
【食べチョク 生産現場から #さくらんぼ】さくらんぼの今と未来を守るために。山形・ひらっち農園さんの声
近年の気候変動により、全国各地の農産物が大きな影響を受けています。中でも、特に天候の変化に左右されやすいのが、繊細な管理が求められる「さくらんぼ」です。
さくらんぼの名産地・山形県東根市で「佐藤錦」や「紅秀峰」など多彩な品種を育てる「ひらっち農園」の平澤さんに、近年の生産環境の変化、2025年の状況、そして今後の展望についてお話を伺いました。(取材時期:2025年6月)
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上がらない気温と飛ばないミツバチ
ーーー近年、さくらんぼ栽培が変化していると耳にします。どのような背景があるのでしょうか?
さくらんぼの栽培を取り巻く環境は、年々大きく変化しています。2025年の不作、特に「佐藤錦」が実らなかった原因のひとつは、4月中旬頃に開花してから4月下旬頃の満開となる時期に気温が低く、風が強かったことが考えられます。
さくらんぼの受粉にはミツバチの力を借りていますが、風が強かったり気温が低かったりすると活動しません。ミツバチが飛べなかったことのほか、花の雌しべが乾燥して受粉がうまくいかなかったことも重なりました。
加えて、近年は品種ごとの開花タイミングにもズレが出ています。「佐藤錦」は近くに別の品種の花粉(受粉樹)がないと実をつけないのですが、以前はちょうどよく咲いていた「紅秀峰」の開花が最近は早まりすぎてしまい、受粉のタイミングが合わなくなるケースが増えています。
さらに、開花直後に気温が急低下し霜が降りると花にダメージが出ることもあります。不安定な気候が続く中で、特に早咲きの「紅秀峰」などは大きな影響を受けており、2024年は例年の半分ほどしか収穫できませんでした。
生産量の減少で“超”高級フルーツになる可能性も
ーーー今後さくらんぼの価格が高騰する可能性はあると考えますか?
さくらんぼの価格は、今後さらに高騰する可能性が高いと考えています。その背景にあるのは、度重なる天候不良による不作と需要に対して供給が追いつかない現状です。
これまでも年によって価格の変動はありましたが、最近のように不作が続くと、安定した流通が難しくなり価格の上昇は避けられません。
さらに深刻なのは、生産者の高齢化です。
さくらんぼの栽培には、収穫だけでなくビニールハウスの設置など高所作業が必要になります。4〜5メートルの高さで行う作業は体力的にも精神的にも負担が大きく、年齢とともに継続が難しくなる生産者も多くいます。
このように、「天候不良」と「担い手不足」という二重の課題が重なれば、さくらんぼの生産量は今後さらに減少するおそれがあります。結果として、お客様の手に届く価格も今以上に高くなるのでは、と考えています。
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果物の未来を握る!?気候変動に沿った品種の選定
ーーー厳しい環境の中で、今後どのような対策や展望をお持ちですか?
来年に向けてまず「人工授粉の回数を増やすこと」を検討しています。今年もすでに取り組みましたが、さらなる精度向上を目指しています。
また、夏場の管理も非常に重要なポイントです。特に真夏の高温期には水やりを徹底し、木がしっかりと栄養を蓄えられるように手をかけることが、翌年の実りを左右します。「木が元気であること」が、不作や天候不良に負けない基本だと思うのです。
今後は繊細な佐藤錦の割合を減らして、受粉の強さと日持ちの良さから紅秀峰を増やす計画ではあります。
2024年の猛暑では高温障害によりさくらんぼは大きな打撃を受け、佐藤錦の多くは廃棄せざるを得ませんでした。
そうした経験から、比較的日持ちの良い紅秀峰を軸にしながら、栽培品種のバランスを見直していこうと考えています。
ーーーさくらんぼ以外にも桃やりんご、柿、ラ・フランスも栽培されていますが、これらの品目の今年の状況や見通しはいかがですか?
桃については、例年並みか品種によっては少なくなる可能性があると思います。
ただ、今後の気象状況次第では品質や収穫できる量が変わる可能性があるので、見通しが難しい果物の1つです。
りんごは今のところ順調に育っています。
一大産地である青森県では、冬の大雪の影響でりんごの木が折れたりして大きな被害が出ていると聞きました。日本のりんご全体の収穫量としては少なくなる可能性があるかもしれません。
厳しい自然の中で、変わらぬ情熱を胸に
近年、農業を取り巻く環境はますます厳しさを増しています。気候変動の影響は予測が難しいのと同時に、生産者の高齢化も進行中です。
そんな中でも、ひらっち農園さんのように、新たな対策を取り入れたり、作付けのバランスを見直したりしながら、未来に向けて努力を重ねている生産者さんがいます。
今後、果物の価格がますます高騰し手に入りにくくなることがあるかもしれません。それは、こうした生産現場の困難が背景にあるのです。
私たち消費者が「買って、食べる」という行動は、生産者さんの生活を支えることに直結します。それは同時に、地域の美しい自然や、食の未来を守る力にもなるのではないでしょうか。
私たちにできること
こうした生産現場の実情を受けて食べチョクでは、ユーザーのみなさんにさくらんぼを「買って応援」していただけるよう、先着100名様に、販売中のさくらんぼ(青果)の対象商品に使えるクーポンをご用意しました。
クーポン準備数
- 先着100名様
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クーポン額
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一つひとつのさくらんぼに詰まったドラマを感じながら、今年の旬を楽しんでみてください。
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