【濃厚派?さわやか派?】洋梨はラ・フランスだけじゃない!奥深い洋梨の世界へご招待

2023/09/28 更新

とろけるような食感と、豊かな香り。洋梨には和梨とは異なる魅力があることをご存じでしょうか?

甘みと香りが強いことが洋梨の特徴ですが、 その中でも濃厚な甘さタイプさわやかな甘さタイプ の2つに分けられます。

とにかく甘い果物が好きな方は「濃厚な甘さの洋梨」、スッキリとしたさわやかな甘さを楽しみたい方は「さわやかな甘さの洋梨」から選んでみてください。

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濃厚な甘さの洋梨

ル・レクチェ

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なんといっても圧倒的な甘さが魅力の「ル・レクチェ」。酸味は少なく濃厚な甘みと芳醇な香りが掛け合わさった味わいが魅力です。

病気に弱く、栽培難易度はとても高いため原産国フランスでもほとんど生産されていないそうです。「洋梨の貴婦人」とも称される味わいをぜひ体感してください!

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バラード

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「バラード」は、ご存じ「ラ・フランス」と、日本で最初に栽培されていた洋梨の「バートレット」を掛け合わせた山形県産の新品種

「ラ・フランス」の香り高さと、「バートレット」の果肉の滑らかさを良いとこどりした優等生です。

完熟すると見た目が黄色に変わるため、食べごろがわかりやすいのも魅力の一つです。

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さわやかな甘さの洋梨

ラ・フランス

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「ラ・フランス」は日本の洋梨の生産の半分以上を占める洋梨の王様です。

明治初期に日本に伝わりましたが、見た目の悪さと追熟の難しさから当初は授粉用として栽培されていました。

しかしその上品な芳香ととろけるような味わいが徐々に知れ渡り、今ではたくさんの生産者さんがこだわりを持って栽培しています。

軽やかさと味の余韻の残り方には、思わず唸ってしまいます。
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ほかにも多様な品種が♪

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この写真は「ラ・ネージュ」という品種。フランス語で「雪」という意味です。

洋梨は「ラ・フランス」などメジャーな品種以外にも、たくさんの品種が栽培されています。青森を代表する優美な味わいの「ゼネラルレクラーク」や、アメリカ生まれの大ぶりな実が特徴の「オーロラ」など。

「洋梨」とひとくくりにするのはもったいない!多様なおいしさを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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洋梨をおいしく食べるには?

洋梨は収穫後に追熟することで甘みと芳香が出てきます。

本当においしい洋梨を堪能するには、自宅に届いてから少し追熟することが必要な場合があります。

まだ硬いな?と感じたら常温で置いておきましょう。洋梨のヘタが萎れてきて、周りに軽いしわが寄ってくる状態が食べごろの目安です。

そうなったタイミングで冷蔵庫に入れて、早めに召し上がってください!

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