする栽培を心がけています。

わたしたちのこだわり

農薬・除草剤・化成肥料不使用のリンゴガイ農法

農薬・除草剤・化成肥料不使用のリンゴガイ農法

<リンゴガイで除草>
リンゴガイ農法は、『農薬・除草剤・ジャンボタニシ忌避剤・化成肥料』不使用の画期的な米作りです。
1.リンゴガイ農法では、田植え直後に水張りをゼロにしてリンゴガイを眠らせます。
2.その後雑草の発芽が始まったら、稲苗の先端が隠れるまで水を入れます。
3.水に被われた床で活動を開始したリンゴガイは、一昼夜ほど雑草の芽を食べ尽くします。
4.雑草の芽を食べ尽くし、稲苗を食べ始めると、食べ残りの稲苗先端葉が水面に浮かび始めます。
5.この時、再び水を落としてリンゴガイを休眠させます。
6.注水・落水を数回繰り返し、苗が成長したら、通常の浅水管理で栽培します。株元が固くなった稲よりも、生えてくる雑草を好んで食べるようになるので、除草剤散布の必要はなくなります。

<なぜ日本にリンゴガイは拡がったか>
ジャンボタニシは、リンゴガイ属のスクミリンゴガイとラプラタリンゴガイの俗称です。英語圏ではapplesnail(アップル・スネイル)と呼ばれています。分類上タニシではありません。したがって私は、リンゴガイと呼んでいます。
 日本には、1971年長崎県島原市の養殖業者がアルゼンチンから、1981年に台湾から長崎県と和歌山県に持ち込まれたとされています。1983年には養殖場が35都道府県の500カ所にものぼったが、需要がなく、採算が取れないため廃棄されました。1984年に有害動物に指定されましたが、廃棄されたり養殖場から逸出したものが野生化し、分布を広げています。

 「農と自然の研究所」代表宇根豊氏によると1989年に福岡県前原市雷山の大平正英さんによって、全国ではじめてジャンボタニシ(リンゴガイ)の食草習性を活用した無除草剤農法が試みられ、小川武臣さんに引き継がれ、さらに1992年より田中幸成さんら7人によって組織的に研究され、1993年より「稲守貝研究会」(田中幸成会長)が結成され、本格的な普及が始まりました。

<水田除草に有効な生物>
近年、リンゴガイは侵入生物としてばかりでなく水田除草に有効な生物としても世界的に大きな関心が持たれています。韓国ではリンゴガイの水田除草への利用が増大し、2013 年はその面積が 10 万 ha に達し,10 年前の 2.5 倍以上になりました。近年の急激な増加は,2008 年に鳥インフルエンザが流行し,有機農家がアイガモによる除草を控えた影響が大きいということです。
参考:和田節(たかし)農研機構 九州沖縄農業研究センター「スクミリンゴガイの日本における発生状況と農薬による水稲の被害回避における問題点」
植物防疫第 69 巻 第 3 号(2015 年)

<除草剤・ジャンボタニシ忌避剤を使わないリンゴガイ農法>
食用に持ち込まれた外来生物「リンゴガイ」(通称ジャンボタニシ)ですが、開放環境である河川や水路に広がり、今や根絶は困難になりました。温暖化が進む我が国では、ますます生息地域が広がる傾向にあります。
このリンゴガイは、柔らかい草を主食にする巻貝で、水域の草の芽を貪るように食べます。しかし田んぼには「除草剤」が散布され、稲苗以外の草はありません。仕方なくリンゴガイは稲の苗を食べ、食害を引き起こすのです。除草剤を使わなければ、リンゴガイは雑草を食べ、除草剤が不要になります。これが「リンゴガイ農法」の根本概念です。しかし薬剤メーカーは、除草剤の売れ行きを落とさず、ジャンボタニシを忌避する薬剤を開発・販売しました。耕作者は、除草剤とジャンボタニシ忌避剤を購入することになりました。慣行栽培で一括買い上げを求める耕作者は、農薬・除草剤・ジャンボタニシ忌避剤・化成肥料で収益を上げるしかないのが日本の水稲生産の現状です。

これがリンゴガイ農法のあらましです。

こだわりの栽培・貯蔵・精米が特徴

こだわりの栽培・貯蔵・精米が特徴

『籾で保存』
乾燥した籾は、高床式の米倉で「籾」のまま保存しています。固く厚い籾殻で覆われた米粒は、新米の状態を長く保ち、変質もしません。注文後に籾すり(籾殻を外し、玄米にする)、精米を行ないます。

玄米で保存する方が体積が半分ほどになるので、農協や米穀商は玄米で保管流通させています。しかし冷蔵庫で保存しても籾のように「新米に近い」状態を維持するのは難しいようです。

『自家精米』
注文後にインペラ振動籾すり機で「籾すり」を行うので、高品質で新鮮な玄米の仕上がりとなります。すりたての新鮮な玄米をぜひお試しください。
精米は、熟練職人手作りの丸七製作所製石抜き精米機で超低温精米を行います。
精米度は5分、7分、白米があります。
もちろん混じり気なしの農薬不使用「新鮮米ぬか」もあります。

『農薬不使用』
2021年は、宗像で田植え後の日照りと水不足、8月から9月の日照不足で収穫が心配されました。私の栽培するほ場には、農薬・除草剤、化成肥料を一年を通していっさい使いません。そのため、ウンカやいもち病の被害は全くありませんでした。農薬を使わず丈夫な植物としての稲を育てることが、彼らを病害虫から守ることになるのだと実感しています。

『除草剤不使用』
リンゴガイに草の芽を食べさせるので除草剤を使いません。
一般的な田んぼは、除草剤や抑草剤で稲以外の草が生えないので、リンゴガイは稲の苗を食べるしかないのです。リンゴガイ農法は除草剤を使わないのがスタートです。
リンゴガイ(ジャンボタニシ)を退治するのに、椿油のしぼりかすが使われる事がありました。これを使うと小さなエビ・カニやメダカなどが死んでしまいます。これで生物多様性が失われました。

『疎植栽培』
農薬を使わないで栽培するには「疎植」が不可欠です。田植えの際に苗の間隔を30センチ間隔で植え付けています。これで根はりが良くなり丈夫になります。
イネ株の間を風が抜け,陽が差し込むので病害虫の発生と拡がりを防ぎます。
30センチ間隔の疎植栽培は、「尺角植え」と言われましたが、密植・多肥料栽培で収量上げる方法に駆逐されました。

『ひかえめな施肥』
おいしさを引き出すために、微生物で発酵させた有機肥料を控え目に施しています。たんぱく質の含有率を低く抑え食味を良くするために収穫量を増やす事を考えません。
健康な稲が生長し稲穂を付けて実らせるのに必要最小限の肥料を元肥と追肥で施しています。

『稲刈りから田植えまで』
稲刈り後、ケイ酸・石灰を補い、微生物による藁の分解を促進するために花巻酵素「ライズ」を散布します。この時に微生物の餌になる発酵鶏糞を併せて散布しています。
その後、代かきで水を入れる前、5月に元肥として有機発酵肥料を控えめに施します。

宗像市田野のご紹介

宗像市田野のご紹介

福岡県宗像市田野は、九州の北の端に位置します。

日本海の玄界灘とはさつき松原と呼ばれる古砂丘で境され、東には中生代白亜紀(今から約一億年前の海底火山)の宗像四峰連山が湯川山、弘大寺山、金山、城山の順に並んでいます。
湯川山と弘大寺山からの水が田を潤し、古い時代から山裾に形成された肥沃な粘土質の土壌が稲の栽培に適しています。
北部九州は日本の稲作のルーツです。弥生時代の大規模な環濠集落跡『吉野ヶ里遺跡』には、水稲栽培で栄えた集落が拡がっています。また同じ佐賀県には、日本最古の水稲耕作遺跡『名畑遺跡』(縄文時代晩期末)が知られています。宗像市田野はこの稲作のルーツ『名畑遺跡』から海沿いに約80kmほど東に位置します。宗像でもほぼ同じ時代に稲作が始まったのでしょう。

なんと言っても宗像といえば世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の「宗像大社辺津宮」ですが、「田野のおいしいお米」ほ場から車で数分の距離です。宗像大社本殿奥には博物館「神宝館」がひっそりと佇んでいます。しかしここには沖ノ島から出土した8万点に上る出土品が収蔵され一部が展示されています。
多数の国宝が展示されているのですが、それだけでも圧巻です。中でも精巧な細工の金の指輪は、これが古代の工芸品かと驚きを禁じ得ません。「神宝館」のWEBサイトで拡大表示された1500年も前に製作された指輪の美しさを実感することができます。ぜひお試しください。

宗像大社向かいには「海の道むなかた館」があり、むなかた地域の遺跡について詳しく展示されています。
「海の道むなかた館」は、テムザックのロボットが展示されています。これは近くにテムザック研究所が誘致されたからです。海の道むなかた館は、歴史的遺跡を中心にした展示体験施設として2014年に開館しました。

宗像市には2005年から「むなかた電子博物館」がオープンし、むなかた地域の自然・文化・歴史を総合的に調査・研究・展示しています。アグリツーリズムの田野を訪れる前に是非「むなかた電子博物館」で、むなかた地域のあらましをご理解下さると、一層旅が楽しめるかと思います。
むなかた電子博物館URL
https://munahaku.jp/

寄せられたお客様の声

寄せられたお客様の声

★元気つくし玄米、はじめて食べました。
コシがあって噛めば噛むほど甘味が感じられ、皆さんのレビューにあるように おかずなしでも そのままで美味しいです。炊き込みご飯より まずそのまま お塩と梅干し ネギて高野豆腐の味噌汁で 美味しくいただきました。これからもリピートします。ありがとうございます。MK様(愛知)
★玄米初心者です。にこまるをいただきました。とても美味しくて家族もびっくり!こんなに美味しい玄米にもっと早く出会えたら良かったのに。HS様(愛知)
★おいしい玄米を食べたいと思い、色々注文しましたが、一番美味しかったです。お弁当やおにぎりでも美味しく、皆このお米が良いと言っています 。TM様(大阪)
★雑味が全く無く、程よい甘味がたまらなく、おかず無しで1膳は完食…箸が止まりませんでした。KN様(神奈川)
★どんな硬さで炊いても美味しく、子供達もお米が大好きです。友人や親戚を招いた際。「おいしい」どこのお米と聞かれ、おすすめすることもしばしばです。もう市販のお米には戻れません。TN様(沖縄)
★比べるべくもなく、素晴らしい。見た目も味もすごいです。炊き上がった時の香り、艶からして全然違う。普段は実家のお米だけど。実家のお米も寒暖差のある山沿いの涌き水で作られているが、やっぱり違うよ。NK様(広島)
★お米大変おいしいです。 白米と玄米でいただきました。 何もおかずがいらないおいしさです。 食べ過ぎが心配になるお味です。 ファームガーデンすごいですね。TK様(茨城)
★本当に美味しかったです!艶々して粒立ちがよく、噛み締めると、米の甘さと旨みが口いっぱいに広がり、あぁ、これが本当の米の味なのだなぁとしみじみ実感いたしました。HT様(神奈川)
★お米、すっごく美味しいです! わたしの彼も、お米をあげた友達も大喜びでした。 真っ白のきらきらなお米に感動しました。YN様(福岡)
★お米大変美味しく頂いております。 ツヤツヤ ピカピカ モチモチ、しかも無農薬ということで 私だけでなく、沖縄の友人も大変ありがたくご馳走に なっております。TH様(東京)
★ふっくらと炊き上がったご飯の温かさに心が和みます。 その美味しさに元気がでます。自然の力と伝統農法の良さを活かしながら研究成果を加えての米作り。 お椀のご飯が福岡と東京を結んでいます。HT様(東京)
★お米を食べ始めて数年経ちます。高品質なのにお値段が手ごろなのもうれしい限りですが、自然が相手の仕事なのでご苦労も多いと拝察します。玄米菜食の私の強い味方、今後の農法の進化も楽しみです。YY様(沖縄)
★「夢つくし」は 炊きあがりがピカピカ美しく、 もちもちしておいしかったです。 おにぎりにしてもおいしかったです。 ここの所、ちょっとごはんを食べ過ぎています。 ちょっと匂いがあるほうが好きなので あまりとがずに炊いています。IR様(東京)
★伊津さんのお米、とっても美味しくて感激です!お塩をすこしかけて食べました。冷めても美味しいお米に益々感激。ルーマニアまでのご面倒な手続きを本当に有難うございます。KN様(ルーマニア)
★お米さん大好評です。美味しいお米さん待ってますね、楽しみです。 お米が届くのをこんな気持ちで待つなんて!美味しいからです。MF様(神奈川)
★甘過ぎず、また雑味が無くクリアーなお味で、歯応えもしっかりの夢つくしの特徴が良く現れていると感じました。百将屋様(東京)
★にこまるの特徴であるもっちり感と、上品な甘さがとても良い具合です。 雑味は控えめで、飽きのこないお味かなと感じました。百将屋様(東京)

経歴・沿革

1994年4月〜東海大学福岡短期大学教授
2011年3月定年退職
2012年〜水稲栽培を始める。
2015年〜リンゴガイによる除草剤を使わない水稲無農薬栽培を開始する。

メディア実績

2018年1月26日 KBC九州朝日放送「土曜もアサデス」定年退職後に宗像市で農業を始めた大学教授
2018年7月10日中西一清 朝どれラジオ
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